本記事は、YouTube動画「【最新】S&P500を超える!海外の投資戦略について徹底解説します!」をもとに内容を紹介・解説しています。
結論:S&P500を上回る可能性のある「レバレッジ・コアサテライト戦略」に注目
「S&P500に投資しておけばOK」というのはもはや常識のように語られていますが、それを超える成果を出している新しい戦略があります。それが、S&P500と3倍レバレッジETF(UPROなど)を組み合わせて定期的にリバランスするという「レバレッジ・コアサテライト戦略」です。
この戦略を使うと、過去5年、10年、15年の平均年間リターンは以下のようになります。
年数 | S&P500 | レバレッジ戦略 |
---|---|---|
5年 | 15.7% | 19.8% |
10年 | 12.9% | 16.6% |
15年 | 12.0% | 15.2% |
最大で1.6倍近いリターン差が確認されています。
戦略の具体的な内容
① VOO(S&P500連動ETF)を70%
まずは王道のVOOに70%投資。
② UPRO(S&P500の3倍レバレッジETF)を30%
レバレッジETFを30%組み入れます。これが「爆上がり」を狙うスパイスの役割です。
③ 年1回、70:30にリバランス
レバレッジ比率が増減した分を調整し、毎年比率を元に戻すことで、リスク管理と利益確定の役割を果たします。
シミュレーションによる検証結果
制作者が独自に作成したシミュレーションツールでは、実際にこの戦略を過去10年間に当てはめると、以下のような結果が得られています。
- 通常のVOO(100万円投資) → 約327万円
- レバレッジ戦略(VOO70%、UPRO30%) → 約576万円
→ 差額:248万円
以下のような相場の動きでも、レバレッジ戦略は優位性を持ち続ける傾向があります。
ケース①:最初に30%下落し、以後10%ずつ回復
→ 6年目以降、レバレッジ戦略の方がプラスに転じる
ケース②:最初に10%ずつ上昇、最後に30%下落
→ 最終的にはレバレッジ戦略の方がリターンが高い
なぜ効果があるのか?戦略の仕組み
リバランスによって、リスクの高い資産(UPRO)が増えすぎた時には売却してVOOに戻し、逆に減った時には買い増すという行動が自動的に取られる形になります。
- 値上がり時:UPROの利益を一部VOOに移して安定化
- 値下がり時:UPROを安値で買い増すことで、反発時の利益を最大化
これにより、リスクを抑えながら効率よくリターンを狙う仕組みになっています。
注意点とリスク
● レバレッジETFのリスク
UPROのような3倍レバレッジETFは、S&P500が33%以上下落すると、UPROは約99%下落します。35%の下落なら、UPROの価値がほぼゼロになるリスクも。
● リバランスの重要性
リバランスを怠ると、ポートフォリオが偏ってリスク管理ができなくなり、回復不能の損失を被る可能性があります。
● 投資初心者にはやや難易度高め
この戦略は、ある程度投資に慣れた人向けで、「なんとなく怖い」「リバランスが面倒」という人には向きません。
新NISAでも活用可能か?
この戦略はETFを使っているため、新NISAの成長投資枠での運用も可能です。ただし、注意点があります。
- 売却後、枠の再利用は翌年から
→ 年末に売却、年始に買い戻すなどの工夫が必要。
まとめ:S&P500を超える可能性のある戦略として検討の価値あり
項目 | 内容 |
---|---|
戦略名 | レバレッジ・コアサテライト戦略 |
中核資産 | VOO(S&P500連動ETF)70% |
衛星資産 | UPRO(S&P500の3倍レバレッジETF)30% |
メリット | 過去リターンでS&P500を大きく上回る可能性 |
デメリット | リスクが高く、リバランス管理が必須 |
対象者 | 投資に慣れていて長期視点を持てる人向け |
投資は自己責任ですが、この戦略は「レバレッジ=短期投機」と考えがちな日本の常識に一石を投じる、新しい可能性を示しているかもしれません。
実際に興味がある方は、動画で紹介されていたシミュレーションツールを使って、自分で数値を試してみることをおすすめします。
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