※この記事は、YouTube動画「FX、-1億8670万円!雇用統計で惨敗、すみませんでした。」をもとに構成しています。
目次
結論:雇用統計の“予想外”が全てを狂わせた。ドル円・クロス円の急騰で壊滅的損失
FX系YouTuberとして知られるJinさんが、2025年7月の雇用統計で約1億8670万円の損失を抱え、相場の恐ろしさを改めて痛感する回となりました。
読み違えたのは、アメリカの経済指標と「市場の反応」。ADP雇用統計がネガティブだったことから「ドル売り・円買い(=ドル円下落)」にベットしたものの、本番の雇用統計は予想を上回る結果に。その結果、ドル円・ユーロ円・スイス円などクロス円が急騰。Jinさんの売りポジションは全て逆行しました。
雇用統計前後の相場の動きと指標まとめ
日付 | 指標名 | 結果 | 市場予想との比較 |
---|---|---|---|
7/3 | ISM製造業景況指数 | 予想よりやや良いが50割れ | 若干ポジティブ |
7/3 | JOLTS求人件数 | 予想上回る | 強気材料 |
7/4 | ADP雇用統計 | −33,000人(予想+99,000人) | 非常に悪化 |
7/5 | 米雇用統計(非農業部門雇用者数) | 147,000人(予想111,000人) | 予想を大きく上回る |
同上 | 失業率 | 4.1%(予想4.3%) | 改善 |
ADPの悪化で「ドル売り」が進み、Jinさんも**「夏枯れのドル円下目線」で売りポジションを構築。しかし本番の雇用統計で強い数字が出たことでドル円が急騰**し、含み損が爆発的に増加。
Jinさんのポジションと損益状況(2025年7月初旬時点)
- FX含み損:−1億4330万円
- 確定利益:+30万円(微々たる利確)
- CFD(GM証券)含み損:−100万円
- 株式ポジション:やや回復傾向(ただし上の方で掴んでいて動けず)
- 2025年累計損失:−1億8670万円
補足:
- 含み損の原因の大部分は「ユーロ円」と「スイス円」の売りポジション。
- ドル売りの流れが円ではなくユーロやスイスフランに流れたため、「クロス円売り」が全て裏目に。
- 「スイスフランはもはや史上最強通貨」とも発言し、スイス円の強さに戦慄。
Jinさんのトレード戦略:なぜ失敗したのか?
- ADP雇用統計に引っ張られすぎた
- 民間のADPが大幅悪化 → 「本番も悪い」と予想。
- 結果:雇用統計本番は強く、完全に読み違い。
- ポジションの過多
- 大量の売りポジションを保有 → ロスカット回避のため株を利確してFXに追加入金。
- 「毎回同じパターン」と本人も自虐。
- クロス円の読み違い
- ドル売りなのに円買いされず、ユーロ・スイス買いに流れた。
- 円が弱すぎて逃げ場がなかった。
今後の不安材料と警戒点
Jinさんは「今週が最後の勝負になるかもしれない」と語り、以下の要素を強く警戒しています。
● 7月9日のトランプ関税の猶予期限
- トランプ氏が4月に発表した関税強化がついに発動されるタイミング。
- 現在は「市場が楽観視している」と指摘し、「株高の裏でトランプが暴れる可能性」を警告。
● トランプ氏の日本への発言
- 「日本は40年甘やかされてきた。公平な合意は極めて難しい」と発言。
- 貿易交渉の雲行きが怪しく、「日本株暴落のリスク」も。
Jinさんの心境:ストレスで激ヤセ
- 体重:93.15kg → 激ヤセ中
- 運動ゼロ。食欲もなくなり自然に体重が減るほどのストレス。
最後に:FXは“恐怖と紙一重”の世界。Jinさんの叫びが教えてくれること
- 「あと1円上がったらロスカットされて終わり」
- 「夏枯れ相場に賭けたが、早すぎた」
- 「引退も覚悟している」
Jinさんのトレードスタイルは一見過激にも見えますが、「相場は一寸先が闇」であることを私たちに教えてくれます。リスク管理の重要性、ポジションサイズの適正、指標発表時の危険性――学ぶことは非常に多いです。
教訓まとめ
教訓 | 内容 |
---|---|
ADPに過信は禁物 | 本番の雇用統計と連動しないことも多い |
ポジション管理 | 大量のポジションは命取りに |
クロス円のトレンド分岐 | ドル売りがユーロやスイスに向かう流れに注意 |
トランプリスク | 楽観視しすぎると突発発言で崩壊も |
FXは体調に影響する | 精神的ストレスで健康を害することも |
今後の展開として、トランプ関税の行方や、夏枯れアノマリー(7月〜8月の円高傾向)が実現するかどうかがJinさんの生き残りにかかっています。
果たして、**「最後の勝負」**となる今週、逆転はあるのか。
続報に期待しつつ、投資家の皆様もポジション管理・リスクヘッジを忘れずに…!
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