本記事は、YouTube動画『2026年に買う!死ぬまでガチホ 厳選高配当10銘柄』の内容を基に構成しています。
株式相場が上昇している時ほど、人は気が緩みやすいものです。
しかし動画では、日経平均先物が強く、米国の雇用統計も良好といった「追い風」が吹く局面だからこそ、次に来る調整や暴落に備えて準備を進めるべきだと強調していました。
準備とは、相場が崩れた時に慌てて銘柄探しをするのではなく、あらかじめ「この銘柄を、この価格帯なら買いたい」という候補を整理しておくことです。いわば、買い場が来た瞬間に動けるようにするための買い物リスト作りだと言えます。
今回の動画では、そのリストに入れておきたい「死ぬまでガチホを狙える高配当株」を10銘柄紹介しています。
業種が偏らないように分散されている点も特徴で、銘柄の並びは厳密なランキング基準ではなく、話し手自身の物差しで並べ替えたものだと説明されていました。
とはいえ、紹介された10銘柄はどれを選んでも大外れが起きにくい、という前提で語られており、初心者が高配当株を検討する際の叩き台として使いやすい構成になっています。
上がっている時ほど「次の下げ」に備えるという発想
動画の冒頭で触れられていたのは、株価上昇の背景です。国内では解散報道などを受けた思惑、海外では米国雇用統計の良さによって景気減速懸念が後退し、株式市場が好調に推移しているという見立てが示されました。
ただし、ここで重要なのは「上がっているから安心」ではなく、「上がっている局面ほど次の反動に備える」という逆の発想です。
相場格言のように、大きく上げれば大きく下げるきっかけにもなり得ます。だからこそ、次に来る下落局面で冷静に買えるよう、狙う銘柄と買いたい水準を整理しておく。動画はこの姿勢を軸に、厳選高配当株を紹介していきます。
高配当株投資で意識したい「利回り」だけではないポイント
高配当株と聞くと、初心者はまず「配当利回りが高い銘柄を選べばいい」と考えがちです。
しかし動画内の解説は、利回り以外にも複数の視点を織り交ぜていました。特に繰り返し出てくるのが、時価総額の大きさによる安心感、割安感を示すPBRやPER、そして増配の継続性です。
高配当投資は、短期の値上がりを狙うよりも、長期間保有しながら配当を積み上げていく発想が中心になります。そこで重要になるのが、配当が安定して支払われ続けるか、今後増配が期待できるかという点です。
動画では「連続増配」という言葉が頻出しました。単に利回りが高いだけでなく、過去に減配しにくかった履歴や、配当を維持しようとする企業姿勢も見られていました。
もう1つ、動画が強調していたのは分散です。業種が偏ると、特定の景気局面で一斉に苦しくなることがあります。そこで海運、製薬、不動産、リース、化学、商社、製造業、銀行、保険、通信といった幅広い業種を混ぜることで、配当の安定性を高める狙いが示唆されていました。
2026年に狙う「厳選高配当10銘柄」
ここからは、動画で紹介された10銘柄を、順位ごとに内容を整理していきます。なお、株価や利回りは動画内で言及された水準であり、市場環境によって変動する点には注意が必要です。
第10位:日本郵船(9101)|海運大手の高利回りと時価総額の安心感
第10位は日本郵船です。株価は5000円程度で、値がさ株なので買いにくさはあるものの、上昇局面でも利回りが4.3%程度ある点が魅力として語られていました。
時価総額が大きいことも安心材料とされ、高値からは下げているため「高値圏からの調整」という意味では手が出しやすいという見方です。
一方で、業績は大きく落とす見込みという説明もありました。
ただし配当性向には余裕があるという話があり、海運株特有のサイクルの中でどう見るかがポイントになります。動画では同じ海運の商船三井との比較にも触れられ、優待面は商船三井の方が良いが、どちらも魅力があるというニュアンスでした。
第9位:アステラス製薬(4503)|株価上昇で利回り低下でも配当姿勢は強い
第9位はアステラス製薬です。株価は2236円程度で大きく上昇し、利回りは3.5%程度まで低下したと説明されていました。
以前は利回り5%超が当たり前だった時期もあったという話があり、ここ数年の株価推移によって見え方が変わっている銘柄だと言えます。
業績は回復傾向で、進捗率も高く、上方修正の期待もある一方、配当性向が高めである点は懸念として挙げられていました。
動画では値動きが大きく、下げ局面で買い増ししてしまう「ナンピン地獄」になりやすいとも語られています。逆に言えば、ボラティリティがあるからこそ、下げた場面を拾える人にはチャンスがある、という読み取りもできます。
第8位:野村不動産ホールディングス(3231)|買いやすい単価と連続増配の安心感
