※この記事は「NTT意地増配と自社株買いも一時急落!買いなのか⁉」というYouTube動画をもとに作成しています。
目次
結論:配当利回りと還元姿勢から見れば「買い」候補だが、業績不安と株価の上下に注意
NTTが2024年度の決算を発表し、15期連続となる増配と2000億円規模の自社株買いを打ち出しました。
一方で、足元の業績悪化が影響し、決算直後には株価が一時急落する場面も見られました。果たしてNTTは「買い」なのでしょうか?以下、データと解説で詳しくみていきましょう。
今回の決算内容の要点
1. 増配発表
- 配当:1株あたり0.1円増配(年間5.3円予定)
- これで15期連続増配となる予定。
2. 自社株買い
- 規模:2000億円(かなり大きい)
- 株主還元を重視した姿勢が鮮明
3. 株価の動き
- 発表直後:一時151円まで急落
- その後、やや戻すも完全回復には至らず
なぜ株価は下落したのか?
業績に対する市場の評価が厳しかったことが背景にあります。
売上と利益の状況
- 売上は前年比増加
- しかし利益は前年を下回る
- 特に地域通信事業(携帯など)とICT事業が足を引っ張る結果に
セグメント別の状況
セグメント | 状況 |
---|---|
地域通信(携帯など) | 利益減(価格競争・割引施策の影響) |
総合ICT事業 | 利益減(投資先行・競争激化) |
グローバルソリューション | 成長中(データセンター・AI・コンサル領域) |
特に注目すべきは、グローバル事業が好調である点です。NTTデータの再編などにより、将来的には収益柱になる可能性があります。
NTT株は買いなのか?3つの注目ポイント
1. 高い配当利回り
- 現在の株価ベースで約3.5〜3.6%
- 連続増配で配当の安定性が高い
2. 個人投資家の支持
- 株式分割により100株で約1.5万円から購入可能に
- 株主優待制度(Dポイント最大3000円)あり
- 保有者が増加 → 株価安定の期待大
3. 業種としての将来性
- AI、クラウド、DX(デジタル変革)分野への展開
- 日本の「GAFA」的存在への期待
投資戦略:どの価格帯で買うべき?
筆者(動画投稿者)は、配当利回り3.6%を目安に購入することを提案しています。
利回り | 想定株価 |
---|---|
3.5% | 約151円 |
3.6% | 約147円(推奨ライン) |
これより下がった場合は積極的に買い増し(ナンピン)していくという戦略も紹介されています。
筆者の保有状況と考え
- NTT株は5000株以上を保有中
- 新NISAでも積極購入
- 長期的に「買い」と考え、1万株超えも視野にナンピン継続中
株主優待の内容と注意点
保有期間 | 優待内容(Dポイント) |
---|---|
2年継続 | 1500円分 |
5年継続 | 3000円分(※1度限り) |
注意点:優待は1回受け取ると終了。再度受け取るには、株主番号のリセットが必要(一度売却して買い直す必要あり)
他の注目銘柄も紹介(要点のみ)
エクシオグループ(通信工事)
- リーマリ:3.8%
- 業績良好、連続増配傾向
朝日(機械・化学系)
- 今期12%増益・配当増
- 配当利回り:約4%
ルネサンス(スポーツジム)
- 優待:ジム利用券年間4枚(価値4000円相当)
- 総合利回り:約5%以上
出品(家電・高級雑貨)
- 優待:2年継続で2万円相当の買物券
- 配当増・最高益更新中
まとめ:NTTは「買い」か?
評価項目 | 状況 |
---|---|
配当利回り | 魅力的(3.5〜3.6%) |
増配・自社株買い | 積極的 |
業績 | 減益傾向(改善の兆しあり) |
優待 | 長期保有に魅力あり |
株価水準 | 買いやすく分散投資もしやすい |
結論としては、長期投資・高配当目的なら「買い」検討価値ありです。ただし、短期的には業績の下振れや株価変動のリスクもあるため、分散やナンピンを活用する戦略が有効といえるでしょう。
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