ETFは資産形成に必須不可欠か?というテーマについて論じた動画です。
動画としての結論は「ETFが好きなら投資すれば良いけど、必須ではない」となります。その理由について以下をご覧ください。
ETFとは
ETF(Exchange-Traded Fund、上場投資信託)は、株式のように取引所で売買できる投資信託です。
通常の投資信託との主な違いは、市場での価格変動により、リアルタイムで売買することができる点です。
ETFのメリット
流動性が高い
ETFは株式と同じように市場が開いている間は売買が可能です。これにより、価格の変動を利用して取引を行うことができます。
そのため、デイトレードのように頻繁に取引ができます。
その一方で投資信託の価格は1日に1回しか値付けされず、しかも買いを入れたら早くとも当日が終わった後の値付けで約定するので、大きく動いているタイミングで下位を入れることができません。
低い手数料
ETFは通常、低い信託報酬(運用コスト)を持っており、それが魅力の一つです。
コストは投資信託よりも低く、中には手数料が0円のものもあります。
ETFのデメリット
売買単位の制限
投資信託のように少額から始めることが難しい場合があります。例えば、あるETFが1口713円で取引されている場合、最小投資額は7130円となります。
このように毎月一定額で購入することが出来なかったり、1口が高い場合はそれなりのお金が必要になります。
取引の手間
ETFは指値注文や成行注文など、株式の取引と同じような手続きが必要になることがあります。
トレードが好きな場合は問題ありませんが、気軽に積立投資でほったらかしが好きな方には向きません。
ETFが向いている人
ETFはリアルタイムで取引できる投資信託で流動性が高いのがメリットです。
しかしその一方で約定後に利食いや損切りといった「投資作業」が必要にもなりますので、このような「トレーディング」が好きな方にはオススメです。
一方で毎月決まった日にコツコツ積み立てる投資がしたい方にはETFは向きません。
投資行為に面白さを感じている人、コツコツ積み立ての無味乾燥が嫌いな方はETF取引が向いています。
例えるなら、車のオートマ車とマニュアル車の違いで、自動で積み立てをやるなら投資信託、自分で取引タイミングを決めたいならETFと考えると良いでしょう。
ETFと投信信託に関する専門用語集
- ETF:上場投資信託の略称で、株式のように取引所で売買可能な投資商品
- 流動性:資産がどれだけ速く現金化できるかの度合い。ETFは株式と同様に高い流動性を持つ
- 信託報酬:投資信託の運用を行うために投資家が支払う手数料のこと
- ノーロードファンド:購入時に販売手数料がかからない投資信託
- 指値注文:特定の価格を指定して行う売買注文
- 成り行き注文:現在の市場価格で即時に行う売買注文
- 再投資:配当や利益を再び投資に回すこと
- インデックス投資信託:市場の指数に連動するように運用される投資信託
Q&A集
- ETFのメリットは何ですか?
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ETFのメリットには、高い流動性、低い信託報酬、市場価格でのリアルタイムの売買が可能な点などがあります。
- ETFと普通の投資信託の違いは何ですか?
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普通の投資信託と比べてETFは市場で自由に売買でき、価格が日中の市場動向によって変動する点が大きな違いです。
- ETFにはどのようなデメリットがありますか?
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ETFのデメリットには、売買単位の制限、取引の手間がかかる点、自動再投資がされないため配当金の再投資に手間がかかる点などがあります。
- ノーロードファンドとは何ですか?
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ノーロードファンドとは、購入時に販売手数料がかからない投資信託のことを指します。
- 配当の再投資はどうすればいいですか?
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ETFの場合、配当金は自動的に再投資されないため、受け取った配当を自分で再投資する必要があります。
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