高市ワールドで日経平均が史上初の「5万3000円台」へ|急騰セクターと暴落銘柄、投資家が取るべき立ち回りを整理

本記事は、YouTube動画『高市ワールド稲妻相場全開!一方暴落銘柄も』の内容を基に構成しています。

目次

日経平均が「1日で約1600円高」、市場は何に熱狂したのか

2026年1月13日の東京株式市場は、まさに「稲妻相場」と呼びたくなる上昇となりました。

日経平均株価は前営業日比で約1600円程度上昇し、史上最高値を更新、初めて「5万3000円台」に乗せたと語られています。上昇の背景として動画内で強調されているのが、いわゆる「衆院解散報道」による期待感です。

ここで重要なのは、株価が上がった理由が「企業業績の上方修正」や「景気の急回復」といった分かりやすい材料だけではなく、政治イベントをめぐるストーリー、つまり“期待感”の側面が強いという点です。

動画では「高市相場」という言い方が登場し、総理就任の思惑、そして解散を絡めた展開が市場心理を押し上げ、相場がもう一段上に跳ねた、という見立てになっています。

一方で、相場全体がこれだけ上がる局面でも、なぜか下落してしまう銘柄が存在します。

動画後半では、任天堂をはじめとする「暴落銘柄」や、内需株の弱さが取り上げられました。上昇相場のニュースだけを追っていると見落としがちな“明暗”を、順番に整理していきます。

なぜ政治イベントで株価が動くのか

株式市場は「今の現実」だけでなく、「これから起こり得る未来」を先取りして値段を付ける性質があります。政治イベントが材料になるとき、市場は次のような連想ゲームを始めます。

例えば、解散・総選挙が意識されると、「政策の方向性が変わるかもしれない」「景気対策が出るかもしれない」「規制や税制が変わるかもしれない」という期待が生まれます。期待が株価に織り込まれるスピードは速く、材料がはっきり固まる前に、まず価格だけが動いてしまうことも珍しくありません。

動画内でも、「多くのアナリストが今年は日経平均が6万円、7万円を目指す」といった強気見通しが語られています。ただし、ここで注意したいのは、強気予想が当たるかどうかは別問題だということです。相場は“そう言われている”だけで走ることもあれば、途中で空気が変わり急落することもあります。

この「期待で上がる局面」は、上昇の勢いが強いぶん、投資家の感情も大きく揺さぶられます。

動画でも「証券口座を見ると数字が増えて嬉しい反面、売らない人にとっては結局“数字”に過ぎず、あとで下げたときにがっかりしそう」といった、長期投資家ならではの複雑な心理が語られていました。上昇相場は気分が良い一方で、メンタル管理が難しくなる局面でもあります。

上がったのはどのセクターか

半導体関連が主役:レーザーテック、アドバンテストなどが急騰

今回の上昇局面で象徴的に取り上げられたのが、半導体関連です。動画では、レーザーテックが約8.9%上昇、アドバンテストが約8.5%上昇、イビデンが約8.3%上昇など、強烈な値動きが紹介されています。

半導体関連は、上昇するときの爆発力がある一方で、下げるときも大きい、いわゆるボラティリティが高いセクターとして知られます。

動画でも「さすがに乗っかっていけるような銘柄ではない」「怖い反面、買っていれば利益が取れたのでは」といった“羨望と恐怖”が同居する語り口になっていました。ここは初心者ほど感情で追いかけやすいので、値動きの大きさ自体をリスクとして理解しておく必要があります。

円安が追い風:ドル円が一時「159円台」、輸出株が上がりやすい地合いに

動画の中盤で触れられている大きなポイントが、為替の円安です。ドル円が一時「159円台」を付けたとされ、これが自動車・機械など輸出関連銘柄に追い風になった、という説明です。

輸出企業は、海外で稼いだドル建ての売上や利益を円に換算して決算に反映します。

ざっくり言えば、同じドルの利益でも円安になるほど円換算の利益が増えやすくなるため、株価は上がりやすくなります。

もちろん実際は、原材料コストやヘッジ、販売価格など様々な要因が絡みますが、短期的な市場の連想としては「円安=輸出株にプラス」が強く意識されがちです。

その代表例として動画で強く取り上げられているのがトヨタ自動車です。

自動車全体が一斉に大幅高というよりは、ホンダが約2%程度、日産が約1.7%程度、デンソーが約2.3%程度と“そこそこ”の上昇だった一方で、トヨタが約7.5%程度上昇した、という点が強調されています。これは視聴者にとっても「なぜトヨタだけここまで動くのか」と印象に残りやすい場面です。

長期金利が上がると銀行が強い:長期金利「2.16%程度」でメガバンクが大幅高

もう1つ、今回の相場を理解するうえで欠かせないのが金利です。動画では国内の長期金利が「2.16%程度」と語られ、この上昇が銀行株の追い風になったという流れが説明されています。

