※本記事は、YouTube動画「FX、-1億8230万円!含み損が年初来高値更新!!!」の内容をもとに執筆しています。
目次
結論:米国・イランの緊張とドル高円安でトレーダー壊滅。今は「最後のドル買いチャンス」か?
2025年6月、アメリカがイランの核施設を直接攻撃。これにより中東情勢は一気に緊迫し、世界の金融市場も不安定化しています。そんな中、FXトレーダーのjinさんが報告したのは、なんと含み損1億8230万円。年初来の最大損失額を記録する結果となりました。
本記事では、その要因となった地政学リスク、円安加速、米金利動向などをまとめるとともに、個人投資家がこの局面で何をすべきかについても整理していきます。
含み損爆増の原因①:アメリカによるイラン核施設爆撃
2025年6月22日、米軍がイランの3つの核関連施設(ナタンズ・イスファハン・フォルド)に対して、ステルス爆撃機B2とバンカーバスターで攻撃を実施。
- トランプ大統領は「核を保有するイランは許さない」と発言
- イラン側も報復姿勢を崩さず、核開発継続を宣言
- サンデーダウ先物は1%以上下落
- 第3次世界大戦の懸念まで飛び出す事態に
地政学リスクが急騰したことで、為替市場にも大きな波が押し寄せました。
含み損爆増の原因②:FOMC後も利下げ見通し後退でドル高継続
6月のFOMCでは政策金利が据え置きとなったものの、パウエル議長は「年内利下げ見通しに変化なし」とする一方で、利下げ回数をゼロと予想するメンバーが増加。
- 前回:利下げゼロと予想4人 → 今回:7人に増加
- その結果、ドル買いが加速 → ドル円は146円を突破
陣さんも「ドルは上がると分かっていた」としつつも、中東リスクで怖くて買えなかったことが結果的に損失拡大につながりました。
含み損爆増の原因③:ユーロ高の流れに逆張りで敗北
ドルの上昇が落ち着き始めた一方で、資金はユーロに流入。
- ユーロ円が年初来高値を更新
- RSIでは「買われすぎ水準」に突入
- 陣さんはユーロ円を「売り」ポジションで保有 → 大打撃
「天井圏」と見た売りポジションが焼かれる展開となり、爆損をさらに拡大させる結果に。
含み損爆増の原因④:日本の物価上昇と金利政策のジレンマ
日本でも物価上昇(インフレ)が深刻に。
- 全国CPI:前年比3.7%上昇
- 特にお米が前年比101.7%上昇
- 上田総裁は「緩やかに下がっていく」と楽観視
- 利上げの見通しは「あと1回あるかどうか」
しかし金利が上がらなければ円売り圧力は継続。日本円の信頼低下がドル円のさらなる上昇=円安要因となっています。
現在の損益状況とトレーダー心理
陣さんの報告(2025年6月第4週時点)
- 含み損(FX全体):マイナス1億3900万円
- 含み損+確定損失の合計:マイナス1億8230万円
- 現物株の利益確定で資金を回して延命中
- CFD口座でも含み損140万円
- 最後のチャンスにかける姿勢:「ここが最後の上げだと思ってる」
心身への影響
- ストレスで体重が1kg減少(94.1kg)
- 「冗談じゃなく、金が無くなる」「死ぬほどやばい」と悲鳴
トレーダーとしての教訓と今後の戦略
jinさんの見解
- ドル円:6月中がラストチャンス
- 7月以降:円高・ドル安にシフトする可能性
- 今の上昇局面を「最後の勝負」として見ている
読者が学べるポイント
リスク | 回避策 |
---|---|
地政学ショック | ポジションサイズを控える、ヘッジ手段を取る |
ボラティリティ急騰 | 逆指値の活用や流動性の低い時間帯の取引回避 |
利上げ・利下げの読み違い | FOMC・CPIの速報を注視し、柔軟な戦略を構築 |
恐怖による機会損失 | シナリオ別に事前準備し、ルールで行動する |
まとめ:市場の“最終局面”をどう迎えるかが、今後の運命を分ける
- 中東戦争リスク+ドル高加速+ユーロ高という三重苦の中で、陣さんは含み損1億8000万円以上という厳しい現実に直面。
- それでも「最後の買い場」「最後の上げ」と信じて戦略を立てており、この局面にかける覚悟が伝わってきます。
投資において、リスクを取らないこともまたリスク。しかしそれ以上に大切なのは「恐怖に振り回されず、冷静に判断できる力」です。
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