※本記事はYouTube動画「2024年株価が上昇したが投資で大損する人続出!新NISAをやっている人が大失敗してしまう理由について紹介します!」をもとに構成しています。
結論:新NISAでも失敗する人は「相場」ではなく「行動」に問題がある
2024年はS&P500や全世界株式、日経平均などが大きく上昇した1年でした。**S&P500は円ベースで+29.3%、全世界株式で+25%、日経平均も+18%**という非常に好調な相場。しかし、あるアンケート調査によると、**資産が増えたと回答した人はわずか56%**でした。
なぜこれほど好調な年に損失を出してしまう人がいるのでしょうか?その原因は「新NISA」や「相場」ではなく、投資家の行動や心理にあると動画では指摘されています。
【2024年】株価の実績と現実のギャップ
指標 | 2024年の上昇率(円ベース) |
---|---|
S&P500 | +29.3% |
全世界株式(VT等) | 約+25% |
日経平均株価 | 約+18% |
このように市場全体が好調だったにもかかわらず、資産を減らした人が多数いたという事実は、投資の本質が「相場」ではなく「心理戦」であることを示しています。
損失を出す人の典型的な3つのパターン
1. よく知らない個別株を話題だけで買う
- 例:東京エレクトロン、レーザーテック、ロームなど
- AIブームや半導体関連で注目された企業に飛びつき、下落局面で損切り
- 株の仕組みや企業内容を理解せずに購入してしまい、長期保有もできずに失敗
2. パニック売りによる損失確定
- 例:2024年8月5日の「令和のブラックマンデー」では日経平均が1日で−12.4%
- この日を境に28.3%の人が積立停止または売却
- 実際はすぐに回復基調だったのに損失を確定してしまう行動ミス
3. 下落局面で積立を停止
- 積立投資の本質は「安いときに多く仕入れる」こと
- 株価が下がったときにやめると高値で買って安値で買わない=最悪の買い方
- 動揺したわけでもなく、冷静にやらかしてしまう「致命的な思考ミス」
失敗の本質は「相場」ではなく「行動と心理」
多くの失敗者は、「株価が下がったから損した」と思い込んでいます。しかし、実際には…
- 長期で見れば相場は回復していた
- 感情的な売買や積立停止によって損を確定した
- よく分からないまま投資したことで「本来の意図」がなかった
動画では、実際に700万円を投資して−170万円で売却してしまった新NISAの例も紹介されており、「老後資金のためによく分からず始めた投資」で大損するケースが報告されています。
成功する投資家はどうしているのか?
逆に、資産を増やせている投資家には以下の共通点があります。
- 感情に左右されずに投資を継続(上がっても下がっても積立継続)
- よく分からない個別株には手を出さない
- インデックス中心に淡々と運用
- 相場に左右されず「仕組みと習慣」で資産形成している
つまり、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」という格言が示す通り、他人の失敗から学び、再現性の高い運用を選んでいるのです。
新NISAでやってはいけない行動まとめ
NG行動 | 理由 |
---|---|
よく知らない個別株をトレンドで購入 | 理解不足で長期保有できず、損切りリスクが高い |
一時的な暴落で全額売却・積立停止 | 回復局面を逃す=機会損失、心理に負ける |
高値で買って安値で買わない積立 | 積立の効果が出ず、むしろ損失が増える |
資金配分を考えず、全額一括で投資 | 下落時の精神的ダメージが大きく、売却を誘発する原因に |
ではどうすれば失敗を防げるのか?
- 新NISAは積立中心で使うべき
- 短期の上げ下げに惑わされず、5年・10年の視点で見る
- 分からない個別株ではなく、全世界株式やS&P500など王道インデックスに投資
- 暴落時も積立を続ける「仕組み」を作る
- 情報を学び、自己判断できる基礎知識を身につける
まとめ:新NISAで成功する人と失敗する人の違いは「知識」と「習慣」
2024年のような強い上昇相場でも損をしてしまう人がいる一方で、感情に流されずに継続する人は資産を増やせています。この違いは「運」ではなく、「行動」と「習慣」の違いです。
インデックス投資に必要なのは、知識+淡々と継続する習慣です。市場や周りに惑わされず、自分のペースで積み上げていくことこそが、将来の資産形成を成功させる最大の鍵です。
これから投資を始めるあなたへ
「今の相場でどう動けばいいのか」「感情でミスしないためにどうすればいいか」と悩んでいる方は、まず感情に負けない投資スタイルを確立することが大切です。新NISAを正しく使えば、誰でも将来に向けてしっかり資産形成ができます。
あなたは感情で売買していませんか?
積立を止めたくなったときほど、続けることが未来の差になります。
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