【●●を狙う部分でアリ】大人気の楽天SCHDは買うべきなのかプロの視点から解説【新NISA】

【●●を狙う部分でアリ】大人気の楽天SCHDは買うべきなのかプロの視点から解説【新NISA】

今回は楽天SCHDという投資信託について、その仕組みやメリット・デメリット、どのような方に向いているのかを詳しく解説していきます。

この商品は、新NISA制度の成長投資枠に対応していることでも注目されています。初心者の方にも分かりやすく説明しますので、ぜひ最後までお読みください。


目次

楽天SCHDとは?

楽天SCHDは、楽天証券が提供する投資信託で、米国の高配当株式ETF「SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)」を主な投資対象としています。このETFは、安定した配当と中長期的な値上がりを目指す商品です。

具体的には、以下の特徴があります:

  • 投資対象:米国の高配当株100銘柄を選定した「ダウジョーンズ U.S. ディビデンド100インデックス」に連動。
  • 配当頻度:年4回(2月、5月、8月、11月)に分配金が支払われます。
  • 経費率:楽天SCHDの信託報酬は0.12%と非常に低コスト。
  • 純資産総額:SCHD自体の純資産は約653億ドル(約9.7兆円)。

これにより、配当収入と値上がり益の両方を狙える仕組みとなっています。


メリット:安定した収益と手軽さ

楽天SCHDのメリットについて詳しく見ていきましょう。

1. 高配当株への投資が簡単

通常、米国ETFへの投資にはドル建てでの取引や為替手数料が必要ですが、楽天SCHDではこれらの手間が省けます。さらに、新NISAの成長投資枠で購入できるため、税制優遇も受けられます。

2. 安定した配当収益

SCHDの2023年時点の配当利回りは約3.5%。また、過去10年間の増配率は平均10.4%と高水準で推移しています。これにより、配当金を受け取りながら資産を増やせる可能性があります。

具体例:

  • 投資額100万円の場合、年間配当金は約35,000円。
  • 増配率10%が続けば、5年後には年間配当金が約56,000円に増加。

3. 価格変動が少ない

高配当株は相場が下落しても比較的安定しており、暴落時にも下値が硬いとされています。これにより、リスクを抑えながら資産運用が可能です。


デメリット:成長性と複利効果の低下

一方で、楽天SCHDにもいくつかのデメリットがあります。

1. リターンが低め

米国S&P500に連動するETF「VOO」と比較すると、トータルリターンが低い傾向にあります。配当金を重視する分、値上がり益が抑えられるためです。

具体例:

  • 過去3年間のリターン:
    • SCHD:年率10%
    • VOO:年率15%

2. 複利効果が得られにくい

配当金を受け取るとその分ファンドの資産が減少し、再投資しない場合は複利効果が薄れてしまいます。

3. 為替リスク

楽天SCHDは米ドル建て資産に投資するため、円高になると資産価値が目減りする可能性があります。逆に円安では恩恵を受けますが、為替変動リスクが避けられない点には注意が必要です。


購入時の注意点

楽天SCHDを購入する際には、以下の点を確認してください:

  1. 分配金の受け取り方法を選択する
    • 受け取り型:分配金をそのまま受け取る。
    • 再投資型:分配金を再投資して資産を増やす。
    再投資型を選ぶことで複利効果を得られますが、一度設定すると途中で変更できないため慎重に選びましょう。
  2. 為替リスクを理解する
    • 円高時に資産価値が減少する可能性があるため、分散投資を心がけましょう。

楽天SCHDはどのような人に向いている?

楽天SCHDは、以下のような方に適しています:

  • 安定した収益を求める方: 高配当株への投資で定期的な収益を得たい方。
  • リスクを抑えたい方: S&P500などの成長株ETFよりも価格変動が少ない商品を選びたい方。
  • 長期運用を考える方: 再投資型を活用して、複利効果を狙う長期的な運用をしたい方。

まとめ

楽天SCHDは、高配当株への投資を手軽に行える商品であり、新NISAの成長投資枠で利用できる点が大きな魅力です。配当収入と安定した値動きが期待できる一方で、成長株ETFと比較するとリターンがやや低いことや為替リスクなどの課題もあります。

最終的には、安定性と成長性のどちらを重視するかによって選択が分かれるでしょう。ぜひこの記事を参考に、ご自身の投資方針に合った判断をしてみてください。

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