※本記事は、YouTube動画「6月権利確定!夏枯れ前に狙う厳選高配当10銘柄」の内容を基に作成しています。
結論:マイナーでも「非減配」×「高配当」は注目の的
6月は意外と高配当銘柄が多く、特に減配していない企業や、自己資本比率が高く財務健全な銘柄が目立ちます。これから7〜8月にかけて株価が動きにくくなる「夏枯れ相場」に入る前に、6月権利取りで配当+株主優待を確保できる銘柄を仕込んでおくことが、インカムゲイン投資として非常に有効です。
今回紹介された10銘柄は、有名どころよりもマイナーながら、高配当でありながら安定感のある“掘り出し物”。その中でも配当利回り4%以上が中心で、長期保有を前提とすれば魅力的なインカム銘柄ばかりです。
目次
1. 日本カーボン(証券コード5302)
- 配当利回り:約5.0%
- 業種:工業用炭素製品の大手
- 特徴:配当未減、自己資本比率が高い。通期目標EPS200円、配当は100円で半分を6月に支給。
- 懸念:Q1のEPSがやや低く、業績の回復ペースは鈍め。
2. 東亜合成(瞬間接着剤アロンアルファ)
- 配当利回り:約4.6%
- 業種:化学(接着剤)
- 特徴:累進配当方針。自己資本比率78%。株価も割安水準。
- 懸念:直近業績は落ち気味だが、財務は健全。
3. エプコ
- 配当利回り:約4.4%
- 業種:住宅の給排水設計・コンサル
- 特徴:業績安定・自己資本比率80%。株主優待あり。
- 懸念:EPSはやや低く、さらなる増益が必要。
4. アイホールディングス
- 配当利回り:約4.3%
- 業種:防犯カメラ・カード発行機等
- 特徴:業績好調、配当性向低め。自己資本比率高水準。
- 魅力:成長を伴う安定配当株として注目。
5. オープンアップグループ
- 配当利回り:約4.3%
- 業種:製造業向け技術者派遣
- 特徴:10年以上連続増配。業績堅調。自己資本比率66%。
- 懸念:株価は調整局面だが長期では買い場。
6. 静岡ガス
- 配当利回り:約3.8%
- 業種:地方インフラ(ガス)
- 特徴:インフラ事業で安定性高。1000円前後で手が出しやすい。株主優待(プレミアム優待クラブ)あり。
- 魅力:非減配+地域密着型インフラでリスク低め。
7. ソコー(底)
- 配当利回り:約4.8%
- 業種:イベント・広告関連
- 特徴:単価安めで購入しやすく、財務健全(自己資本比率73%)。
- 懸念:業績は一時的に落ち込みあり。
8. 地主(旧:日本商業開発)
- 配当利回り:約4.7%
- 業種:不動産(定期借地権)
- 特徴:株主優待廃止後も高配当維持。配当性向は低め。
- 懸念:業績にブレがあるため進捗確認が重要。
9. 日輪(証券コード5184)
- 配当利回り:約5.0%
- 業種:自動車部品
- 特徴:1000円のクオカード優待あり(3年で3000円)。EPS120円前後と配当余力あり。
- 魅力:自動車関連として割安感あり。株価は調整中。
10. ローランド
- 配当利回り:約5.1%
- 業種:電子ピアノ・音楽機器
- 特徴:音楽愛好家にはお馴染みのブランド。株価は下落後、割安圏。EPS回復中。
- 魅力:高配当で知名度も高いが、やや業績ブレあり。
投資家向けポイントまとめ
観点 | 評価ポイント |
---|---|
配当利回り | 全体平均4.5%以上、高水準で安定 |
業績 | 非減配・累進配当、今期も増配が目立つ |
財務安定性 | 自己資本比率60~80%以上が大半 |
購入しやすさ | 単価が安めの銘柄も多く、初心者向けにも◎ |
優待 | 一部企業ではクオカードやプレミアム優待クラブあり |
まとめ:高配当+非減配こそ、今狙うべき銘柄
6月は権利確定月の中でも高配当銘柄が多く存在し、しかも非減配、累進配当の企業が多数。全体相場が弱含む「夏枯れ相場」に備えて、こうしたインカム+安定を兼ね備えた銘柄を先回りで仕込んでおくことが、資産形成における王道戦略といえるでしょう。
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