本記事は、YouTube動画「業界No.1株が現在、衝撃価格に!」の内容をもとに、初心者にもわかりやすく、できるだけ具体的な数値とともに紹介しています。株価が割安なうえ、配当利回りも高水準、さらには将来の成長性や隠れた資産価値まで備えた「お宝銘柄」3社について、詳細に解説します。
目次
結論:この3銘柄は「安定・割安・高配当」の三拍子!中長期で狙いたい注目株
本記事で紹介する銘柄は以下の3社です。
- 外(がい)(アパレル向け染職加工メーカー)
- メイテックグループホールディングス(技術者派遣業界トップ)
- EMシステムズ(調剤薬局向けシステム開発会社)
いずれも配当利回り4~5%以上と高く、今後の株価上昇も十分期待できる企業ばかりです。
投資でよくある誤解:「買った時の利回り」は意味がない
投資初心者がやりがちな失敗として、「自分が買った時点の株価」で配当利回りをずっと計算してしまうことがあります。
具体例:
- 株価1万円、配当金500円 → 利回り5%
- 株価が2万円に上がっても配当が500円なら → 利回り2.5%
保有資産に対してどれだけ効率よく利益を生んでいるか(現在の株価ベース)で判断するのが重要です。
銘柄①:外(がい)|安定配当と圧倒的な資産価値が魅力
会社概要
- アパレル業界向けの染職加工を行う企業
- 時価総額:約113億円
- PER:25.5倍、PBR:0.69倍
- 配当利回り:4.94%
特徴
- DOE(自己資本配当率)3.5%を採用:安定した配当方針
- 保有株:約7億円分
- ネットキャッシュ:約12億円
- 不動産:約40億円
- 合計で110億円の流動資産を保有(時価総額とほぼ一致)
将来性とリスク
- 資産に対して割安で放置されている状態
- アクティビストによるTOBや経営改革の対象になりやすい
- 大株主が「身内」的な企業多数で外部株主の影響力が低い点には注意
銘柄②:メイテックグループホールディングス|技術者派遣の雄
会社概要
- 製造業向け技術者派遣を手掛ける業界最大手
- 時価総額:約2500億円
- PER:18.4倍、PBR:5.67倍
- 配当利回り:5.47%
特徴
- DOE(自己資本配当率)5%を公表:積極的な株主還元
- 派遣単価が上昇傾向:インフレと賃上げの流れが追い風
- 長期的な増収増益傾向
将来性とリスク
- 短期で株価急騰は期待しづらいが、中長期の安定配当が魅力
- 派遣人数が横ばいでも単価上昇で収益拡大
- 業績に応じた一時的な減配リスクは念頭に
銘柄③:EMシステムズ|調剤薬局向けソフトで国内シェア約3割
会社概要
- 調剤薬局向けの業務ソフトを提供
- 電子カルテや介護支援システムも展開
- 業界再編やクラウド移行の流れに乗る
配当・成長戦略
- 配当性向100%を掲げる中期計画(2027年まで)
- ROEを高めていく方針とセットで、積極的な配当政策
- 直近は行政案件終了で一時的に業績が下がったが、既に折り込み済み
将来性とリスク
- ドラッグストア業界の再編により、新たなシステム導入需要が発生
- **クラウド型プラットフォーム「MAPsシリーズ」**が普及中
- 株価は2022年ピークから下落していたが、反発の兆しあり
3銘柄の比較まとめ
銘柄名 | 配当利回り | 強み | 懸念点 |
---|---|---|---|
外(がい) | 約4.94% | 資産価値が株価とほぼ同等、配当安定 | 大株主構成により外部の経営改善提案が通りづらい |
メイテック | 約5.47% | DOE5%、派遣単価上昇で安定成長 | 配当維持に業績の影響も |
EMシステムズ | 非公表(配当性向100%目標) | 薬局システム業界でシェア3割、再編の追い風 | 行政案件終了の影響を一時的に受ける可能性あり |
高配当株投資の心構え:数字だけで判断しない
- 利回りは「今の株価」で判断
- 配当の裏付けとなる利益・方針・財務を確認
- 配当利回りが高くても、減配リスクが高ければ意味がない
- 適切なタイミングで資産再配分(リバランス)する勇気も必要
まとめ:高配当×成長ポテンシャルのある「今こそ仕込みたい」3銘柄
今回紹介した3社はいずれも以下のような特徴を兼ね備えています。
- 配当利回りが4~5%以上
- 企業の成長ストーリーや安定性がしっかりしている
- 市場でまだ過小評価されている傾向がある
どの銘柄も「今すぐ買え」というわけではありませんが、中長期でじっくり資産形成したい人にとってはポートフォリオに加える価値が高いと言えるでしょう。
「配当をもらいながら、株価回復も期待する」そんな落ち着いた投資スタイルを目指す人にぴったりの内容でした。
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