今回のブログでは、学長が選ぶ「2024年11月のトレンドとお得なお金のニュース」を7つ取り上げ、それぞれ詳しく解説していきます。
この動画では、年収アップ、貯蓄額アップ、投資、資産防衛といった資産形成に関する重要な話題を厳選し、初心者でも分かりやすい形で紹介しています。
ニュース1:年収103万円の壁が変わる?
概要
現在、話題となっているのが「年収103万円の壁」に関する政策変更の可能性です。
103万円の壁とは、基礎控除48万円と給与所得控除55万円を合計した金額で、これを超えると所得税がかかる仕組みです。この壁は1995年から変更されておらず、経済状況の変化に対応していないという問題があります。
政策のポイント
- 国民民主党が掲げる政策で、この壁を178万円に拡大する案が浮上。
- 年収200万円の人は手取り8.6万円増加、年収1000万円の人は手取り22.8万円増加といった具体的な数字が示されています。
論点
- 誰の手取りが増えるのか? 手取りが増える幅は高所得者ほど大きいため、「高所得者優遇」という批判も。
- 社会保険料の壁 所得税の壁を超えても、130万円の壁など他の社会保険料の課題が残る可能性が指摘されています。
- 財源はどうするのか? 178万円に引き上げた場合、7兆~8兆円の税収減が見込まれるため、財源確保が課題。
ニュース2:フリーランス保護新法がスタート
概要
11月1日から、フリーランスを守るための新法が施行されました。この法律は、発注者による不当な行為からフリーランスを保護し、安心して働ける環境を整えることを目的としています。
法律のポイント
- 取引条件の提示:仕事内容や報酬金額を明確に書面やメールで提示する義務。
- 報酬支払い期限:物品受け取り後、60日以内に支払う必要がある。
- 7つの禁止行為:報酬減額や不当なやり直しの強制など。
- 育児や介護との両立の配慮:妊婦検診時の時間調整など柔軟な対応を求める。
重要な点
法律の内容を理解し、自分の権利を把握することが大切です。特に、フリーランスの立場で「取引条件の提示」や「中途解除の事前予告」などの義務が守られているか確認しましょう。
ニュース3:年収10万円の壁撤廃へ
概要
「年収10万円の壁」とは、社会保険料が発生するラインを指します。この壁が撤廃される可能性があり、短時間労働者も社会保険に加入する必要が出てきます。
背景
- 最低賃金が全国平均で1051円に上昇。
- 週20時間働くだけで10万円を超える地域が増えたため、このラインが現状にそぐわなくなっています。
影響
- 新たに200万人が社会保険料を負担する見込み。
- 社会保険料負担で手取りが減る一方、将来の年金額が増える可能性。
ニュース4:高額療養費制度の自己負担額引き上げ検討
概要
高額療養費制度の自己負担上限額が引き上げられる可能性が浮上しました。この制度は、医療費が一定額を超えた場合、負担額に上限を設けるものです。
現状の上限額
- 年収1100万円以上:月25万円
- 年収370万~770万円:月10万円
問題点
少子高齢化により、制度を維持するための財源が厳しくなっているため、引き上げが避けられない状況です。
ニュース5:ウォーターサーバー契約トラブルが急増
概要
ウォーターサーバーの契約トラブルが過去10年で最大件数に達しました。特にショッピングモールや家電量販店での契約時に説明不足や誤解を招くケースが増えています。
事例
- 「いつでも解約可能」と説明されたが、実際には高額な解約金が発生。
- キャッシュバックの対象外と後から説明される。
ニュース6:イオンカード不正利用の問題
概要
イオンカードで不正利用が急増しています。停止手続きをしても、小額決済が止められないという問題がSNS上で多く報告されています。
原因
- フィッシング詐欺やカード番号の総当たり攻撃による不正入手。
- 小額決済は即時審査を通さない仕組みが悪用されている。
対策
- 不要なカードの解約。
- メールリンクの非クリック。
- 家計管理アプリで定期的なチェック。
ニュース7:SBI版の高配当株ファンド登場
概要
SBI証券から新しい高配当株ファンド「SBSD」が登場しました。これは、アメリカの高配当株に投資するSCHDをベースとしたファンドです。
特徴
- 運用コスト:0.1235%(楽天より安い)
- 配当金の安定性:過去10年で配当金が2.5倍に成長。
- 株価の安定性:13年間で株価が3.4倍。
まとめ
11月のニュースは、税制改正、フリーランス保護、社会保険料の見直し、高額療養費の引き上げなど、多岐にわたる重要な話題が取り上げられました。
これらの情報を元に、自分のお金の守り方と増やし方を改めて考える機会にしてみてください!
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