本記事は、YouTube動画「凄いことになってる株まとめた」の内容を基に、初心者でも理解しやすいようにまとめたものです。国内外の好決算銘柄から急落銘柄、今後の注目スケジュールまで幅広く解説します。
結論
2024年8月時点で、日本株市場はTOPIXが史上最高値3,000ポイントを突破し、個別銘柄でも決算好調による急騰と、期待外れによる急落が同時多発しています。特に短期トレーダーや個人投資家が注目する企業において、大幅な株価変動が続いています。
目次
大幅上昇した注目銘柄
1. サンリオ(TTS上昇率8.8%)
- 半年前の信用買い残:130万株 → 現在800〜900万株超
- 情報修正:売上4.1%増、最終利益13%増
- 配当:6円増配
- 世界的にコラボ展開成功(万博関連など)
- 売上高+49%、最終利益+37.8%、営業利益率46%
2. サイバーエージェント(PTS+6.1%)
- 売上高+10.9%、営業利益2.4倍、最終利益+46%
- ゲーム事業が好調(シャドウバース、学園アイドルマスター、ウマ娘など)
- 新規タイトルのヒット率が高く3四半期連続黒字化
3. インペックス
- 最終利益23%増額修正
- 配当10円増額、自社株買い4.17%実施
- 配当利回り4.48%、NISAランキング常連
4. ソフトバンクグループ(+10.39%)
- 売上+7%、最終黒字転換、経常利益3.1倍
- 投資事業(ビジョンファンド)、NVIDIA株利益が寄与
- AI事業への長期的コミットメントが市場に評価
急落した注目銘柄
1. 中外製薬(−17.68%)
- GLP-1(痩せ薬)臨床試験が期待未達
- 配当利回り4%超
- 将来的な期待値低下で失望売り
2. DeNA(−7%)
- 売上+22%、営業利益7.2倍、最終利益3.7倍も…
- 市場予想(営業利益450億円)に未達(実際は225億円見通し)
- ポケモン関連ゲーム売上のピークアウト懸念
3. 浜松ホトニクス(−17.17%)
- 営業利益71%減、最終赤字転落
- 医療・バイオ分野の需要回復遅延、中国メーカー台頭
4. 古河電工
- 売上+7.4%、最終利益+10%も市場予想未達
- データセンター向け需要は堅調だが利益水準に物足りなさ
5. 東京エレクトロン
- 利益・配当ともに21%下方修正
- ストップ安後も下落基調
今後の注目スケジュール
日付 | 主な予定 |
---|---|
8/12 | 横浜ゴム、GMOインターネット |
8/13 | アシックス、メタプラ、AI関連銘柄多数 |
8/14 | エバラ製作所、スカイラークなど |
8/28 | NVIDIA決算(市場全体に影響の可能性) |
市場全体の動き
- TOPIX:3,000ポイント突破(史上最高値)
- 夏枯れ相場と言われつつも堅調
- 米S&P500も上昇基調、日本株も30年ぶり高値圏へ
まとめ
今回の決算シーズンは「期待超えで急騰」「期待未達で急落」という極端な反応が目立ちます。
短期的にはNVIDIA決算や海外投資家の9月復帰が相場の転換点になる可能性が高いです。
配当や自社株買いを発表する企業は株主還元姿勢が好感され、逆に市場コンセンサスを下回った企業は即売られる傾向が続いています。
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