※本記事は、YouTube動画「【32兆円の巨大市場】「磨けた気がする歯磨き粉は売れる」歯科業界の嘘にホリエモンが斬り込む」をもとに構成しています。
目次
結論:本当に「磨ける」歯ブラシが主流になる日は来るのか?巨大な32兆円の歯科市場に新風を吹き込む挑戦
今回紹介されたのは、歯科業界の常識を覆す3つのユニークなビジネスモデルです。
- サブスク歯ブラシ×歯科提携で虫歯ゼロを目指す「奇跡の歯ブラシ」
- DNAを使った“推し活”アクセサリー「PIIXEL」
- LINEで完結するAI面接官「NEXTHR」
特に注目を集めたのが、年間120億円規模の売上を誇る「奇跡の歯ブラシ」とその背後にある歯科業界の“嘘”にホリエモンが切り込む場面でした。
1. 32兆円の歯科市場に挑む「奇跡の歯ブラシ」サブスク
登場したのは株式会社西尾の西尾秀俊氏。彼が提案するのは「歯を磨けば磨くほどお得になる」サブスク型のホームケア+定期通院支援の歯科サービス。
背景:日本人の歯の健康は世界水準から大きく遅れている
- 日本人の80歳時点での残存歯は平均8本
- 一方、スウェーデンでは25本以上
- つまり「日本人の多くは歯を守れていない」
この問題に対して、「そもそも磨けていない」ことが原因だと西尾氏は指摘します。
解決策:誰でも正しく磨ける「奇跡の歯ブラシ」
- 1ヶ月に150万本売れる人気商品
- 営業一切なしで約3000件の歯科医院が導入
- 患者が「急に歯が綺麗になった」ことから導入が広がった
電動版サブスクの仕組み
- 電動歯ブラシ+電動フロス+写真による磨き残しチェック
- 磨いた写真をアップロード → 磨けてる率に応じてポイント還元
- ポイントは歯科医院でホワイトニング等に使用可能
- 既に1300医院が定期通院サブスク(クリーニング保障型)を導入
市場規模と可能性
- 日本の歯科市場は32兆円
- 現在の受診率はわずか5.4%
- つまり膨大な未開拓層が存在
ホリエモンも「マーケティングが足りない」「もっと営業すればいい」と厳しく指摘。しかし西尾氏は「製造ラインの増設が間に合っていない」と回答。歯ブラシ製造の特殊性もあり、拡大には時間が必要とのことでした。
2. 推しのDNAをジュエリーに?「PIIXEL」が描くバイオとアートの融合
株式会社PIIXELの川又氏が提案したのは、「推し活×DNA」。
サービス内容
- DNAや細胞を採取(口腔内、毛髪など)
- 抽出・増幅してジュエリーや香水に封入
- 実際にアイドルのDNA入りアクセサリーは即完売(4万4000円)
差別化ポイント
- 細胞をそのまま加工する“バイオアート”としての位置づけ
- 植物細胞などを活用したバイオミート作品も制作
バイオの世界観とアート・グッズを組み合わせるという先進的な取り組みに、スタジオからも驚きの声が上がっていました。
3. 採用のミスマッチを減らすAI面接官「NEXTHR」
元警察官で起業家の森氏が開発したのは、LINEで完結するAI面接官サービス。
サービスの流れ
- LINEで面接スタート
- 回答に応じてAIが自動で評価(A〜E判定)
- スキルやキャリア適性なども診断
- 人事担当は高評価者にのみ本面接を設定
効果
- 採用コスト最大70%削減
- 採用単価20〜30%削減
ただし、ホリエモンからは「他社との差別化は?」「データがなければミスマッチは防げない」と辛口の指摘も。今後の改善とデータ蓄積が勝負の鍵になりそうです。
まとめ:常識を疑い、本質を突くビジネスこそが売れる時代
今回紹介された3つのビジネスには共通する思想があります。それは「今ある当たり前を疑い、ユーザーの本質的な課題に向き合うこと」です。
- 磨いた“気がする”歯磨きではなく、本当に磨ける歯ブラシ
- アイドルやペットのDNAを、永続的な繋がりとして持ち歩けるジュエリー
- 面接の“時間浪費”をなくし、人事の質を高めるAIツール
ホリエモンが「歯磨き粉を売るための歯ブラシが多すぎる」「歯科業界は歯を守る方向に向いていない」と鋭く指摘したように、業界の常識を打ち破る起業家たちの挑戦に今後も注目です。
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