今回は人気投資家「かんち氏(VALU投資家)」が実際に購入した銘柄の中から、特に注目すべき高配当株を紹介します。


動画「かんち氏購入で必ず押さえる!オススメ高配当銘柄」をもとに、配当利回り・業績・割安度などを整理して解説していきます。


目次

■ かんち氏とは?

VALU(バリュー投資家)として知られるかんち氏は、書籍の出版やメディア出演も多く、投資界隈では“億り人”としても有名な人物です。


最近では資産8〜9億円規模を運用しており、株式投資における実績と分析力で多くの投資家から信頼を集めています。


今回はそんなかんち氏が信用口座で実際に購入した銘柄の中から、特に注目度の高い高配当株をピックアップして紹介します。


■ 1. 宇部興産(4208)―配当利回り4.8%、山口発の化学大手

最初に紹介されたのは、山口県を本拠とする化学メーカー「宇部興産(UBE)」です。
旧社名「上場(じょうさん)」で記憶している方も多いかもしれません。

  • 業種: 化学(ナイロン原料・セメントなど)
  • 株価: 約2,200円(2025年10月時点)
  • 配当利回り: 約4.8%
  • 自己資本比率: 約46%

かつて株価3,000円台をつけていた同社は、足元で下落し、割安感が非常に高い水準にあります。
しかも過去に減配したことがないという安定感も魅力。
「高配当×安定経営」を両立した注目銘柄です。


■ 2. 明治ホールディングス(2269)―安定した食品株で3.4%配当

続いて登場したのが、「明治ホールディングス」。
乳製品やお菓子で知られる食品大手で、景気に左右されにくい“ディフェンシブ銘柄”です。

  • 株価: 約3,000円
  • 配当利回り: 約3.4%
  • 株主優待: お菓子詰め合わせ(1,500円相当)

食品銘柄で3.5%近い利回りはかなり優秀。


さらに株主優待として人気商品の詰め合わせがもらえるため、実質利回りは約4%前後
株価も高値から大きく調整しており、今が狙い目との見方です。


■ 3. 日清食品ホールディングス(2897)―カップ麺優待が魅力!

続いて紹介されたのが「日清食品ホールディングス」。
インスタント食品の世界的企業で、業績も安定しています。

  • 株価: 約2,600円〜2,700円
  • 配当利回り: 約2.5%
  • 株主優待: 3月権利でカップ麺詰め合わせ(1,000円相当)

優待と配当を合わせると実質3.3%前後の利回りになります。
株価は高値の5,000円から半値近くに落ちた後、やや回復基調。
長期保有で“食の安定銘柄”として注目に値します。


■ 4. 松岡コーポレーション(3611)―割安アパレル株の穴場

「松岡コーポレーション」はOEM(他社ブランド製造)中心の総合アパレルメーカーです。
知名度は高くないものの、堅実な経営と好業績が光ります。

  • 業種: アパレル(OEM)
  • 配当利回り: 約3.8〜4.0%
  • 特徴: 割安株・業績堅調

決算も順調で、PER(株価収益率)も低め
アパレル不況が叫ばれる中でも利益を維持しており、高配当の穴場株として注目度が上がっています。


■ 5. エア・ウォーター(4088)―バランス型の優良ガス企業

工業用ガスの大手「エア・ウォーター」もかんち氏注目の一角。
全国的に事業を展開しており、医療・食品分野にも強い企業です。

  • 配当利回り: 約3.25%
  • 自己資本比率: 高水準
  • 株主優待: グループ商品1,500円相当(100株以上)

配当+優待で実質利回りは約4%超
株価は一時的に下落していますが、業績は堅調で、中長期保有向けの安定株です。


■ 6. コメ兵ホールディングス(2780)―中古品販売の優良企業

名古屋発の中古販売チェーン「コメ兵ホールディングス」もリスト入り。
貴金属やブランド品のリユース事業を中心に成長しています。

  • 配当利回り: 約3.3%
  • 株価: 長期的に安値圏
  • 特徴: 金相場上昇の恩恵を受けるビジネスモデル

中古市場拡大や金価格高騰の追い風を受けて、今後の業績拡大も期待されています。
配当性向も低く、まだまだ増配余地ありの企業です。


■ 7. アクリート(4395)―メッセージ配信サービスの新興株

最後に紹介されたのは「アクリート」。
企業向けのメッセージ配信代行を行う新興企業で、成長期待型銘柄として挙げられました。

  • 事業内容: メッセージ配信代行サービス
  • 配当: 現時点で未定
  • 狙い: キャピタルゲイン重視

配当目的ではなく、値上がり益狙い(キャピタルゲイン)での投資判断と考えられます。
業績は好調に推移しており、今後の成長に期待です。


■ まとめ:かんち氏流・高配当投資のポイント

かんち氏の投資方針から見えてくるのは、
高配当 × 割安 × 安定性」を重視した“地に足のついた投資”です。

  • 宇部興産: 高配当・無減配の安心銘柄
  • 明治・日清: 食品系の安定株+優待付き
  • 松岡コーポレーション: 割安アパレルの掘り出し物
  • エア・ウォーター: 優待+業績安定
  • コメ兵HD: 中古市場拡大で業績好調
  • アリート: 成長期待株

このラインナップを見てもわかるように、“守りと攻め”をバランス良く組み合わせたポートフォリオとなっています。



■ まとめ:億り人が選ぶ銘柄に共通する「安心感」

資産9億円規模の投資家が選ぶ銘柄には、配当の安定性・企業の実力・長期的な安心感が共通しています。
これから高配当株投資を始める方は、今回紹介した銘柄をぜひ参考にしてみてください。

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