株式投資において、大きなリターンを狙うためにはどのような戦略が必要なのでしょうか?今回は、専業投資家のケ氏が語る「2倍、3倍株を取るための投資手法」について詳しく解説します。
目次
1. 投資の勝ちパターンとは?
投資にはさまざまな手法があり、成功するためのパターンも人それぞれ異なります。しかし、専業投資家として長年勝ち続けている投稿主が最近特に注目している手法が「グロース株 × 自社株買い」という戦略です。
この手法では、成長性の高いグロース株に投資しつつ、企業が積極的に自社株買いを行っている銘柄を狙うことがポイントとなります。
なぜグロース株と自社株買いが重要なのか?
グロース株とは、企業の売上や利益が急成長している銘柄のことを指します。一方で、自社株買いとは、企業が市場から自社の株を買い戻すことを意味します。
この2つを組み合わせることで、以下のメリットが得られます。
- EPS(1株あたり利益)の向上
- 企業が自社株買いを行うと、市場に出回る株式の数が減少し、1株あたりの利益(EPS)が増加します。
- EPSが増加すると、同じPER(株価収益率)で計算した場合の株価が上昇しやすくなります。
- 株価の安定と上昇の可能性
- 自社株買いが継続的に行われることで、市場に出回る株の供給が減り、需給バランスが改善します。
- これにより、株価が長期的に安定しやすくなり、上昇の可能性も高まります。
- 投資家の信頼が高まる
- 企業が自社株買いを行うことは、自社の成長を確信している証拠とも言えます。
- そのため、長期投資家の支持を得やすくなり、株価が下がりにくくなる効果も期待できます。
2. 自社株買いの効果を具体例で検証
投稿主の分析によると、同じ成長率を持つ企業でも、自社株買いを行うかどうかで株価の推移が大きく変わることが分かっています。
例えば、以下の条件を想定します。
- 株式数:1,000万株
- EPS(1株あたり利益):1,000円
- PER(株価収益率):15倍
- 初年度の株価:15,000円
- 企業利益の成長率:年20%
ケース1:自社株買いなし
- 1年後のEPS:1,200円
- 株価(PER15倍):18,000円
- 4年後のEPS:2,000円
- 株価(PER15倍):30,000円
ケース2:毎年10%の自社株買いを実施
- 1年後のEPS:1,333円(株式数が減るためEPSが増加)
- 株価(PER15倍):20,000円
- 4年後のEPS:2,500円
- 株価(PER15倍):37,500円
このように、自社株買いを行うことで株価の上昇スピードが加速することが分かります。
3. 自社株買いを行う企業の見極め方
すべての企業が自社株買いをすれば良いというわけではありません。重要なのは、
- 成長を阻害しない範囲で自社株買いを行っているか?
- 企業が自社株買いに使う資金が、成長投資を削っていないかを確認する。
- 経営陣が株価の割安さを認識しているか?
- PERが高すぎる(例:60倍など)の場合、自社株買いの効果が薄れるため注意が必要。
- 業績が安定しているか?
- 利益が安定して伸びている企業であれば、自社株買いの恩恵を受けやすい。
4. 具体的な銘柄例
実際に自社株買いを積極的に行っている企業として、
- デクセリアルズ:自社株買いを行いながら成長を続けている。
- トレイダーズホールディングス:業績好調であり、バリュエーションも割安。
このような企業に注目することで、高リターンを狙うことができます。
5. まとめ:長期投資における最適な戦略
専業投資家のケ氏が推奨する「グロース株 × 自社株買い」戦略は、長期的に資産を増やすための有効な手法の一つです。
- 成長性のある企業を選ぶ
- 年間成長率15%以上の企業が理想。
- 自社株買いを積極的に行っているかを確認する
- 企業の還元方針をチェック。
- 株価の割安さを見極める
- PERが低めの企業が狙い目。
このような視点を持つことで、2倍、3倍株を狙う投資が可能になります。
これから株式投資を始める方、またはより高リターンを狙いたい方は、ぜひこの手法を活用してみてください!
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