この動画「【再放送】あなたに最適な投資手法の見つけ方 分散投資と集中投資どちらの投資法が良いか?」の内容を、初心者向けに分かりやすく、できるだけ多くの具体例や数字を使って、丁寧にブログ記事としてまとめました。
結論から言うと「目的に合った投資手法を選ぶこと」がすべて
今回の動画の結論はとてもシンプルで、「投資方法は人それぞれ。大切なのは“自分の投資目的”に合っているかどうか」ということです。
つまり、「お金持ちだから分散投資」「庶民だから集中投資」ではなく、「何のために投資をするのか」という目的に応じて最適な方法を選ぶ必要があるということです。
分散投資とは?:リスクを減らしながら資産を守る戦略
✅ 例:年金を運用するGPIFも実践
日本の公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、約260兆円という膨大な資産を、
- 国内株式 25%
- 外国株式 25%
- 国内債券 25%
- 外国債券 25%
という形で徹底的に分散投資しています。
この分散投資の効果は、ノーベル経済学賞を受賞した現代ポートフォリオ理論でも数学的に証明されていて、リスクを抑えながら安定的に資産を増やす方法として有効です。
でも、分散投資は「短期間で大きく儲けること」は難しい
たとえば、毎月5万円を積み立て、年利3%で30年間運用した場合:
- 元本:1800万円(5万円 × 12ヶ月 × 30年)
- 資産総額:約2900万円
- 利益:約1100万円(税引前)
同じ条件で年利5%なら約4160万円、7%なら約6100万円になります。
これらの数字を見ると、確かに安定的に資産は増えますが、数年で何倍にも資産を増やしたい人には物足りない結果かもしれません。
集中投資とは?:リスクを取って短期間で大きく増やす戦略
集中投資は、少ない銘柄や資産に一気に資金を投じる投資法です。
- 短期間で資産を大きく増やしたい人
- 元本が少なく、年利3%では目標に届かない人
には合理的な選択肢になります。
ただし当然、失敗したときの損失も大きいため、慎重な分析と覚悟が求められます。
どちらを選ぶべきか?判断基準はこの3つ!
動画では以下の3ステップで自分に合った投資手法を見つけるべきだと述べています:
① 欲しい金額をイメージする
- 例:老後資金3000万円が必要?副収入として月5万円稼ぎたい?
② 種銭(投資元本)と運用期間をイメージする
- 今いくら投資に回せるのか?
- それを何年運用できるか?
③ その条件に合う投資手法を選ぶ
- 安定的に増やしたい → 分散投資
- 一気に増やしたい → 集中投資(ただしリスクは高い)
重要なのは「他人の意見に振り回されない」こと
- 「初心者だから分散投資」
- 「プロだから短期売買」
- 「庶民だから集中投資」
こうした“属性”による判断ではなく、「自分の人生で何を実現したいのか」という目的から逆算して投資手法を選ぶことが最重要です。
まとめ:目的なき投資は、山に行くのに水着で行くようなもの
動画の中では、こんな印象的なたとえが紹介されています。
「冬の山に登るのに夏の海の格好で行くようなもの。目的に合わない投資手法では、どれだけ頑張ってもゴールにたどり着けない。」
投資はあくまで手段です。最初に「なぜ投資するのか?何のためにお金を増やしたいのか?」という問いに真剣に向き合うことが、失敗しない第一歩です。
実例:分散投資 vs 集中投資のリターン比較
投資条件 | 年利3% | 年利5% | 年利7% |
---|---|---|---|
30年間・月5万円積立 | 約2900万円 | 約4160万円 | 約6100万円 |
利益(税引前) | 約1100万円 | 約2360万円 | 約4300万円 |
月あたりの収益換算 | 約3万円 | 約6.6万円 | 約12万円 |
最後に:投資はスピリチュアル?!
動画の最後で、「投資目的を考えるのはスピリチュアルな行為だ」と表現されていました。
- 自分はなぜお金を増やしたいのか?
- お金を増やして、何をしたいのか?
- そもそも、投資以外にやるべきことはないのか?
こうした内面と向き合うことで、本当に意味のある投資判断ができるようになります。
オススメのアクション
- 投資目的を紙に書き出してみる
- 自分に合う年利(目標リターン)を具体的に計算してみる
- リベ大ブログや書籍で、分散・集中両方の投資手法を勉強してみる
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