※本記事は、YouTube動画「FX、-1億7500万円!ドル円買ったら急落!ウソだろマジで!!」の内容をもとに構成しています。
目次
結論:地政学リスクと指標悪化が重なり、ドル円急落で大損失!
人気FX系YouTuberのjinさんが、2025年6月のトレードで含み損がついに1億7500万円に達したことを報告しました。
主な要因は、アメリカの経済指標悪化と中東の地政学リスク(イスラエル×イラン)の複合的な要因によるドル円の急落。判断ミスとタイミングの悪さが致命的な結果を招いた実例として、多くの個人投資家にとっても他人事ではない内容となっています。
なぜここまで損失が拡大したのか?
原因1:ドル円「高値掴み」からの急落
- 陣さんは、CPI(米消費者物価指数)発表後にドル円を買いエントリー。
- しかしその直後、PPI(生産者物価指数)や失業保険申請件数も悪化し、米ドルは急落。
- ドル円は大幅に下落し、エントリー位置が悪かったために一気に含み損へ。
原因2:中東リスクでトリプルパンチ
- 週末にかけてイスラエルとイランの武力衝突が激化。
- 市場は地政学リスクを懸念し、安全資産として一時的に円が買われる動きが加速。
- 結果として、「ドル安・円高」というリスクオフの流れが強まった。
現在のポジションと損益状況
- みんなのFXでの含み損:約1億2940万円。
- CFD口座での含み損:約142万円。
- トータルで、2025年の損益は−1億7500万円に到達。
- 一時はプラスで利確した場面もあったものの、最終的にはほぼ全損。
以下のようなポジションを保有しており、クロス円(特にユーロ円)で大きくやられていると報告しています:
通貨ペア | 状況 |
---|---|
ドル円 | 高値掴みで急落後含み損拡大 |
ユーロ円 | 欧州通貨が強く上昇して損失拡大 |
スイスフラン円 | こちらも強く、逆張りで損失中 |
株(CFD) | ナスダックなどの押し目買い検討中 |
なぜ円がここまで弱いのか?
jinさんは次のような要因を挙げています:
- 日銀の政策維持姿勢:上田総裁は利上げに消極的で、今後も円安方向に圧力。
- FRBの利下げ見送りの可能性:失業率は低水準(4.2%)のため、利下げは先延ばし。
- 欧州(ECB)は利下げしたが通貨は強い:ユーロは8会合連続で利下げ中にもかかわらず、買われている。
- ドル安・円安・ユーロ高という珍しいトレンド:ユーロ円売りで苦しむ結果に。
今後の展望:まだ押し目買いで勝負できるのか?
jinさんの戦略
- 6月・7月は円安・株高のアノマリーに賭ける。
- 「押し目は買い」というスタンスを貫き、ドル円・クロス円で再び勝負へ。
- 7月の上昇トレンドに乗れれば、「最後のファイナルアタック」でFX引退も視野。
投資家として注意すべきポイント
- 地政学リスクが予想外に拡大した場合、一時的な円高は十分ありえる。
- G7で為替に関する声明が出る可能性もあり、突発的なトレンド転換に注意が必要。
- クロス円(ユーロ円、スイス円)は買われすぎ水準にあるが、「売り」で取るのは危険と警鐘。
今週のイベント:政策金利とG7
- 火曜日:日銀政策決定会合
- 大きな変更はなく、円安方向と予測。
- 木曜日早朝:FRB(アメリカの中央銀行)政策発表
- 利下げは見送り、現状維持の可能性が高い。
- 結果、ドル高→円安という流れが再び強まる可能性。
まとめ:最悪の結果からの逆転なるか?
陣さんの2025年のFXトレードは現時点で**−1億7500万円という壮絶な赤字です。しかし、6月から7月にかけての円安アノマリーに賭け、「押し目買いで勝負する!」と宣言。まさに背水の陣**です。
読者の皆さんも、この動画を通じて以下の教訓が得られるはずです:
- 経済指標と地政学リスクが重なる時は特に慎重に。
- 押し目買い戦略は有効だが、「高値掴み」は致命的。
- 相場の流れが変わる時は素早い損切り判断が求められる。
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