この記事は「【衝撃】新NISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に月30万積立したらいくらになった?【20ヶ月目で元本600万】」という動画内容をもとにまとめています。初心者でも理解できるように、具体的な数字を使って詳しく解説します。
結論:600万円が94万円のプラスに
SBI証券の新NISAを利用して「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に月30万円を20ヶ月間積立した結果、
元本600万円が**プラス15.7%(約94万1,352円の含み益)**となりました。
また、年初に一括で投資した場合は元本720万円に対して**プラス21.7%(約156万5,487円の含み益)**という結果になっており、積立と一括の差がはっきり出ています。
積立と一括投資の比較
投資方法 | 投資元本 | 含み益 | 損益率 |
---|---|---|---|
月30万積立(20ヶ月) | 600万円 | +94万円 | +15.7% |
年一括投資(720万円) | 720万円 | +156万円 | +21.7% |
一括投資の方がリターンは大きくなっていますが、積立には「下落時にも安く買える」という心理的な安心感があります。実際に投資家本人も「精神的な余裕を持つために一括投資は選ばなかった」と語っています。
市場環境と相場の動き
今回の成績を後押ししたのは以下の要因です。
- S&P500が史上最高値を更新
2025年8月時点でS&P500は6,400ポイントを突破し、過去最高値を記録。 - インフレの落ち着き
7月の米国CPI(消費者物価指数)が市場予想よりも低く、インフレ沈静化が確認された。 - 利下げ期待
FRB(米連邦準備制度理事会)が9月に利下げを行う確率が92%と市場に織り込まれており、株価を押し上げる要因に。 - 円安の影響
為替は1ドル=147円前後で推移。円安が続いており、日本人投資家にとっては円建て資産の増加につながった。
過去20ヶ月の値動き
- 2024年12月末:積立投資は約50万円の含み益
- 2025年3〜4月:株安と円高のダブルパンチで一時マイナス20%以上の下落
- 2025年8月:急回復し、積立で+15.7%、一括で+21.7%の含み益に
この推移からも「投資をやめずに続けることの大切さ」が強調されています。特に下落局面でも市場に居続けることで、回復局面の利益を享受できました。
ポイント還元も見逃せない
投資信託の積立にクレジットカードを利用することで、ポイント還元も得られます。
今回の事例では以下の通りです。
- 三井住友カード ゴールドNLを利用して月10万円を積立 → 1%還元で毎月1,000ポイント獲得
- さらに投信マイレージとして152ポイントも付与
積立投資をするだけで年間12,000円以上のポイントが得られる計算になり、地味ながら無視できないメリットです。
リスク要因と今後の注意点
動画では将来のリスクについても言及されています。
- トランプ関税ショックの再燃
今後、輸入価格への影響が広がればインフレ再加速の懸念あり。 - 米雇用統計の悪化
非農業部門の雇用者数が予想を大きく下回り、3ヶ月平均で+3.5万人とコロナ以来最悪の水準。景気減速が現実味を帯びてきている。 - FRBの利下げが難航する可能性
インフレが再燃すれば利下げが見送られ、株価下落リスクもある。
長期投資を続ける心構え
動画の最後では「新NISAは今の自分のためではなく将来の自分のためのお金」と強調されていました。
短期的な利益確定の誘惑に負けず、暴落があっても積立を続けることが最も重要だとされています。
実際、投資信託の平均保有期間は2〜3年とされており、多くの人が早めに売却してしまいます。長期的に資産形成をするには「気絶投資(放置投資)」という姿勢も必要です。
まとめ
- 月30万円積立を20ヶ月続けた結果、元本600万円がプラス94万円(+15.7%)
- 年一括投資では元本720万円がプラス156万円(+21.7%)
- 市場の回復、インフレ沈静化、利下げ期待、円安がプラス要因
- 米雇用統計の悪化や関税の影響などリスクも残る
- 新NISAは「将来の自分のためのお金」と考え、長期投資を続けることが大切
このように、新NISAを活用した積立投資は「ほったらかし」でも確実に成果が出始めています。
ただし市場には常にリスクがあるため、長期の視点を持ち続けることが資産形成のカギです。
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