世界の天才たちが教えるお金の増やし方についての本、『How to インベスト』をご紹介した動画です。この本は、スーパーエリートたちの考え方や実践についてのインタビュー集で、投資のプロから初心者まで幅広い読者に向けて書かれています。さっそく内容を詳しく見ていきましょう。
ポチップ
目次
本書の構成
本書は三部構成になっています。
- 第1部 メインストリーム
- 債券、公開株式、不動産、プライベートウェルス、ファミリーオフィス、エンダウメント
- 第2部 オルタナティブ
- ヘッジファンド、プライベートエクイティ、バイアウト、ディストレスト、ベンチャーキャピタル
- 第3部 カッティングエッジ
- 暗号資産、SPAC、インフラストラクチャー、ESG
偉大な投資家たちの共通点
本書では、多くの偉大な投資家たちの共通点についても言及しています。
以下はその一部です。
- 中流階級出身
- 彼らの多くは資産家の出身ではなく、中流階級から努力で這い上がってきた人たちです。例えば、ウォーレン・バフェットやロン・バロンなどもその例です。
- 数学の強さ
- 多くの投資家たちは文系出身であっても、数字に強く、数学が得意であることが共通点です。
- 自分の判断で最終決断
- 多くのアドバイスを受けたとしても、最終的には自分自身で決断を下す姿勢が見られます。
- 読書の重要性
- 偉大な投資家たちは読書を非常に重視しており、年間100冊以上の本を読む人もいます。例えば、ゴールドマン・サックスの筆頭取締役であるアデバヨ・オレシ氏や元ソロス・クアンタム・ファンドのスタンリー・ドラッケンミラー氏などです。
- 投資を楽しむ
- 投資は仕事ではなく、喜びとして楽しむ姿勢がある。これは多くの成功した投資家に共通する特徴です。
ロン・バロンの投資スタイル
次に、公開株式の運用で有名なロン・バロンについてご紹介します。
彼はバロン・キャピタルの創業者で、バイ&ホールド戦略を重視しています。彼の投資スタイルはウォーレン・バフェットに習ったもので、テスラやSpaceXの初期段階での投資で知られています。
例えば、1996年にFRB議長アラン・グリーンスパンが「根拠なき熱狂」と発言しましたが、その後の3年間で市場は80%も上昇しました。ロン・バロンはこの経験から、市場予測の自信を失い、バイ&ホールド戦略をさらに重視するようになりました。
メアリー・キャラハン・アードのバランス型ポートフォリオ
最後に、JPモルガンチェースのアセット&ウェルス部門CEOであるメアリー・キャラハン・アードについてです。
彼女はバランスの取れたポートフォリオを推奨しており、投資信託、ETF、個別株、個別債券、ヘッジファンド、プライベートエクイティなどを組み合わせています。
- 早期かつ頻繁な投資の重要性
- できるだけ早く、頻繁に投資することが重要です。例えば、毎日1ドルを倍にすることがどれだけ大きな利益を生むか考えてみてください。
- 分散投資
- 卵を一つの籠に盛らないように、リスクを分散させることが重要です。過去20年のデータでは、平均的なバランス型ポートフォリオのリターンは6.5%でした。
まとめ
『How to インベスト』は、初心者からプロまで幅広い層に向けた、投資のエリートたちの知識と経験が詰まった一冊です。各分野のプロフェッショナルたちのインタビューを通じて、投資の世界の広さや深さを感じることができるでしょう。是非、本屋で手に取ってみてください。
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知っておきたい専門用語集
- 債券:国や企業が発行する借金の証書。一定の利子を支払う
- 公開株式:証券取引所に上場されている株式。誰でも売買できる
- プライベートウェルス:個人や家族の資産運用。富裕層向けの投資
- ファミリーオフィス:超富裕層の家族の資産管理を専門とする機関
- エンダウメント:大学や非営利団体が運用する基金
- オルタナティブ:伝統的な投資以外の手法。ヘッジファンドやプライベートエクイティなど
- ヘッジファンド:多様な投資戦略を用いて高いリターンを狙う投資信託
- プライベートエクイティ:未公開企業に投資し、価値を高めてから売却する投資
- バイアウト:企業買収。特に企業の経営権を取得すること
- ディストレスト:財政的に困難な企業の債券や株式に投資する手法
- ベンチャーキャピタル:新興企業やスタートアップに資金を提供する投資
- カッティングエッジ:最新で革新的な技術や手法
- 暗号資産:ビットコインやイーサリアムなどのデジタル通貨
- SPAC:特別買収目的会社。未公開企業を買収するために設立される
- インフラストラクチャー:公共施設やサービスのインフラ投資
- ESG:環境・社会・ガバナンスの観点からの投資
- バイ&ホールド:株式を長期間保有し続ける投資戦略
- 損切り:投資が損失を出しているときに売却して損失を確定すること
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