※本記事はYouTube動画「インド株の黄金時代が始まります。」を基に内容をわかりやすく解説しています。
結論:インド株は今後10年で最も注目すべき投資先の一つ
今、世界中の投資家から注目を集めているのが「インド株」です。IMF(国際通貨基金)やインド中央銀行(RBI)も、インドの経済成長が今後も続くことを示唆しており、インド株はまさに“黄金時代”に突入しています。
2025年から2026年にかけて、インドは世界で最も速いペースで経済成長を遂げる国になる見通しです。人口増加・中間層の台頭・製造業の発展など、成長要因が数多く存在し、株式市場にもその勢いが反映されています。
1. インド経済の成長率と株式市場の関係
名目成長率は10%以上
インドの実質GDP成長率と目標インフレ率(4%)を合計した名目成長率は10%超。これは企業の利益成長(EPS)とも直結し、株価の上昇要因になります。
現在のインド株のPER(株価収益率)は約21倍とされており、名目成長率が10%続けば、数年後には割高感も解消されると予測されます。
2. 人口ボーナスと中間層の拡大
2023年に中国を抜き世界最大の人口国へ
インドは2023年に人口14億人を突破し、中国を超えました。今後も2050年~2060年まで人口は増加し続けるとされ、若くて労働力豊富な構成が続きます。
また都市化の進展により中間層も拡大。2000年に貧困層が半数以上だった状況から、2020年代には中間層が主要層となり、国内投資家の力も強化されました。
3. インド株の過去の実績と将来性
中国や日本の過去と重なる成長パターン
- 中国が現在のインドと同じ1人当たりGDP(約2,700ドル)だったのは2005年。そこから株価は1年半で5倍に上昇。
- 日本は1970年に同水準のGDPに達し、その後20年間で株価は10倍になりました。
このように、「1人当たりGDPが上昇する国の株式市場は急成長する」という歴史的傾向が、インドにも当てはまると考えられます。
4. 国内投資家とパッシブ買いの影響
インドには毎月900円から積立投資が可能な制度があり、投資口座の開設数は右肩上がりです。海外投資家が売り越しても、国内投資家が支える構造が整いつつあります。
また、MSCIなどの新興国指数に占めるインドの比率が高まっているため、インデックスファンドからのパッシブ買いも追い風となります。
5. 金融政策と株価バリュエーションの関係
2025年に入り、インドのCPI(消費者物価指数)が4%を下回るなど、インフレ抑制に成功。インド中央銀行は2会合連続で利下げを実施し、金融政策も「中立」から「緩和」にシフトしました。
利下げは借入コストの低下→企業収益の改善→株価上昇につながるため、インド株には再評価のチャンスが生まれつつあります。
6. インド株投資の注意点:税金と信託報酬
インド株には売却時にキャピタルゲイン税がかかります。
- 12ヶ月未満の保有と12ヶ月以上で税率が異なる。
- 信託報酬以外にも年率約1.74%程度の税コストが発生。
このため、多くのインド株ファンドはベンチマーク(Nifty50やSENSEX)をアンダーパフォームしやすくなっています。
7. おすすめの投資方法:インデックスファンド中心に
インド株投資で最も手堅いのは、インデックスファンドを活用すること。
- 投資信託なら「ニフティ50」「SENSEX」のいずれかに連動するものが主流。
- 長期リターンに差はあまりなく、信託報酬の安さで選ぶのが正解。
動画では、実際に筆者が購入しているファンドも紹介されています。
まとめ:インド株の“今”は、20年前の中国・日本と同じ位置にある
- 人口増加・中間層の台頭・製造業の拡大・金融緩和という、成長要因が複数重なる
- 一人当たりGDPの水準が過去の成長国と同じであり、株価上昇のステージに入っている可能性が高い
- 投資初心者にも始めやすいファンドが整備されており、長期積立との相性も良好
2025年現在、インド株は成長の初動にある貴重な投資先です。「今がベストな買い時」と言える根拠が、豊富なデータと歴史的傾向から導き出されていることが、今回の動画からよくわかります。
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