※本記事はYouTube動画「FX、-1億5860万円!今週こそ円高進行か!?」の内容をもとに執筆しています。
結論:今週は「円高進行」の可能性が高まっている
・トランプ前大統領の圧力が強まり、日米間の貿易交渉が進展中
・IMMの投機筋ポジションでは「史上最大規模の円買い超」
・米利下げ圧力が高まる一方、日本もインフレが深刻に
・市場の注目は「日米為替交渉の行方」と「米住宅関連指標」
こうした要素が重なり、「円高圧力」がかかりやすい地合いになっています。今後のトレード判断にも大きく影響する注目の一週間です。
トランプ発言が相場に波乱を呼ぶ
トランプ氏が再び「関税攻勢」を展開し、特に日本との交渉に言及。日本側からは赤澤大臣が米国入りし、車の安全基準の緩和などについて交渉中と報じられています。
特に注目されたのは、ホワイトハウス公式X(旧Twitter)で投稿された、赤澤大臣とトランプ氏のツーショット写真。この投稿が市場に「日米交渉進展」の印象を与えました。
石破元首相も「最終的にはトランプ氏と決める」と発言。市場では「日本は円高を容認する方向に動かされているのでは」という懸念が強まっています。
過去最大規模の「円買いポジション」が積み上がる
IMM(国際通貨先物市場)の最新データでは、円の投機ポジションが史上最大の買い越しとなりました。これは、海外投資家たちが「円高方向」にベットしているということです。
背景には以下の理由があります。
- 円安が行き過ぎた反動
- 米金利低下への期待
- トランプ再登場による通商政策不安
一方で、このポジションが「巻き戻し(利確)」されれば、一気に再び円安へ戻る可能性もあるため、要注意です。
パウエル議長 vs トランプの再対決
トランプ氏はFRBのパウエル議長に対し、「利下げしないなら解任だ」と発言。これにより米金利政策に対する政治介入の懸念が高まりました。
ただし、FRB議長は大統領が簡単に解任できるものではなく、過去にも同様の圧力が失敗した経緯があります。
それでも、トランプ氏の発言がマーケットに与える影響は無視できず、ドル安方向の圧力として機能しています。
欧州ECBは利下げ、日本のインフレは継続
ヨーロッパではECBが連続利下げに踏み切っており、これも世界的な金融緩和モードを示唆しています。一方で、日本の消費者物価指数(CPI)は前年比3.2%の上昇となり、依然としてインフレ傾向が続いています。
日本でも「利上げが遅れた」との声が強まっており、金融政策への信頼感がやや揺らいでいる状態です。
今週の注目経済指標
特に注目されているのは以下の指標です。
日付 | 指標名 | 注目ポイント |
---|---|---|
今週 | 日銀コアCPI | 日本のインフレ動向の継続確認 |
今週 | 米新築・中古住宅販売数 | 景気減速シグナルの有無を探る |
アメリカの住宅販売は景気に直結するため、これが大きく下がると「景気後退入り」の懸念が高まることになります。
個人投資家の悲痛な現状:マイナス1億5860万円
動画投稿者「jin」さんの現状は、非常に厳しいものです。
- FX(みんなのFX):含み損 マイナス1億1000万円
- CFD(GMOクリック証券):含み損 マイナス162万円
- 累計損益(過去分含む):マイナス1億5856万円
- 利確分:35万円
特にユーロ円が予想通りに下がらず、さらにスワップコストがかさんでいるとのこと。イースター休暇でスプレッドが広がり、トレード機会も失われたのが響いています。
「FXやめたい」けどやめられない苦しみ
「やめるやめる詐欺」と視聴者から言われながらも、続けるしかない。ローマは一日にしてならず、FXの損失を減らし、株式投資で取り返すという長期計画を続けているとのこと。
このあたりの泥臭い戦いぶりは、同じように苦しんでいる個人投資家に共感を与える部分かもしれません。
まとめ:円高進行なるか?「日米為替交渉」と「米利下げ」に注目
今回の動画では、以下のような重要なポイントが網羅されています。
- トランプ氏の圧力が為替相場を揺さぶる
- IMMでは過去最大規模の円買いが進行中
- 米FRBの利下げはトランプの思惑通りに進むのか
- 日本のインフレも高止まりで、金利政策に注目
- 個人トレーダーの壮絶な現状が浮き彫りに
今後の相場は、日米交渉の行方とFRBのスタンス次第で急変する可能性が高いため、非常に注目度の高い週となりそうです。
コメント