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NYダウが$45000を突破、BTCも$10万に!世界経済の最新トレンドを解説
世界経済が踊り出すような動きを見せた12月第1週、NYダウが史上初の$45000を突破し、ビットコイン(BTC)が$100,000の大台に乗りました。
本記事では、この動画で解説された重要な経済ニュースや背景にある要因を詳しく紹介します。
ポチップ
1. 悪い経済データが市場を押し上げる「Bad News is Good News」現象
11月に発表された米経済データでは以下のような結果が見られました:
- ISM非製造業PMI
予想:55.5
結果:52.1(景気拡大と後退の分かれ目である50は上回るが、低下) - ADP非農業部門雇用者数
予想:166,000人増
結果:146,000人増(前月も180,000人増から大幅下方修正)
これらの「予想より悪い」データにより、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待が高まり、金利低下が株価を支える要因となりました。CME FedWatchでは、以下の利下げ確率が示されています:
- 12月に利下げの確率:73%
- 2024年3月末までに追加利下げの確率:58.3%
低金利環境では株価が上昇するため、これが市場の追い風となりました。
2. NYダウ、S&P 500、NASDAQが揃って最高値更新
主要株価指数が揃って上昇:
- NYダウ:$45,000を突破
- S&P 500:0.99%上昇で6,800超
- NASDAQ:2.7%上昇で19,735
この動きは、悪い経済データが「利下げ期待」というポジティブな材料として捉えられた結果とされています。
3. 韓国での混乱:非常事態宣言とその解除
今週、韓国ではユソニル大統領による突然の非常事態宣言(会元令)が話題に。会元令は以下のような強権的な措置を可能にします:
- 行政や司法を軍隊の管理下に移行
- 言論や集会の自由を制限
しかし、この会元令はわずか2時間半後に解除され、混乱は収束しました。
この短期間の混乱が韓国経済全体に与える影響は限定的と見られていますが、韓国株ETF「EWI」は急落し、韓国株式市場では弱気相場が続くと予想されています。
4. ビットコインが$100,000を突破!背景にある要因とは?
ビットコイン価格はついに**$100,000**を突破。以下の要因が挙げられます:
- 米政府の財政健全性への懸念
米国の政府債務は2024年9月末時点で$35兆4,640億に達し、過去10年で約2倍に増加。財政不安がビットコインなどの代替資産への需要を後押ししています。 - トランプ次期政権の仮想通貨政策
トランプ次期大統領は仮想通貨推進派として知られるポール・アトキンス氏をSEC委員長に指名。これにより仮想通貨市場への期待感が高まりました。 - 暗号資産普及への期待
トランプ政権の閣僚の多くが暗号資産を大量に保有していることから、暗号資産市場がさらに拡大するとの見方が強まっています。
過去のビットコインの動きでは、「半減期翌年の年末」にピークを迎える傾向があります。2025年末がそのタイミングにあたるため、来年以降も仮想通貨市場への注目が続くでしょう。
5. 投資家へのメッセージ
今後も投資家は次の点に注目する必要があります:
- 株式市場:12月のアノマリー(季節的傾向)により、年末にかけて株高が続く可能性が高い。NASDAQが20,000を突破するとの期待もあります。
- 仮想通貨市場:2025年末まではビットコインを中心に強気相場が続くと予想されますが、永遠に上昇するわけではない点に留意が必要です。
ポチップ
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