テスタ氏が明かす株式トレードの真髄:理屈で勝てる世界を「感覚」で掴む方法

本記事は、**YouTube動画『テスタ氏が取引時に見てるものとは!?理屈的に株は勝てるもの。』**をもとに、テスタ氏の相場観やトレードの実践手法について初心者でも分かりやすく解説したものです。

目次

結論:株は理屈で勝てるが、「感覚」を磨くことが重要

テスタ氏によれば、「株は理屈で勝てる」とのことです。その理屈とは、期待値のある場所でのみエントリーを行い、確率が収束すればトータルで勝てるという考えに基づいています。しかし、実際のトレードではその期待値を見極めるには経験と“感覚”が必要です。

強気・弱気は自分の意思ではなく、相場が決める

動画の冒頭で、「今は強気ですか?弱気ですか?」という質問に対し、テスタ氏はこう答えています。

  • 上がっていればポジションが増えて強気になり
  • 下がっていればポジションを減らして弱気になる

つまり、自分の感情で相場に立ち向かうのではなく、相場に合わせて自動的にポジションが変わるようなスタイルです。

勝てる理由:期待値があるポイントでだけトレードする

テスタ氏の勝ち方は非常にシンプルです。

  1. 期待値のある場所でだけトレード
  2. 負けた場合は“たまたま負けた”と割り切る
  3. 継続していれば確率通りにプラスになる

ただし、この「期待値がある場所」を判断するのが非常に難しい。その判断の精度が勝敗を分けます。

板とチャートで“受給”を読む

特に注目すべきは、テスタ氏が**「板」を見て受給(需給)を感じ取っている**点です。

  • 板情報やチャートを通じて「誰が買っていて、誰が売っているのか」という感覚を得る
  • 「しんどいポジションを持っている側」が負けやすいという原則
  • 巨大な売り板・買い板の存在やその崩れ方を観察してエントリー・エグジットを決める

つまり、板の中にある“目に見えない注文の意図”を読む力がテスタ氏の大きな武器です。

毎秒単位で更新される思考

彼の頭の中では、1秒ごとに以下のような情報が更新されています。

  • 板の動き
  • 値動きの反応
  • 売り買いの圧力バランス
  • 直近のパターンと比較

これらを言語化すると非常に複雑ですが、実際には“毎秒アップデートされる感覚”として処理されているとのことです。

期待値の計算:リスクとリターンを瞬時に判断

テスタ氏が期待値を判断する際には、次のような構図を考えています。

上昇予想幅(ティック)損切り幅(ティック)勝率の目安入るべきか?
+2ティック-1ティック50%YES
+5ティック-1ティック20%YES(期待値は同じ)

このように、勝率と損益比率のバランスを考えながら「入る・入らない」を判断しています。ただし、これはあくまで経験による感覚的な判断とのことです。

トレードの精度を上げるには「視野の拡張」が必要

テスタ氏は「板」や「チャート」以外にも次のような点をチェックしていると語っています。

  • 日経平均先物の動き
  • 同じセクターの銘柄の動き
  • 相関銘柄の動き
  • 市場全体の雰囲気(リスクオン・オフ)

特定の銘柄だけに集中するのではなく、関連情報を複合的に見て、より高い視点で判断を行っているのです。

トレード手法はマイナーチェンジを繰り返す

勝てる手法が一生通用するわけではありません。

テスタ氏も、

  • 「このタイミングで入れば勝てるな」
  • →「最近勝てなくなってきた」
  • →「じゃあ逆をやってみよう」

という形で、**その都度やり方を調整(マイナーチェンジ)**しています。

長期投資の“期待値”は見えにくい

デイトレードでは期待値の判断が感覚的に可能でも、長期投資では明確な数値としての期待値は出しにくいと述べています。

そのため、長期保有する際は「どう考えてもこの材料なら上がりやすいだろう」程度の見立てで判断しているとのことです。

他トレーダーとの違い:計算よりも“感覚重視”

同じく著名トレーダーである某村氏(※おそらくBNF氏やcis氏のこと)は非常にロジカルに数値で勝ち筋を組み立てるタイプであるのに対し、テスタ氏は**「感覚重視」で直感的なトレードを行うスタイル**です。

まとめ:勝つために必要なのは「期待値のある場所を感覚で掴むこと」

最後に、テスタ氏のトレード哲学をまとめると以下の通りです。

  • 強気・弱気は自分で決めず、相場に従う
  • 勝てるかどうかは「期待値」にすべてがかかっている
  • 板やチャートから“しんどいポジション”を読む力が必要
  • 「感覚」こそが熟練者の武器
  • トレード手法は固定せず柔軟に調整することが大切

特に初心者にとって、「感覚」と言われると難しく聞こえるかもしれませんが、それは日々の経験と観察を積み重ねる中で徐々に身につくものです。

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