信託報酬が20%超安い!FANG+にETFが誕生!投資信託のFANG+とどちらを選ぶべき?

2025年1月10日、FANG+(ファングプラス)のETF版が東京証券取引所に上場しました。

このETF版は、信託報酬が従来の投資信託版より20%以上安く、投資家にとって新たな選択肢となっています。

本記事では、FANG+の魅力を徹底解説するとともに、投資信託版とETF版の違いについて詳しく比較します。初心者にも分かりやすく、具体的な数値や実例を交えて解説しますので、ぜひ最後までお読みください。


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目次

1. FANG+の魅力とは?

まず、FANG+とは何かについて簡単におさらいします。FANG+は、世界を牽引するビッグテック企業10社に集中投資する指数で、その高いリターンで注目を集めています。

FANG+の構成企業

FANG+は「Facebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Google」の頭文字を由来とし、これに加えて6社を組み入れた計10社で構成されています。2025年1月10日時点での構成比率は次のとおりです:

  • NVIDIA(10.8%)
  • クラウドストライク(10.1%)
  • Meta(9.6%)
  • ブロードコム(9.6%)
  • 他6社もほぼ均等配分(約9~10%)

リターンの高さ

FANG+は、過去5年間で圧倒的なリターンを記録しています:

  • 直近1年:+56%
  • 直近3年:年平均35%
  • 直近5年:年平均43%


これに対し、S&P500は同期間で84%、NASDAQ100は145%とやや劣勢です。さらに、FANG+10社だけでアメリカ株式市場の時価総額の25%を占めており、日本市場(約9兆円)の規模をも凌駕しています。

2. ETF版の特徴と投資信託版との違い

FANG+のETF版(証券コード:316A)は、2025年1月10日に東京証券取引所に上場しました。主な特徴と投資信託版との違いを整理します。

信託報酬の違い

  • 投資信託版:0.75%
  • ETF版:0.65%(20%以上安い)

信託報酬の差が生むコスト差は非常に大きく、例えば毎月5万円を30年間積み立てた場合、以下のような結果になります:

  • 投資信託版:評価額2億667万円、支払うコストは約3805万円
  • ETF版:評価額2億1億667万円、支払うコストは約3026万円
    約500万円の差が生じます。

取引の違い

  • 投資信託版は、基準価格で取引され、1日1回更新されます。
  • 一方、ETF版はリアルタイム取引が可能で、個別株と同様に取引時間中の価格で売買できます。これにより、狙った価格での取引が可能です。

投資金額の柔軟性

  • 投資信託版は、100円から1円単位で購入可能。初心者でも少額から始められます。
  • ETF版は、1口単位での取引となり、2025年1月時点では1口約2000円。少額投資を希望する人にはハードルがやや高いです。

NISA対応

  • 投資信託版:成長投資枠、積立投資枠の両方で利用可能。
  • ETF版:成長投資枠のみ対応。

3. リスクとリターン:どちらを選ぶべきか?

FANG+は圧倒的なリターンを誇る一方で、リスクも高めです。過去の例を見てみましょう:

  • コロナショック時の下落率
    • S&P500:最大下落率25%
    • FANG+:最大下落率48%
      一時的に評価額が半減しても売らずに保有を続ける覚悟が必要です。

向いている人

  • 投資信託版:
    • 少額からコツコツ積み立てをしたい人
    • 長期保有でNISAを活用したい人
  • ETF版:
    • 信託報酬を最重視する人
    • 狙った価格でリアルタイム取引をしたい人

4. FANG+の歴史的背景と将来性

FANG+の指数は、アメリカのニューヨーク証券取引所を運営するICE(インターコンチネンタル取引所)が算出しています。その構成企業は、テクノロジー分野の覇者として10年以上にわたり市場を牽引してきました。

  • ビッグテック7社の成長
    過去10年間、S&P500のリターンの大半はFANG+企業が牽引しており、その他の企業が2~3倍の成長にとどまる中、FANG+は10倍以上の成長を記録しています。
  • 2025年の変化
    最近では、TeslaやSnowflakeが除外され、クラウドストライクが新たに組み入れられました。選定基準は「売上高成長率」や「総合ランキング」に基づきます。これは、FANG+が常に成長力の高い企業を選び抜く仕組みを維持している証です。

5. 結論:FANG+ ETF版は新たな選択肢

FANG+は高いリターンを誇る一方で、リスクも伴う投資対象です。ETF版の登場により、コストを抑えたリアルタイム取引が可能になりました。一方で、少額投資や積立を重視する人には投資信託版が適しているでしょう。

どちらを選ぶべきかは、自分の投資スタイルやリスク許容度に合わせて判断してください。リターンの高さだけでなく、コストやリスクも考慮した上で、賢明な投資を行いましょう。

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