歴史的「大暴落」でも、まだ慌てて買う時間じゃない。

8月5日に歴史的な暴落がありました。

この動きから買いたくなった人も多いのではないでしょうか?
現物取引ならいざ知れず、ここで信用取引をするのは超ハイリスクです。

今回は暴落時に買うことの危険性について解説した動画をご紹介します。

目次

落下中のナイフを掴まない

相場が急落すると、初心者の方は慌てて飛びつきたくなるかもしれません。

しかし、すぐに反発することは稀であり、今はまだ半ばです。、何が起こるかわからないことを前提に行動する必要があります。

下げている最中に買うのはハイリスクですから、とりあえずは反発を待つべきです。

信用取引のリスク

ネット証券で信用取引を利用して株を購入する人が多くいます。

信用取引では元手の3倍までの株を購入できますが、相場が急落すると大きな損失を被るリスクがあります。例えば、100万円の元手で300万円分の株を購入し、相場が2割下がると、証券会社から追加の証拠金を求められます。

強制売りの可能性

追加証拠金を用意できなければ、証券会社は強制的に株を売却します。

これは「ロスカット」と呼ばれる措置で、元金の安全を確保するために行われます。

例えば、100万円の元手で300万円分の株を購入し、それが40%下がると、元金はすでに吹き飛んでしまいます。このような状況では、証券会社は強制的に株を売却して損失を回収しようとします。

信用取引の二階建て

信用取引には「二階建て」と呼ばれるリスクの高い手法もあります。

これは、現物株を担保にしてさらに信用取引で同じ銘柄を購入する方法です。

例えば、三菱UFJ銀行の株を現物で購入し、それを担保にしてさらに同じ株を信用取引で購入すると、相場が下がった場合のリスクが倍増します。

市場の動きとミスプライシング

現在の相場では、利上げの影響で銀行株や不動産株が下がっています。

しかし、全ての銘柄が下がるわけではなく、一部の銘柄は逆に上昇することもあります。このような「ミスプライシング」を見つけることができれば、投資のチャンスとなります。

慌てず冷静に行動する

現在の状況では、相場が完全に落ち着くまで待つことが重要です。

余裕資金がある場合は、全体の5%から10%程度を使って少しずつ買い増すのも良いでしょう。しかし、全力で投資するのは危険です。特に初心者は、相場が落ち着くまで待つことが賢明です。

長期投資の重要性

今回のような暴落があるからこそ、積み立て投資の重要性が際立ちます

。積み立て投資は、相場の変動に影響されず、時間をかけてコツコツと資産を増やす方法です。この方法を続けることで、長期的には大きな利益を得ることができます。

最後に

初心者の方は、恐怖心を持たずに冷静に行動することが重要です。相場の動きをしっかりと観察し、自分の投資スタイルを守り続けることが成功への道です。今回の動画でお伝えした内容が、皆さんの投資の参考になれば幸いです。

知っておきたい専門用語集

  • ナイフを掴む:相場が急落しているときに慌てて買いに入ること
  • 信用取引:証券会社からお金を借りて株を買う取引方法
  • 追加証拠金:信用取引で損失が出た場合に証券会社が求める追加の資金
  • ロスカット:証券会社が強制的に株を売却して損失を限定すること
  • 信用取引の二階建て:現物株を担保にしてさらに同じ銘柄を信用取引で買うこと
  • ミスプライシング:市場の混乱などで株価が適正価格から外れていること
  • ボラティリティ:株価の変動率。値動きの激しさを示す
  • ドナドナ:強制売りで株が市場に出回ることを皮肉った表現
  • ファンダメンタルズ:企業の業績や経済状況など、株価の基礎となる要素
  • ペニスボールのバウンド:相場が急落した後に一時的に反発すること
  • ウォッチリスト:注目している銘柄のリスト
  • ダブルレバレッジ:相場の動きを2倍に反映する投資信託
  • インデックス投資:日経平均やS&P500などの株価指数に連動する投資方法
  • 積み立て投資:定期的に一定額を投資する方法
  • 出川組:仮想通貨バブルの時に投資を始めた初心者を指す言葉
  • ブラックマンデー:1987年に起こった大規模な株価暴落
  • パンチボール:パーティで出される大きなボウルに入った混合酒。ここでは市場の活況を示す比喩
  • 円高:日本円の価値が他の通貨に対して上がること
  • 利上げ:中央銀行が金利を引き上げること
  • ベア:相場が下がることを予想して利益を狙う投資信託
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