銀行は、貸出金利と預金金利の差、つまり利ざやが収益の柱になりやすい業種です。

一般論として、金利が上がる局面では利ざや拡大への期待が高まり、銀行株が買われやすくなることがあります。動画では、みずほフィナンシャルグループが約5.4%上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループが約5.3%上昇など、メガバンクの強さが目立ったとされています。

ここで面白いのは、動画内の投資家心理です。「利上げはもう織り込んで、ここからは動かないか下がると思っていたのに、もう1段あったのは意外」というニュアンスが語られています。

つまり市場は、材料が“出尽くした”と思われたところからでも、想定より強い買いが入ることがある、という現実が表れています。

商社も強い:丸紅、三菱商事、三井物産などが上昇

加えて、商社株の強さも取り上げられています。丸紅が約7.5%上昇、三井物産が約4.2%上昇、三菱商事が約5.2%上昇、住友商事が約5%程度上昇といった具体例が挙げられました。

商社は資源・非資源を含む幅広い事業を持ち、インフレ局面や資源価格、円安など複数の要素と結びつきやすいセクターでもあります。

動画では「高市さんの話が商社に良い影響」という表現で、政治イベントと商社の株価が同じ流れで語られていますが、初心者の方は「政治イベント→景気対策や方向性の期待→大型株や景気敏感に資金が向かう」といった“資金の流れ”として理解すると、ニュースの見え方が変わってきます。

上がる相場でも下がった銘柄、なぜ暴落が起きるのか

NTTは「この相場で下げる」:動かない値動きが逆に特徴になる

全面高のように見える日でも、下げる銘柄は存在します。動画ではNTTが下落していた点が取り上げられ、「この相場で下げるのか」という驚きが語られました。

そして、ここからの話が投資家目線として非常にリアルです。

動画では、NTTは良くも悪くも値動きが大きくない、ボックスのような動きをしているため、「他が上がりすぎて買う気がしない人」にとっては、むしろ手を出しやすい候補になるのではないか、という趣旨のコメントがあります。

これは“上がる銘柄探し”とは別の価値観で、相場が過熱して見えるときほど「動いていない銘柄」に安心感を覚える投資家心理がある、という示唆でもあります。

初心者の方は、上がっている銘柄だけを見ていると「乗り遅れた焦り」が生まれやすいですが、投資の選択肢は一方向ではない、という点が伝わってきます。

暴落銘柄の代表として任天堂:高値から「1万円割れ」までの下落

動画後半の中心は「なぜか落ちた銘柄」です。象徴的に取り上げられているのが任天堂で、引けで「1万円を割った」、高値が約1万5000円近かったところから大きく崩れている、という説明になっています。

ここで重要なのは、相場全体が強い日でも、個別の事情で売られ続ける銘柄は売られるということです。株価は人気投票の面もあり、テーマから外れたり、材料が出尽くしたり、資金が別のセクターへ移動すると、指数が高値でも個別は弱い、という状況が起こります。

動画では、投稿者自身が任天堂を「1万60円で買って、すぐ含み損に転落」と語りつつも、「少量だから、下げるならナンピンで付き合っていきたい」としています。これは“安くなったら買いたい”という考え方ですが、同時にナンピンは資金管理の難易度が高い手法でもあります。下げの理由が解消しないまま下がり続ける可能性もあるため、「どこまで下がっても買い増せる資金計画があるか」「買い増しの条件を決めているか」が重要になります。

ジーンズ、神戸物産、ニトリなど内需寄りが弱い:円安・金利上昇の裏側

続いて取り上げられているのが、ジーンズホールディングス、神戸物産、ニトリなどです。ジーンズホールディングスは約5.8%下落、神戸物産やニトリも内需関連として弱い、と説明されています。

ここは初心者にとって理解しやすいポイントがあります。円安は輸出企業に追い風になりやすい一方、輸入コストが上がる企業や、国内消費に依存する企業には逆風になりやすい面があります。さらに長期金利が上がると、金利負担や消費マインドの変化が意識され、内需の見通しが慎重になる場面もあります。

動画内では神戸物産について「絶対値では安いが、日経平均の高さと比較すると相対的に今のほうが安いという見方もできる」と語られています。これは“相対価値”の発想です。指数が急騰している局面では、置いて行かれた銘柄が相対的に割安に見えることがあります。

ただし割安に見える理由が「期待されていない」からなのか、「一時的に売られている」だけなのかで意味が変わります。初心者の方は、割安に見える=買い、ではなく、「なぜ置いて行かれたのか」を一度確認する癖を持つと失敗が減ります。

