ていねいなマルチタイムフレーム分析のやり方解説

2024年8月23日

今回は、マルチタイムフレーム分析についての動画をご紹介します。

この分析手法はFXトレードにおいて非常に重要ですが、初めての方には少し難しく感じられるかもしれません。そこで、具体的な例や数字を交えながら、できるだけ詳しく説明していきます。

著:あをうし（青牛）

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マルチタイムフレーム分析とは？

まず、マルチタイムフレーム分析というのは、複数の時間足（チャートの期間設定）を使って相場を分析する方法です。

たとえば、1分足、5分足、1時間足、日足など、それぞれの時間足でチャートを確認することで、異なる視点から相場の動きを理解することができます。

一般的には、画面を分割して複数のチャートを同時に表示したり、マルチモニターを使って分析するトレーダーが多いですが、この動画の中では、必要に応じてチャートを切り替えて確認することが推奨されています。

この分析手法には、大きく分けて以下の二つのメリットがあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

トレードにおいて、エントリーポイントを見つけることは非常に重要です。

マルチタイムフレーム分析を使うと、そのエントリーポイントの精度を高めることができます。たとえば、1時間足でトレンドラインを確認し、このラインがエントリーポイントとして適していると判断したとします。

しかし、1時間足だけでは見えない情報もあります。

そこで、日足を確認してみると、1時間足では見つけられなかったレジスタンス（抵抗線）やサポート（支持線）が見つかり、このラインがエントリーポイントとしてさらに強固なものとなります。

具体的には、1時間足では確認できなかった重要な価格帯が日足で確認できることで、より自信を持ってエントリーすることができます。

さらに小さな時間足を見ることで、より具体的なエントリータイミングを見つけられます。

マルチタイムフレーム分析を活用することで、決済ポイントをより適切に設定できるようになります。

たとえば、エントリーポイントを見つける際に、日足で確認した重要なレジスタンスラインを目標として設定することで、利確（利益確定）のタイミングを事前に決めることができます。

このように、トレードを行う前に決済ポイントを設定しておくと、リスクとリターンの比率を把握しやすくなり、トレードの計画が立てやすくなります。

特に、ラインブレイクエントリーを行う場合、最安値や最高値を更新する場面では、決済ポイントを決めにくいことがありますが、マルチタイムフレーム分析を活用することで、この問題を解消できます。

この動画では、マルチタイムフレーム分析を行う際の注意点として、以下のようなアドバイスが挙げられています。

長い時間足で大きな流れを把握する：日足や週足といった長期間の時間足を使うことで、相場の大きな流れを確認し、その中でのエントリーポイントを見つけることができます。
短い時間足で細かい動きを確認する：5分足や15分足といった短期間の時間足を使うことで、エントリーポイントのタイミングをより正確に判断することができます。

たとえば、1時間足でエントリーポイントを見つけたとしても、5分足でそのポイントを確認すると、ローソク足の動きやチャートパターン（例えば、ピンバーやダブルボトム）がより細かく見えるため、エントリーの判断材料として活用できます。