第8位は野村不動産です。株価は1088円程度で単価が低く、初心者でも取得しやすい銘柄として紹介されました。利回りは3.6%程度、時価総額も1兆円近くと大手の安心感があるという位置づけです。
不動産は金利上昇に弱いと言われがちですが、動画では利上げ局面でも株価が上昇しており「利上げも何のその」という表現で強さが示されていました。
さらに、直近で14期連続増配の発表があったという説明があり、配当面の安心感が強調されています。分割で単元取得がしやすくなった点も初心者向きの理由として挙げられていました。
第7位:芙蓉総合リース(8424)|21期連続増配と優待、ただし業績面の注意点も
第7位は芙蓉総合リースです。株価は4390円程度で、分割されて買いやすくなった銘柄だと説明されました。
利回りは3.6%程度。リース大手としては三菱HCキャピタルやオリックスが鉄板として知られる中、オリックスは株価が上がりすぎて利回りが低いという見方から、芙蓉総合リースが候補として挙げられています。
ただし業績は今期大きく落とす見込みで、進捗率も低い、下方修正もあったという説明がありました。
配当の強さと業績の弱さが同居している点は理解した上で検討すべき、というニュアンスです。それでも21期連続増配のインパクトは大きく、さらに300株で株主優待があるという話もあり、長期保有の魅力が語られていました。利上げが進めば金融銘柄的な側面で恩恵がある可能性にも触れられています。
第6位:三井化学(4183)|割安感と高利回り、分割で買いやすさも向上
第6位は三井化学です。株価は2045円程度、利回りは3.7%程度と紹介されています。化学セクターは高配当銘柄が多いという前提の上で、規模、利回り、割安感のバランスが良い銘柄として位置づけられていました。
業績は下方修正が入っているものの、来期に向けた回復期待も語られています。
進捗率は低めに見えるが、修正後の見通しを踏まえれば一定の安心感もある、という説明でした。さらに10年以上減配していない点、直近で2分割して取得しやすくなった点も、長期投資家向けの材料として挙げられています。
第5位:双日(2768)|商社の中で利回り3%超と割安感が残る銘柄
第5位は双日です。株価は5265円程度で、過去を知る人ほど「ここまで上がったのか」と感じる銘柄だという語り口でした。それでも利回り3%超が取れる点が魅力とされ、総合商社の中でも割安感が残る候補として紹介されています。
商社は株価上昇で利回りが3%を切る銘柄も増えている中、割安感と利回りの両立が評価されていました。
動画では五大商社だけでなく、兼松や豊田通商、専門商社として稲畑などにも触れ、「商社は幅広く検討してよい」という流れで話が進んでいます。双日については「8期連続増配中」という説明があり、配当の安心感も補強されていました。
第4位:ブリヂストン(5108)|世界的タイヤ大手、6月・12月配当も魅力
第4位はブリヂストンです。株価は3476円程度、利回りは3.3%程度。分割が入って買いやすくなった点が繰り返し強調されました。株価は直近やや下げており、逆に買いやすい局面だという見立ても語られています。
業績は大崩れしているわけではなく、進捗率も悪くないという説明でした。コロナ期に一度減配している点は触れられましたが、長期で見れば配当は手厚い銘柄だという位置づけです。5期連続増配中という説明もあり、今後の増配にも期待できるとされています。
また、配当月が6月・12月である点も、3月・9月に偏りがちな日本株の配当を分散させる意味でメリットがあるという話でした。動画では6月・12月銘柄としてINPEX、JTEKT、ブリヂストンを「3大高配当」といったニュアンスで挙げており、配当スケジュール分散の考え方が示されていました。
第3位:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)|利回り不足でも外せない、利上げ局面の主役
第3位は三菱UFJです。ここは話し手が「謝らないといけない」と前置きしていました。
理由は、配当利回りが2.8%程度で、本人の基準としては本来3%以上を紹介したいからです。それでも紹介せずにいられないとして上位に入れた、という流れでした。
株価は2642円程度、時価総額は31兆円規模。日銀の利上げで株価が右肩上がりになった代表例として語られています。
株価が上がってもPER・PBRはまだ割安感があるという説明で、かつてPBRが0.2や0.3といった超割安水準だった時代にも触れられていました。東証のPBR1倍是正の流れも背景として示唆され、銀行株が評価される環境が続いているという読み取りが可能です。
業績は過去最高を更新する見込みで、進捗率も高いとされました。業績が良いということは増配余地があるということで、今の利回りが物足りなくても、数年後に増配が進めば取得価格ベースの利回りが上がる可能性がある、という考え方が提示されています。
