【SBI証券No.1のやばさ】SBI 次世代テクノロジー戦略ファンドを徹底解説。成長投資枠で本命になるのか

このブログは元動画のタイトルを基に記事を書いています。
以降は、初心者の方にも分かりやすいように、できるだけ具体的な数字や事例を交えて整理していきます。

目次

結論

SBI 次世代テクノロジー戦略ファンドは、Web3、AI、量子技術、ニューエネルギーといった次世代テーマを機動的に組み入れるアクティブ型の投資信託です。

上位10銘柄しか公表されていない時点でも、量子コンピューター関連や先端半導体、データセンター・インフラなど高ボラティリティの成長株が並び、短期間での大きな値動きが起こり得ます。

基準価格は設定来プラス二桁の好発進でしたが、11月には一日でマイナス5.47%の下落も確認されました。

成長投資枠の候補になり得る一方で、採用銘柄に惚れて買うのではなく、運用方針への共感を前提に、分割・積み上げ・最大ドローダウン許容の三点を徹底することが重要です。


このファンドの位置づけと投資テーマ

本ファンドはマザーファンド方式で、次世代テクノロジー関連企業に投資します。

現時点の主テーマはWeb3、AI、量子技術、ニューエネルギーです。生成AIの演算需要、ブロックチェーン基盤整備、量子計算の社会実装、AI時代を支える電力・インフラ増強など、構造的な追い風が想定されます。

運用体制とスタンス

アクティブ運用であり、組入と売却の裁量は運用チームにあります。したがって、今日の上位銘柄が明日も上位とは限りません。個別銘柄目当てではなく、テーマの選定・乗り換えの巧拙に賭ける商品だと理解することが大切です。

直近の運用レポートから読み取れる数字

10月末時点の月報ベースで、把握できる概況は次の通りです。

  • 基準価格は約1万2236円付近
  • 前月比の上昇幅は約1556円
  • 設定来の騰落率は約22.36%
  • 直近1カ月の騰落率は約14.57%
  • 11月に入りボラティリティが拡大し、14日には一日でマイナス5.47%の下落を記録
  • 純資産総額は約20億円弱(設定初期としては妥当な規模感)

これらは短期間のデータであり、今後も同傾向が続くとは限りません。むしろ高ボラティリティの戦略であることを裏づける数字として受け止めるのが実務的です。

ポートフォリオ構成の骨子

運用報告素材から読み取れる配分や傾向です。

  • 資産配分は外国株式が中心で約82%、国内株式は約10%、残りはキャッシュ
  • 国別では米国が約76%、日本が約10%、ほかカナダ、英国、香港など
  • 業種はソフトウェア、半導体、資本財、テクノロジーに加え、フィンテック関連の比率も目立ちます
  • 構成銘柄数は39銘柄(記事執筆時点で上位10銘柄のみ判明)

上位10銘柄の顔ぶれ(動画で触れられた範囲)

日立製作所、Rigetti Computing、D-Wave、Applied Digital、三菱関連、Lam Research、Core Scientific、Google(Alphabet)、NVIDIA などが挙げられました。

量子計算、先端半導体製造装置、データセンター運用、巨大テックまで、次世代テーマのサプライチェーンを広く押さえる構成です。個別の比率や正式名称は月報準拠で、今後の開示更新で変更される可能性があります。

10月〜11月の相場背景とパフォーマンス要因

10月は大型株中心に上昇基調が見られ、政策金利やマクロ期待が下支えとなりました。

一方で11月は高ベータ銘柄の揺り戻しが強く、量子・Web3・エネルギー周辺は上下の振れが拡大しました。

動画内でも、量子銘柄の急騰後の反落や、コアウェブなど一部銘柄の下落がポートフォリオに影響した旨が述べられています。反面、NVIDIAのような時価総額の大きい牽引役は、荒れる局面で下支え機能を果たす期待があります。

成長投資枠との相性

成長投資枠は将来の成長を取りにいく性格が強く、値動きも大きくなりがちです。本ファンドはテーマ的にも値動き的にもマッチしやすい一方、次の二点の設計が不可欠です。

  • 月次積立や数回の分割購入で平均取得単価を平準化すること
  • 想定ドローダウンをあらかじめ決め、最大損失許容額から逆算して投資額を決めること

このファンドを検討する上での注意点

最重要ポイントは「採用銘柄が魅力的だから買う」は推奨しないという点です。

アクティブ運用では組入の入れ替えが常に起こり得ます。銘柄そのものではなく、運用方針とテーマ選定力に共感できるかどうかが判断基準になります。

加えて、次のリスクも把握しておく必要があります。

  • テーマ集中リスク
    次世代テックへの集中により、市況悪化時の下落幅が指数以上になりやすいです。
  • 政策・規制リスク
    補助金や規制、地政学で業績期待が左右されやすい分野が含まれます。
  • 流動性とボラティリティ
    小型や新興テーマは出来高が薄く、ニュースで急騰急落しやすいです。
  • 運用者依存
    テーマの乗り換えタイミングや個別の見切りは運用チームの判断に委ねられます。

実務的な買い方の提案

結論として、次の三段構えが現実的です。

分割エントリーで価格を均す

イベント前後での価格変動を前提に、月次あるいは数回に分けて購入します。設定直後や急騰直後の一括買いは避けるのが無難です。

テーマ更新を観察して資金配分を調整する

新テーマの採用や乗り換えの質を見極め、納得感がある場合に追加投資する方式が合います。

リスク管理を数式で固定化する

想定ドローダウンを例えばマイナス30%と置き、許容損失額から逆算して投下資金を上限管理します。ポートフォリオ全体では、成長投資枠の比率を家計のリスク許容度に合わせて明文化します。

歴史的背景とテーマ妥当性の補足

ITバブル期には収益不伴のテーマに資金が集中し、大きな回帰が生じました。

一方で、その後のGAFAMのように、基盤技術の普及局面で超過リターンをもたらした実例もあります。

量子・AI・Web3・電力インフラは、いずれも社会のコア機能に直結する可能性が高く、長期では勝者と敗者の選別が進みやすい領域です。アクティブ型でテーマの乗り換えができる点は理にかなっていますが、ボラティリティを伴うことは過去の教訓からも明白です。

まとめ

SBI 次世代テクノロジー戦略ファンドは、設定来で二桁上昇を記録する一方、11月には一日でマイナス5.47%という大きな日次変動も見られました。

成長投資枠にふさわしい攻めの位置づけですが、銘柄ではなく「運用方針とテーマ選定力」に賭ける商品です。

分割・積み上げ・ドローダウン許容の三点を明文化し、テーマ更新を見極めながら資金配分を調整する投資法が適合します。いきなりの一括投資は避け、長期の視点で向き合うことを強く推奨いたします。

よくある質問

上位銘柄だけを見て判断しても大丈夫でしょうか

おすすめしません。アクティブ運用のため、上位構成は変動します。テーマ選定力への信頼を基準にしてください。

コストは気にするべきでしょうか

長期では効いてきますが、本ファンドはテーマと運用の柔軟性がコストの源泉です。コスト単体ではなく、運用成果とセットで評価する視点が必要です。

どのくらいの値動きを想定すればよいでしょうか

動画の事例では一日でマイナス5%超の下落もありました。月間で二桁の変動も想定し、資金配分を設計してください。

成長投資枠での位置づけはどう考えればよいでしょうか

家計全体の資産配分の中で、成長投資枠は高ボラ許容の枠として明確に切り出します。分割購入と定期的な点検を前提に、テーマ更新の質を見ながら比率を調整する運用が現実的です。

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