初心者が最初に買うべき米国ETF5選|SPLG・999M・GLDM・BND・VIGを徹底解説

※この記事は「【米国株投資】運用額ランキングでETFを選ぶのは大間違い|まず初心者が買うべきETF5選を解説(2025年6月26日公開)」というYouTube動画の内容を基に構成しています。

目次

結論:初心者は「運用額ランキング」ではなく、資産クラスと目的に合ったETFを選ぼう

ETFを選ぶ際、運用残高ランキングに惑わされてはいけません。大切なのは自分の投資目的に合った資産クラスに分散投資することです。

動画では、「コア投資」を軸とした長期・安定運用に適した5つのETFが紹介されています。


コア投資とは?

コア投資とは、安定的な資産形成を目的とした投資手法です。短期売買やテーマ投資(サテライト投資)とは異なり、値動きの異なる資産を長期的に保有することを基本とします。

そのため以下のような資産クラスをバランスよく組み合わせるのがポイントです。

  • 米国株式(成長+分散)
  • 米国債券(安定・守り)
  • 金(インフレヘッジ・安全資産)

初心者におすすめのETF 5選

1. 【SPLG】S&P500に連動する超低コストETF

  • 概要:米国の代表的な500銘柄に分散投資できる
  • 分配利回り:約1.29%
  • 年間経費率:0.02%(ETF界で最安水準)
  • 株価:約71ドル(約1万円で購入可能)

SPLGはVOOやSPYと同じくS&P500に連動しますが、経費が最安・1株の価格が低いのが最大の特徴。少額からスタートでき、長期保有に最適です。

他のS&P500連動ETFとの比較(経費率)

銘柄経費率
SPLG0.02%
VOO0.03%
SPY0.09%

2. 【999M】NASDAQ100連動ETF(低コスト・定期買付向け)

  • 概要:ハイテク中心のNASDAQ100に連動
  • 分配利回り:0.58%
  • 年間経費率:0.15%
  • 株価:約222ドル(3万円台で購入可能)

QQQではなく999Mを選ぶ理由は、低コスト&少額購入のしやすさです。QQQの株価が7万円を超えるのに対し、999Mは3万円台。これにより、定期買付や分配金の再投資がしやすくなります


3. 【GLDM】金価格に連動するETF

  • 概要:金現物に連動。インフレ・有事の備え
  • 分配金:なし(無配)
  • 年間経費率:0.10%
  • 株価:約66ドル(1万円以下)

金ETFとして有名なGLDよりも株価が安く、少額からの分散投資にぴったり。コア資産として持つにはGLDMがおすすめです。

金ETFの比較

銘柄株価(概算)経費率
GLD約300ドル0.40%
GLDM約66ドル0.10%

4. 【BND】米国債券に広く分散する守りのETF

  • 概要:高格付けの米国債券に投資
  • 分配利回り:約3.75%(毎月分配)
  • 年間経費率:0.03%
  • 株価:約73ドル(約1万円程度)

BNDは「守り」の代表格。景気後退や株価下落時にも比較的安定しており、毎月分配でキャッシュフローを得たい人に最適です。

株式暴落時の実例(2020年コロナショック)

指標最大下落率
S&P500-34%
BND(債券)-9%

5. 【VIG】10年以上連続増配する米国優良企業ETF

  • 概要:10年以上連続で増配している企業337社に投資
  • 分配利回り:1.79%
  • 年間経費率:0.05%
  • 構成銘柄例:マイクロソフト、アップル、エクソンモービルなど

VIGは人気の**高配当ETF(SCHDやVYM)**と比較されることが多いですが、実はトータルリターンで圧勝しています。

直近10年間のトータルリターン比較(1万ドル投資)

ETFトータルリターン年平均リターン
VIG約3万ドル12.5%
SCHD約2.7万ドル11.3%
VYM約2.5万ドル10.5%

米国ETFは“株価が安くて分散できる”銘柄を選べ!

今回紹介された5つのETFはいずれも、定期買付(ドルコスト平均法)に向いている銘柄です。ポイントは以下の通り:

  • SPLG/999M/GLDM:株価が安く、少額から買える
  • BND:守りと安定収入の核。特に高金利時代に最適
  • VIG:成長と配当の両方を兼ね備える

ETFは運用額ランキングではなく、「コストと目的」で選ぶ

「VOOが一番安心」「QQQが有名だから」といった理由だけでETFを選ぶと、資産形成の効率を下げてしまう恐れがあります

  • 高額ETFは買い増しが難しい
  • 分配金再投資がしづらい
  • 経費率の差が積もると長期で数万円の差になる

「人気」や「ランキング」ではなく、自分の資産額や目的に合った銘柄を選ぶことが重要です。


まとめ:初心者が買うべき保存版ETF5選

ETF名資産クラス年間経費率株価(概算)特徴
SPLG米国株(S&P500)0.02%約71ドル超低コスト、少額投資可能
999MNASDAQ1000.15%約222ドルハイテク中心、QQQの低価格版
GLDM金(ゴールド)0.10%約66ドルインフレ対策、安全資産
BND米国債券0.03%約73ドル毎月分配、高利回りの守り資産
VIG増配株0.05%約170ドル安定増配&高リターン
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