高配当ETFとして注目を集める「SCHD」。
特に新NISA制度を活用して投資を考えている方には魅力的な選択肢です。
本記事では、月々の積立額に応じた配当シミュレーションを中心に、SCHDの特徴やメリット、注意点を詳しく解説した動画をご紹介します。初心者にもわかりやすく、具体的な数字を用いながら解説していきますので、ぜひ最後までお読みください!
1. 新NISAとは?活用のポイント
2024年から始まる新NISAは、投資の非課税枠が大幅に拡大され、より長期的な資産形成が可能になりました。以下がその概要です:
- 積立投資枠:年120万円
- 成長投資枠:年240万円
- 非課税期間:無期限
- 生涯投資枠:1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)
この新制度により、非課税で高配当ETFに投資し、効率的に資産を増やすことが可能です。
2. SCHDとは?VYMとの比較
SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)は、安定的な高配当と成長を兼ね備えたETFとして人気です。
他の代表的な高配当ETFであるVYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)と比較すると、以下のような特徴があります:
特徴 | SCHD | VYM |
---|---|---|
2024年配当利回り | 3.8% | 3.13% |
過去5年の配当利回り平均 | 3.51% | 3.15% |
過去5年の増配率 | 11.4% | 5.28% |
トータルリターン | 68.3% | 58.7% |
SCHDは配当利回りや増配率、トータルリターンのすべてでVYMを上回る結果を出しており、特に増配率の高さが目を引きます。
3. 新NISAでSCHDに投資した場合の配当シミュレーション
以下では、月々の積立額ごとに5年間投資を続けた場合の配当金をシミュレーションしています。配当利回りは3.5%とし、分配金に対する米国課税(10%)を考慮しています。
① 月3万円(年間36万円)の場合
- 投資元本:1年目36万円 → 5年目180万円
- 配当額(税引後):
- 1年目:11,340円
- 2年目:22,680円
- 3年目:34,020円
- 4年目:45,360円
- 5年目:56,700円
5年目には月平均約4,700円の不労所得を得られます。
② 月5万円(年間60万円)の場合
- 投資元本:1年目60万円 → 5年目300万円
- 配当額(税引後):
- 1年目:18,900円
- 2年目:37,800円
- 3年目:56,700円
- 4年目:75,600円
- 5年目:94,500円
5年目には月平均約7,800円の不労所得が実現します。
③ 月10万円(年間120万円)の場合
- 投資元本:1年目120万円 → 5年目600万円
- 配当額(税引後):
- 1年目:37,800円
- 2年目:75,600円
- 3年目:113,400円
- 4年目:151,200円
- 5年目:189,000円
5年目には月平均約15,750円の不労所得を得られる計算です。
④ 月20万円(年間240万円)の場合
- 投資元本:1年目240万円 → 5年目1,200万円
- 配当額(税引後):
- 1年目:75,600円
- 2年目:151,200円
- 3年目:226,800円
- 4年目:302,400円
- 5年目:378,000円
5年目には月平均約31,500円の不労所得を得られ、これだけでも生活費の一部を賄うことが可能です。
4. 増配率を考慮したシミュレーション
SCHDの過去5年間の増配率は11.4%と高く、長期保有するほど分配金が増える傾向があります。
仮に増配率10%で14年間投資を続けた場合、1,200万円の元本で年間100万円の不労所得を達成できます。これは月平均約83,000円に相当し、老後資金や生活費のサポートとして大いに役立つでしょう。
5. 注意点:米国課税と確定申告
NISA口座では国内課税(約20%)が非課税になる一方、米国課税(10%)はそのまま適用されます。
外国税額控除を使えば一部の課税分を取り戻せますが、NISA口座では適用外です。この点を理解し、投資計画を立てる必要があります。
6. SCHDの購入方法とおすすめアプリ
SCHDを購入するには、楽天証券やSBI証券の投資信託(楽天SCHD、SBISCHD)が便利です。
月100円から購入可能で、手軽に始められます。また、最新の配当実績や構成銘柄を確認できる「ムームー証券アプリ」も活用しましょう。
まとめ:高配当ETFで資産形成を目指そう
新NISAを活用してSCHDに投資することで、将来的な不労所得を目指すことが可能です。
今回のシミュレーションを参考に、少額からでもコツコツ積立を始めてみてはいかがでしょうか?最後に、疑問点や投資のアイデアがあれば、ぜひコメント欄で共有してください!
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