日経平均6万円は目前か?AIバブル懸念と資金シフトの行方を徹底解説【エミン月間株式相場見通し2026年2月号】

本記事は、YouTube動画『【日経平均6万円待ったなし!?】押し目なしの株価上昇に潜む罠が?/テクニカル上の調整リスクも/AI投資への懸念でソフトウェア関連株に逆風も?/今狙うべきセクターは【エミンの月間株式相場見通し2月号】』の内容を基に構成しています。

目次

日経平均6万円は本当に射程圏内なのか

2026年2月の株式市場では、日経平均株価が6万円に迫る歴史的水準へと上昇を続けています。動画内ではエコノミストのエミン氏が、日米株式市場の現状と今後の展望について詳細に解説しています。

現在の日経平均は5万8000円台目前まで上昇しており、あと約2000円で6万円に到達する水準です。押し目らしい押し目をつけずに上昇している点が特徴で、市場では「押し目待ちに押し目なし」という状況が続いています。

しかし、その強さの裏側にはいくつかのリスク要因も潜んでいます。本記事では、アメリカ経済の現状、AIバブルへの懸念、日本株への資金流入、そして今後狙うべきセクターまでを整理していきます。

アメリカ経済は本当に強いのか?雇用と消費のねじれ

まず注目されたのはアメリカの失業率です。

予想4.4%に対し、実際は4.3%と改善しました。一般的に4%台は「完全雇用に近い低失業率」とされており、表面的には米国経済は堅調に見えます。

しかし一方で、いくつかの違和感があります。

ホワイトカラーの大量解雇

MicrosoftやAmazonなどの大手企業がホワイトカラーを中心にリストラを進めています。その理由として挙げられているのがAI導入による効率化です。

つまり、

・AIで代替できる業務は削減する
・人件費を圧縮する

という流れが進行しているのです。

消費者センチメントの悪化

雇用が悪化していないにもかかわらず、消費者信頼感指数は大きく低下しています。さらに小売売上高も予想を下回りました。

雇用は堅調
しかし消費者心理は悪化

この「ねじれ」が、現在の米国株の頭を重くしている大きな要因だと指摘されています。

AIバブルは崩壊するのか?ソフトウェア株急落の背景

特に大きなテーマとなっているのが、AI関連株とソフトウェア株の動向です。

SaaS銘柄が大幅下落

SaaS(Software as a Service)企業の株価は、トランプショック時の安値に近づく水準まで下落しています。

CRM、会計ソフト、物流管理ソフト、クラウドサービスなど、これまで高利益率を誇ってきた分野が売られています。

理由は明確です。

「AIが代替できるのではないか」という懸念です。

例えば、

・契約書チェック
・法務書類作成
・経理処理
・顧客管理

これらがAIで低コスト化されれば、SaaS企業の利益率は低下する可能性があります。

エミン氏は「SaaSが消えるとは思わない」としながらも、利益率の低下リスクはあると指摘しています。

AIモデル自体のコモディティ化

さらに問題なのは、AIモデルそのものの競争激化です。

アメリカだけでなく、中国勢も低コストAIを開発しています。もしAIモデルがコモディティ化すれば、巨額の設備投資を行ったハイパースケーラー企業(Google、Microsoft、Metaなど)の回収が難しくなります。

その場合、

・フリーキャッシュフロー減少
・自社株買い縮小

という流れが発生し、株価の重しになります。

ただし現時点では「明確に儲からない」という認識が広がっているわけではなく、即バブル崩壊とは言えない状況です。

ディフェンシブ株への資金シフトが示す景気後退懸念

アメリカ市場では、生活必需品株(コンシューマーステープルズ)が買われています。

これは典型的な「ディフェンシブシフト」です。

成長株 → ディフェンシブ株

へのローテーションは、景気後退懸念が高まっているサインでもあります。

つまり、AI成長期待一辺倒だった相場から、防御的な姿勢への転換が始まっている可能性があります。

セル・アメリカ、バイ・ジャパンの資金フロー

一方で日本株は非常に強い動きを見せています。

トランプ大統領就任以降の約1年半で、

・日経平均:約40%上昇
・S&P500:約18%上昇

と、日本株が倍近いパフォーマンスを記録しています。

これは明らかに資金の流れが変化している証拠です。

「セル・アメリカ、バイ・ジャパン」

アメリカ株から資金が抜け、日本株へ流入している構図です。

スタンダード市場への資金流入

プライム市場だけでなく、スタンダード市場にも資金が入っています。これは大型株が割高になり、割安銘柄物色へと移行していることを意味します。

一方でグロース市場はまだ本格的な資金流入が起きていません。

テクニカル分析:ボリンジャーバンドから見る調整リスク

テクニカル面では、日経平均はボリンジャーバンドの+2σを一時的に超えました。

2σは統計的に約95%の価格が収まる範囲です。そこを超えるのは「買われすぎ」状態を示唆します。

実際に短期的な調整は入りましたが、モメンタムは維持されています。

この勢いが続けば、6万円到達も現実的とされています。

今後狙うべきセクターはどこか

エミン氏が挙げた戦略は次の2点です。

1. 割安スタンダード銘柄

・PBR1倍割れ
・PSR1倍割れ

といった指標を基準に割安株を探す戦略です。

2. 国策関連分野

高市政権が掲げる17の戦略分野に沿った銘柄も注目されています。

具体的には、

・防衛関連
・サイバーセキュリティ
・エネルギー
・鉄鋼
・機械

などが挙げられています。

特に鉄鋼や機械は、まだ相対的に割安と見られています。

まとめ:6万円相場の裏にある冷静な視点

日経平均6万円は、モメンタムと資金フローの観点から十分射程圏内にあります。

しかしその背景には、

・アメリカの消費減速懸念
・AI収益性への疑問
・ディフェンシブシフト
・ソフトウェア株急落

といった不安材料も存在しています。

現在の相場は、

「日本への資金集中」という特殊要因

に支えられた上昇局面です。

短期的な過熱感を意識しつつ、

・割安銘柄の選別
・国策テーマの深掘り
・米国AI動向の継続監視

が今後の重要ポイントになります。

押し目を待つか、モメンタムに乗るか。

歴史的水準に迫る今こそ、冷静な戦略が求められています。

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