保存版】オルカンの中身を国別に丸裸にする本が出た。MSCI ACWIの仕組みと47カ国トップ銘柄を一気見

編集:地球の歩き方編集室
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目次

結論

オルカンは機械任せの自動売買ではなく、指数に高精度で連動させるための人の技と工夫が詰まった投資信託。

新刊「地球の歩き方 オルカン」は、オルカンが連動するMSCI ACWIの作り方から、47カ国のトップ銘柄・産業・小ネタまでを一冊で俯瞰できる。

アメリカ以外の有力企業も網羅されるため、S&P500だけでは拾えない世界の強者を丸ごと取り込めるという事実が、具体例とともに理解できる。


インデックス運用は本当に「機械任せ」ではない

動画の最初のクイズの答えはA。インデックスファンドでもファンドマネージャーがベンチマークに連動するよう売買・資金配分・コスト抑制を行う。
ポイントは次の3つ。

  1. 連動精度を守るための売買タイミングの見極め
  2. 売買コストやトラッキングエラーを抑える工夫
  3. 分配・資金流入出への日々の対応
    見た目は機械的でも、実務は手仕事が多く、職人的な運用で連動性を維持している。

本の見どころ

書籍は旅行ガイド「地球の歩き方」シリーズの体裁で、47カ国のエリアガイドが主役。各国ページに次が載る。

  • 地図と国データ
  • オルカン組入れトップ銘柄
  • 主な産業と歴史トピック
  • 旅行小ネタ、注目都市、基本フレーズ
    投資×世界経済×旅行を一冊で楽しめる構成。オルカン保有者が「自分の資金が世界のどこで働いているか」を実感できる。

具体例でわかる「アメリカ偏重にならない」強み

オルカンはMSCI ACWIに連動。米国の超大型を押さえつつ、非米国のトップ企業も幅広く含む。動画で挙がった例を産業別に整理する。

英国トップ銘柄の一例

  • アストラゼネカ(製薬)
  • シェル(エネルギー)
  • HSBC(銀行)
  • ユニリーバ(日用品・消費財)
  • レクシスネクシスを擁するRELX(情報サービス)

石油メジャー

全てオルカンで網羅できる。

  • エクソンモービル(米国)
  • シェブロン(米国)
  • シェル(英国)
  • BP(英国)
  • トタルエナジーズ(フランス)

G-SIBs(グローバルに重要な銀行)

米銀だけでなく英・欧・アジアの大手も対象。HSBCなど非米のシステム上重要な銀行も拾える。

ファストファッション世界大手

  • インディテックス=ZARA(スペイン)
  • H&M(スウェーデン)
  • ファーストリテイリング=ユニクロ(日本)
    米国企業でなくても世界シェア上位で、ACWIに採用。

保険の巨大企業

アリアンツ(独)、チューリッヒ(スイス)、東京海上(日本)など欧州・アジア勢が強い分野。S&P500だけでは取りこぼしやすい。

鉱山・資源メジャー

  • BHP(豪)
  • リオ・ティント(英)
  • ヴァーレ(ブラジル)
  • グレンコア(スイス)
  • アングロ・アメリカン(英)
    資源分野の世界上位は非米国が中心。ACWIなら一括で取り込める。

デジタル・B2Bサービスの非米国王者

  • Spotify(音楽配信、スウェーデン)
  • Shopify(EC基盤、カナダ)
  • Wise(国際送金、英国)
  • SAP(ERP、ドイツ)
    消費者には見えにくいB2Bも、世界トップは欧州に多い。

そのほか有名どころ

トヨタ(日本)、ネスレ・ロシュ(スイス)、TSMC(台湾)、サムスン(韓国)、ルイ・ヴィトン=LVMH(フランス)、ASML(オランダ)など、米国外の世界的リーダーを広くカバー。


比較で理解するオルカンの価値

オルカン(ACWI連動)

  • 対象国数:先進国+新興国の約47カ国
  • 銘柄数:大型+中型の約2650銘柄(時価総額ベースで約85%をカバー)
  • 長所:米国外のトップ企業も自動で組み入れ。国・通貨・産業の分散が進む
  • 短所:米国単独インデックスに比べ足元の米国主導相場では相対的に見劣りする局面もある

S&P500(米国大型)

  • 長所:米国のイノベーションと収益力に集中配分
  • 短所:米国外の優良企業を取りこぼす。通貨・国の集中リスクが残る

MSCI ACWIはどう作られるのか(数字で理解)

  1. グローバル株式ユニバース
    先進国・新興国・フロンティアから候補約3万7000銘柄を抽出
  2. 投資可能ユニバース
    時価総額・流動性・アクセス性などでスクリーニング
  3. IMI(Investable Market Index)
    超小型株を除外し、サイズセグメントを定義
  4. ACWI本体
    大型+中型=各国時価総額の約85%を網羅し、約2650銘柄で構成
    この指数に連動するよう、ファンドが日々の資金流入出・リバランス・売買コストを管理する

初心者向けの要点まとめ

  • オルカンは「世界の優良企業におまかせで広く投資」できる商品
  • インデックスでも中の人の運用技術が重要で、コスト・連動精度維持に工夫がある
  • S&P500だけでは拾えない非米の王者企業を多数カバーするのが最大の強み
  • 書籍は47カ国のトップ銘柄と産業を地図や小ネタ付きで学べ、投資と旅行欲が同時に満たされる

こんな読者に向く

  • オルカンを持っているが「中身」をもっと具体的に知りたい
  • S&P500だけでいいのか不安がある
  • 世界の産業地図と企業をざっくり把握したい
  • 投資のモチベを上げる「可視化された世界観」がほしい
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