※本記事はYouTube動画「【神本】こんな仕事に役立つ本、読まなきゃ損です!!!『頭のいい人になる 具体⇄抽象ドリル』」の内容をもとにまとめています。
結論:仕事の成果を変えるカギは「具体⇄抽象」を行き来する力!
営業で成果を出したい、会議で「話が分かりやすい」と言われたい、もっとロジカルに思考したい――そんなビジネスパーソンにとって最強のトレーニングが、**『具体⇄抽象ドリル』**です。
この本に書かれている「具体と抽象を行き来する力」を身につければ、頭の解像度が上がり、問題解決力・説得力・説明力が飛躍的にアップします。著者・五藤豊氏は、このスキルを使って、解雇寸前からコンサル界のSランク評価を勝ち取ったという経歴の持ち主です。
なぜ「具体⇄抽象」の思考法が最強なのか?
具体⇄抽象とは?
- 抽象化:個別の事象から共通点や法則を抜き出すこと(例:売上=客数×単価×リピート率)
- 具体化:抽象的な言葉を詳細・行動レベルまで落とし込むこと(例:単価アップのためにトッピングを増やす)
この往復運動ができる人は、問題の本質を見抜き、最も効率的な打ち手を導けるのです。
例1:営業における「具体⇄抽象」の実践
ダメな例
「売上を上げたい→たくさん電話しよう、飛び込みしよう」
頭のいい人の例
- 抽象化:売上=客数×客単価×リピート率
- 分析:どれを改善すれば最も効果があるかを検討
- 具体化:既存客の単価アップを狙い、クロスセルやアップセルを実施
→ 同じ「売上UP」でもアプローチが全く違う!
頭のいい人は「ピラミッドツリー」で考える
著者が見出した共通点は、優秀な人の頭の中にはピラミッドツリー(情報の階層構造)があるということ。
ピラミッドツリーとは?
- 情報を階層ごとに整理する思考法
- 例:「生物」→「動物」→「哺乳類」→「犬」→「チワワ」
こうした分解ができることで、「情報がどこに属するか」「どこから考えればいいか」が明確になります。
実践ドリルで思考が鍛えられる!
この本には62個のドリルが収録されており、難易度別にトレーニングできます。
例題1:「動物が好き」「犬が好き」「チワワが好き」――誰の発言が一番具体的?
→ チワワ(ピラミッドツリーで最下層の言葉)
例題2:最近仕事がうまくいかない。なぜ?
→ 調子(抽象)→身体的要因→睡眠不足→「夜中に目が覚める」などと具体化して要因を特定
応用:3歳児にも分かるように伝える方法
頭のいい人は、難しい概念を誰にでも分かるように言い換える力も持っています。
ステップ例:「プログラマー」の仕事を3歳児に説明
- 具体化:プログラミング=ルールを使ってアプリを作る
- たとえ話:ブロックでお城を作るようなもの
- 抽象化:「おもちゃ屋さんみたいな仕事だよ」と伝える
→ 相手の理解に合わせて表現を調整できるのが“賢さ”の証明
競合にもAIにも勝てる「思考法」
この「具体⇄抽象」のスキルは、単なる論理的思考とは異なり、応用・応変性のある問題解決法です。
例えばジョブズは、当時当たり前だった「携帯にはキーボードが必要」という常識を疑い、タッチパネルによる操作を実現。これは具体→抽象→具体の典型的な成功例です。
実際のビジネスでの活用例
シチュエーション | 具体⇄抽象活用例 |
---|---|
営業戦略 | 売上構造を分解し、どの要素を伸ばすか分析 |
新人教育 | 相手の理解度に応じて抽象度を調整して伝える |
会議での発言 | ピラミッド型で構造的に話を整理する |
自己分析 | 調子の良し悪しを階層で因数分解する |
書籍の魅力まとめ
- トレーニング形式で実践的
- 難易度別なので初心者でも取り組みやすい
- ロジカル思考だけでなく、「本質を捉える力」も磨ける
まとめ:今すぐ始めよう、思考のトレーニング!
『頭のいい人になる 具体⇄抽象ドリル』は、「なんとなく考える」を卒業して、「構造的に考える」力を育てるための最強の一冊です。
- 会議で詰まらない
- 上司の話が理解できない
- 説明がうまくできない
こんな悩みを持つすべての人に読んでほしい本です。
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