※本記事はYouTube動画「2025年後半の投資戦略」の内容を基に、投資初心者にも分かりやすく解説したものです。
結論:今は「積立のチャンス」。米国株の停滞はむしろ資産形成の追い風
2025年に入り、米国株の成績に伸び悩む人が多く、「本当にこのまま投資を続けて大丈夫か」と不安を感じる方も増えています。しかし、長期の資産形成という観点では、今のような停滞期こそ積立投資の大きなチャンスです。
なぜなら、株価が安い時期にコツコツ買い増ししておけば、後に訪れる上昇相場で大きなリターンを得られるからです。焦らずに、今は「株数」を積み増すフェーズと割り切り、長期視点での戦略を練りましょう。
米国株の「停滞と上昇」は歴史が証明している
S&P500の過去の動きを見ても、「10~20年の停滞期」と「10~20年の上昇期」が交互にやってくる傾向があります。
期間 | 状況 | 特徴 |
---|---|---|
2000年~2013年 | 停滞期 | 株価が伸び悩み横ばい傾向 |
2013年~2025年(現時点) | 上昇期 | 大幅な株価上昇 |
今後(予想) | 停滞期? | 過去の傾向から停滞に入る可能性も高い |
つまり、今後10年は停滞が来てもおかしくないという前提で構えておくことが、精神的にも重要です。仮にそうなった場合でも、積立投資を継続していれば「低価格で多くの株数を保有」でき、次の上昇局面で爆発的な資産増加を狙えます。
ブームは繰り返すが短命:米国外株投資の注意点
今、米国外の新興市場やテーマ投資が注目されています。たとえば、過去の投資ブームを振り返ると次のような傾向がありました。
時期 | ブーム対象 |
---|---|
1970年代 | 金 |
1980年代 | 日本株 |
2000年代 | 新興国株 |
2020年代? | 米国外株(インド・ドイツなど) |
しかし、これらのブームは4年~10年程度と意外と短いのが現実。
そのため、積立投資で乗るにはリスクが高いという見方もできます。ブーム終了後は長期的な低迷を迎える可能性もあり、一括投資できる人向けの戦略といえるでしょう。
積立向きの投資先:インド株とドイツ株
そんな中でも、ナスび氏が注目しているのはインド株とドイツ株です。
- インド株:急速な経済成長が進み、若年層の人口も多く、長期的なリターンが非常に高い(年8%以上)。
- ドイツ株:先進国の中でも財政出動による成長が期待でき、安定した中にも上昇の余地がある。
ただし、信託報酬などの手数料が高いのが難点。そのため、基本的にはS&P500や全世界株を中心にしつつ、サテライトとしてインドやドイツを組み込む形が現実的です。
コア・サテライト戦略でリスクをコントロール
ナスび氏が提案するのは「コア・サテライト戦略」です。
- コア:安定的な資産形成を担う(例:S&P500、全世界株)
- サテライト:高リスク・高リターンを狙う(例:インド株、ドイツ株、ビットコイン)
目安としては以下の通り。
投資スタイル | コア比率 | サテライト比率 |
---|---|---|
安定運用派 | 100% | 0% |
一般的な投資家 | 80% | 20% |
高リスクを取れる人 | 60% | 40% |
予想ではインド株が有望?でも油断は禁物
最後にナスび氏の個人的な予想として、この5~10年ではインド株のリターンが一番高くなる可能性があると語っています。
ただし、「予想に過度に頼ってはいけない」という前提付きです。どこが一番上がるかは、あくまで結果論でしかないため、分散投資を心がけるのが王道です。
まとめ:今は忍耐のとき、資産形成は「低迷期」に仕込むのが鉄則
- 米国株は停滞と上昇を繰り返す性質がある
- 停滞時に積立を続けた人こそ、将来大きなリターンを得られる
- インド株・ドイツ株も長期的に有望だが、リスク管理を忘れずに
- コアサテライト戦略でリスクを抑え、資産を守りながら増やす
2025年後半に向けては「投資をやめない覚悟」と「分散戦略」がキーワードになります。今は「株価が伸びないから不安」ではなく、「安く仕込めるチャンス」と捉えて、淡々と積み立てを続けていきましょう。
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