コシダカ、サイゼリヤなども下落:決算や内需テーマの揺れ

動画では、コシダカホールディングスが決算を受けて約5.7%下落、サイゼリヤも約5.4%下落といった例が紹介されています。飲食を含む内需系は、地合いが強い日でも決算や材料で個別に動くため、指数の上昇とは別のリスクがある、という現実が見えてきます。

一方で、動画ではコシダカについて株主優待や配当の話にも触れられており、株価が安値圏に来るなら狙い目になる可能性がある、というスタンスです。ここには「上昇相場でも、下げた銘柄を拾う」という逆張り的な発想があり、個別株投資ならではの“楽しさ”として語られています。

この相場は買いなのか、危ないのか

「6万円、7万円」も「大暴落」も両方あり得るという前提

動画の終盤で語られている核心は、「この先は読めない」という現実です。

日経平均がここからさらに上に伸び、強気予想どおりに6万円、7万円が見えるなら、今は“買いの相場”だったと言えるかもしれません。しかし、もし期待が剥落して急落し、戻りが鈍い展開になれば「高値掴みだった」という評価に変わります。

この“どちらもあり得る”局面で、人がやりがちな失敗は次の2つです。

1つは、上昇に興奮してポジションを一気に増やし、反転したときに耐えられなくなることです。

もう1つは、怖くなって何もできず、後から「やっぱり買っておけばよかった」と感情だけが残ることです。動画では、こうした状況に対し「平均を取るしかない」「いい時も悪い時も淡々と少量を積み上げる」という考え方が提示されています。

インデックス的な買い方を個別株に応用する発想

動画の表現は非常に分かりやすく、インデックス投資のように、個別銘柄でも“平均を取る買い方”をする、という提案になっています。

つまり、タイミングを当てに行くのではなく、時間を味方にして買い付け単価をならしていく、というイメージです。

これは初心者にとっても実践しやすい一方で、個別株の場合は企業ごとの浮沈があるため、インデックスほど自動的に分散されません。

したがって「淡々と積み上げる」にしても、銘柄数をある程度分けるのか、セクターが偏りすぎないか、最初に設計することが重要になります。

売ってリバランスは理想だが、売りは難しいという現実

さらに動画では、本来なら上がったものを売って、下がっている内需に資金を移す、いわゆるリバランスが有効ではないか、という話も出てきます。

ただし同時に「売るのはスキルがいる」と明言され、現実的には新しい資金(ニューマネー)を入れながら買い増していくほうが理想的だ、という結論に寄っています。

これは多くの個人投資家に刺さる部分です。売りの判断は、買いよりも感情が絡みやすく、「もう少し上がるかも」「ここで売ったら置いて行かれるかも」という迷いが出ます。

初心者の方は、まず“売りで完璧を目指さない”こと、そして“買い方で負けにくくする”ことのほうが再現性が高い、という視点が役立ちます。

上昇相場の副作用:資産が増えても喜べない心理

動画の終盤は、数字が増えることの“副作用”に触れています。

売らないスタイルの人は、上がったときに増えた資産を見ても、結局それは確定益ではありません。そして、一度高値を見てしまうと、下げたときに「最大値から減った」という感覚が残り、資産が増えていても喜びが薄れることがあります。

さらに、上昇で評価額が増えると、配当利回りが見かけ上低く見えてしまい、「効率的な投資ができていないのでは」と不安になることもある、という話が出ています。

これは投資経験が長いほど起きやすい心理で、投資は結局、相場だけでなく自分の感情とも戦うものだ、というメッセージで締められています。

稲妻相場の正体は「期待」と「資金の流れ」、結論は淡々と崩れにくく

2026年1月13日の相場は、衆院解散報道をきっかけとした期待感が一気に膨らみ、日経平均が約1600円高、史上初の5万3000円台に到達する「稲妻相場」となりました。上昇を主導したのは、レーザーテックやアドバンテストに代表される半導体関連、円安が追い風になった輸出株、長期金利2.16%程度の上昇で買われたメガバンク、そして商社株でした。

一方で、相場全体が強い日でも、任天堂が1万円割れまで下落するなど、個別には“暴落銘柄”が存在し、内需関連や決算要因で下げる銘柄も目立ちました。上昇相場のニュースだけを追うと「全部が上がっている」と錯覚しがちですが、実際は資金が向かう場所と向かわない場所で明確に強弱が分かれています。

この局面で未来を断定するのは難しく、日経平均が6万円、7万円に向かう可能性もあれば、期待が剥落して大きく崩れる可能性もあります。だからこそ、動画が提案するように、良い時も悪い時も淡々と少量で積み上げ、平均を取り、メンタルを守ることが最も現実的な戦い方になります。稲妻が走る日ほど、相場の熱狂よりも“自分のルール”を優先し、崩れにくい運用に立ち返ることが重要です。

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