投資の最重要知識「複利」のエゲツいパワーを徹底解説します!

今回は金融リテラシーの重要なテーマ「複利」について詳しく解説した動画です。

複利とは、お金が時間と共にどのように増えるかを示す強力な概念です。

このブログ記事では、複利の基本からその威力、さらにはリスクについて具体例を交えながら分かりやすく説明します。ぜひ最後までお読みください。

目次

利子と金利の基礎

まず、利子と金利についておさらいしましょう。

利子(利息)は、借りたり貸したりしたお金に対して支払われる対価のことです。

一方、金利は利子を元本に対する割合で表したものです。例えば、100万円を貸して1年後に10万円返してもらう場合、利子は10万円で、金利は10%となります。

複利と単利の違い

単利では、元本に対してのみ利子がつきます。例えば、100万円を金利5%で40年間運用すると、毎年5万円の利子がつき、40年間で200万円の利子が得られます。元本と合わせて合計300万円になります。

一方、複利では、利子にも利子がつくため、資産は加速度的に増えます。

先ほどの例で複利を適用すると、1年目は同じく5万円の利子がつきますが、2年目以降は元本と1年目の利子に対して利子がつきます。

結果、40年間で約700万円に増えます。これは単利の場合の2倍以上です。

複利の具体例

以下のグラフは、100万円を年利5%で40年間運用した場合の比較です。

  • 単利の場合:100万円が40年後に300万円に増加
  • 複利の場合:100万円が40年後に700万円に増加

この違いは、複利では利子が利子を生むため、時間が経つほど増え方が加速することに起因します。

72の法則

複利の計算が難しい場合、簡単に理解するための「72の法則」があります。

この法則では、72を金利で割ることで元本が2倍になる期間を計算できます。例えば、金利が8%の場合、72 ÷ 8 = 9年で元本が2倍になります。この法則を覚えておくと便利です。

複利のリスク:借金の場合

複利は資産を増やすための強力なツールですが、逆に借金に適用すると恐ろしい結果を招きます。

例えば、100万円を年利5%で借りた場合、40年後には単利で300万円、複利で700万円の債務となります。

さらに、違法な高金利の闇金では、10万円を10日で1割の金利で借りると、60日後には利息だけで7万円、1年後には利息が300万円程度に膨れ上がります。

最も悪質な10日で5割の金利では、10万円が1年で2000億円以上に増加します。このような状況に陥らないよう、借金には十分注意が必要です。

ポジティブな複利の利用方法

複利は資産形成にも有効です。運用期間が長いほど、そして利率が高いほど効果が大きくなります。例えば、株式や投資信託において、配当金を再投資することで、複利の効果を最大限に引き出すことができます。

  • 配当金を再投資することで、トータルの利回りが高まり、資産が加速度的に増加
  • 投資信託では、自動再投資設定を利用することで、複利の効果を簡単に活用可能

自己投資としての複利

福利の概念はお金に限らず、自分自身のスキルや能力の向上にも応用できます。

例えば、若い頃に習得したスキルは、長い期間にわたって多くの利益を生み出します。自己投資も長期間続けることで、様々な成果を得ることができます。

まとめ

福利とは、利子が利子を生むことで、資産が加速度的に増える計算方法です。

長期間の運用と高い利率が重要なポイントですが、借金に適用されると恐ろしい結果を招くこともあります。投資においては、配当金の再投資などで福利の効果を最大限に活用し、資産を効率的に増やすことができます。

また、自己投資としても福利の概念を活用し、スキルや能力を長期間育てていくことが重要です。

福利の魔力を理解し、賢く活用して、あなたの資産を最大限に増やしていきましょう。

知っておきたい専門用語集

  • 利子(利息):借りたり貸したりしたお金に対して支払われる対価のこと
  • 金利:利子を元本に対する割合で表したもの
  • 元本:借りたり貸したりする元となる金額
  • 単利:元本に対してのみ利子がつく計算方法
  • 福利(複利):元本だけでなく利子にも利子がつく計算方法
  • 利回り:投資金額に対して配当金と売却損益を合わせた利益の割合
  • 72の法則:元本が2倍になる金利と年数の関係を示す法則。72を金利で割ることで計算
  • 配当金:株式や投資信託において、利益の分け前として受け取る金銭
  • 再投資:受け取った配当金や分配金を再び投資に回すこと
  • 運用期間:投資や借金の期間
  • 年率:1年間あたりの利子や金利の割合
  • 闇金:違法な高金利でお金を貸す業者
  • 延滞損害金:返済が遅れた場合に発生する追加の金銭的負担
  • 投資信託:複数の投資家から集めた資金を運用する金融商品
  • 基準価格:投資信託の1口あたりの価格
  • NISA:少額投資非課税制度のこと。一定額までの投資利益が非課税になる制度
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