今回は、高配当ETF「SCHD」を新NISAの成長投資枠で1,200万円埋めた場合のシミュレーションについてご紹介します。この動画では、初心者の方でも分かりやすく、具体例や数字を交えて丁寧に解説されています。
SCHDの魅力とは?
まずはSCHDの魅力について解説します。
1. 高配当と分配金の魅力
SCHDの最大の特徴は、分配金が出ることと高配当であることです。特に、60代以降の方である程度まとまった資金を運用したい方や、自分年金として活用したい方には、分配金が生活の支えになります。
- 分配金のメリット
- 分配金を受け取ることで、日々の生活に余裕を持たせることができます。
- 分配金が投資のモチベーションになる方には適した選択肢です。
2. 増配率の高さ
SCHDの増配率は、過去10年間でなんと年平均11.4%です。
「増配率」とは、配当金がどれだけ増加したかを示す割合のことです。具体的には、前年の配当金額に対して、今年の配当金額がどれくらい増えたかをパーセンテージで表します。
- 例えば、年間配当金が100万円の場合、翌年には10%増配で110万円、さらにその翌年には121万円と、複利の力で配当が増え続けるのです。
3. 中長期的な値上がりも期待
SCHDは、分配金が魅力的でありながら、株価も右肩上がりです。
- 設定来の株価は、全期間で+245%の成長。
- もし運用開始時に100万円を投資していた場合、現在は約340万円になっています。
新NISAの成長投資枠1,200万円でシミュレーション
条件
以下の条件でシミュレーションが行われました。
- 投資額:1,200万円(新NISAの成長投資枠をフル活用)
- 年間利回り:3.24%(現時点の利回り)
- 増配率:10%(過去10年間の平均11.4%から少し控えめに設定)
- 税金:アメリカで課税される10%(NISAは日本の税金を非課税にする制度で、アメリカの税金は対象外)
- 再投資:なし(分配金は自由に使用)
シミュレーション結果
1年目から50年目までの年間配当金と月々の配当金を以下にまとめます。
- 1年目
- 年間配当金:36.7万円
- 月々配当金:3万円
- 10年目
- 年間配当金:約183万円
- 月々配当金:15万円
- 40年目
- 年間配当金:約1,564万円
- 月々配当金:130万円
- 50年目
- 年間配当金:約3,912万円
- 月々配当金:約326万円
このように、10%の増配率が続いた場合には夢のような配当金を得られる計算になります。
増配率5%の場合
より現実的なシナリオとして、増配率を5%とした場合のシミュレーション結果も紹介されています。
- 10年目
- 年間配当金:約57万円
- 月々配当金:約4.75万円
- 20年目
- 年間配当金:約92.1万円
- 月々配当金:約7.68万円
- 30年目
- 年間配当金:約151万円
- 月々配当金:約12万円
このシナリオでも、長期的に見ると大きな成果を期待できます。
SCHDの人気の理由
1. 投資信託としての安定性
SCHDは、分配金が高いだけでなく、長期的に安定した運用成果を出している点で、投資初心者からベテランまで多くの支持を得ています。
2. 圧倒的な資金流入
12月6日に募集が開始された際、初日で150億円を超える申し込みがあったとのこと。これはSCHDが多くの投資家から注目されている証拠です。
まとめ
今回のシミュレーションでは、新NISAを活用してSCHDに1,200万円投資することで、どれだけのリターンが期待できるのかを具体的な数字で示しました。高配当と増配、そして中長期的な値上がりという三拍子揃った魅力を持つSCHDは、資産形成において非常に有力な選択肢となります。
銀行預金ではほとんど増えない時代だからこそ、こういった資産運用の選択肢を学び、活用することが大切です。桜田さんの動画では、さらに詳しいシミュレーション結果や背景情報が解説されていますので、ぜひご覧ください。
これからも一緒に学び、自由でハッピーな未来を目指していきましょう!
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