第2位:MS&ADインシュアランス グループ(8725)|利回り4%超、増配実績が強い損保大手
第2位はMS&ADです。株価は3851円程度で、利回りが4%を超えることが最大の選定理由として語られていました。時価総額も大きく、損保大手としての安心感があるという位置づけです。
株価は長らくボックス的な動きをしていたが、直近で上抜けてきたという説明がありました。割安感がありつつ4%の利回りが取れるのは貴重だという評価です。業績は通期見込みでは前年から落とす予想だが、足元の進捗が非常に良く、上方修正の可能性や通年で過去最高になる可能性にも触れられていました。
さらに13期連続増配という説明があり、損保の中でも配当の魅力が突出していると語られています。保険株も金融銘柄の側面があるため、利上げが進むほど追い風になる可能性がある、という見立ても示されました。
第1位:KDDI(9433)|24期連続増配、長期保有の「最強枠」としての位置づけ
第1位はKDDIです。株価は2680円程度、配当は80円、利回りは3%程度。通信株はディフェンシブで配当も安定しやすいセクターとして知られますが、動画ではその中でもKDDIを「最強連続増配銘柄」として強く推していました。
株価はボックス的な推移を経て上昇しつつあるが、まだ「買える」という見方もできるという説明でした。業績は順調で、今期は前年を上回る予想、進捗率もそこそこ。
ここでの最大のポイントは24期連続増配という実績で、配当の安心感が最強クラスだと語られています。
さらに、株主優待が200株からで、しかも1年継続保有が必要という条件がある点にも触れられました。ハードルが高いが、ハードルが高いからこそ優待が簡単になくならない、という見方が提示されています。優待内容としては2000円分のPontaポイント、ローソンのお菓子詰め合わせ、成城石井の食品詰め合わせなどが挙げられ、長期保有のモチベーションとして語られていました。
買い方の工夫として、100株を先に買い、下げたらもう100株買って200株にする、というナンピン的な積み上げも紹介されています。最近は単元未満で1株、10株から買う人も増えているという話もあり、少しずつ時間をかけて200株に到達する戦略も現実的だという流れでした。
動画のメッセージを投資行動に落とし込むコツ
動画の最後で印象的だったのは、「いい時こそ悪い時を想定して準備する」という姿勢が繰り返された点です。
上昇局面で人は強気になりがちですが、相場は上げた分だけ調整し、調整が上昇以上の力で下げることもあります。政治イベントや選挙の結果次第で相場が荒れる可能性にも触れられ、未来のシナリオは読み切れないという前提が置かれていました。
だからこそ、結論としては「いい時も悪い時も、ちょこちょこ買って分散し、平均値を取る」という投資姿勢が負けにくいという話で締められています。これは、特定のタイミングで全力買いをするのではなく、買い下がりも含めて平準化しながら長期で配当を積み上げる、高配当投資と相性の良い考え方です。
また、今回の10銘柄は業種が分散されており、配当月の分散(6月・12月銘柄の活用)や、連続増配の履歴を重視する姿勢も見えます。単に利回りだけで選ぶのではなく、増配の継続性や企業体力、そして買いやすさ(分割による単価低下)まで含めて判断することが、長期投資では重要だと読み取れます。
上昇相場の今こそ、暴落時に買える「高配当リスト」を作る
本記事は、動画で紹介された「2026年に買う死ぬまでガチホ高配当10銘柄」の要点を、初心者にも分かる形で整理しました。動画の核は、上昇している時ほど次の下げに備え、買いたい銘柄と価格を先に決めておくという考え方です。
紹介された銘柄は、日本郵船、アステラス製薬、野村不動産、芙蓉総合リース、三井化学、双日、ブリヂストン、三菱UFJ、MS&AD、KDDIという10銘柄で、業種も幅広く分散されていました。特に、連続増配の実績が強いKDDIやMS&AD、利上げ局面で追い風が意識される三菱UFJなどは、利回りだけでなく「配当が増えていく未来」まで含めた評価が語られていた点が重要です。
最後に、動画の結論はシンプルです。相場が良い時も悪い時も、焦らず分散しながら買い進め、平均値を取る。これを続けることで負けにくくなるという考え方です。高配当投資に挑戦するなら、今回の10銘柄をそのまま真似するかどうかは別としても、暴落時に買える「候補リスト」と「買いたい水準」を今のうちに準備しておくことが、2026年の投資行動を安定させる第一歩になるはずです。


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