【S&P500の長期投資】9割の日本人が投資を継続できない理由5選【米国株 新NISA 老後資金】

日本人の多くが長期投資を続けられない理由について、具体的なデータを交えながら詳しく解説していきます。

S&P500の長期投資は、長期的に資産を増やす最も合理的な方法の一つとされていますが、それにもかかわらず、多くの人が途中で投資をやめてしまいます。

本記事では、動画の内容をもとに、9割の人が投資を続けられない5つの理由について解説し、長期投資を成功させるためのポイントも紹介します。

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目次

理由1:暴落でビビってやめてしまう

株価が暴落すると、「もうダメだ!」と感じてしまい、慌てて売却してしまう人が非常に多いです。しかし、長期投資ではこの「暴落時のパニック売り」を避けることが重要です。

過去の暴落事例とその後の回復

株式市場の歴史を振り返ると、S&P500は何度も暴落を経験しているにもかかわらず、時間が経てば必ず回復してきました。以下のデータを見てみましょう。

暴落の原因最大下落率回復期間
1929年 世界大恐慌−83%16年
1946年 戦後不況−22%3年
1968年 ベトナム戦争−36%3年
1972年 オイルショック−48%4年
1987年 ブラックマンデー−33%2年
2000年 ITバブル崩壊 & 9.11テロ−49%6年
2007年 リーマンショック−57%5年
2020年 コロナショック−34%5年

このように、株価が暴落した後でも、時間をかけて確実に回復していることがわかります。例えば、リーマンショックではS&P500は57%も下落しましたが、5年後には元の水準に戻りました。

投資を途中でやめてしまう最大の理由は「恐怖」ですが、過去のデータを冷静に見ることで、長期的な視点を持つことができます。


理由2:リスク管理ができていない

投資で失敗する人の多くは、リスク管理が甘く、無謀な投資をしてしまっています。特に以下の2つの問題が挙げられます。

  1. リスク許容度を超えた投資をしてしまう
    • 例えば、レバレッジをかけすぎたり、値動きの激しい銘柄に全額を投資するなどの行動は非常に危険です。
    • 2023年から2024年にかけて、人気ETFであるSOXL(半導体3倍レバレッジETF)は6倍に上昇しましたが、その後わずか1ヶ月で−13%の急落を経験しました。
  2. 余裕資金で投資をしていない
    • 生活防衛資金を確保せずに投資すると、株価が下がった際に資金が必要になり、損切りせざるを得なくなることがあります。
    • 投資はあくまで「しばらく使う予定のない資金」で行うべきです。

理由3:メディアやSNSの情報に振り回される

最近はSNSで多くの投資情報が手に入るようになりました。しかし、これが原因で間違った投資判断をしてしまう人も増えています。

SNSの投資情報に注意すべき理由

  • 根拠のない「暴落予想」に振り回される
    • 例えば、過去に「米国株はもう終わりだ!」という発信が何度もされましたが、実際にはその後も株価は上昇しています。
    • 大きなリスクがあると煽る情報に惑わされず、自分の投資方針をしっかり持つことが重要です。
  • SNSで話題の銘柄を高値で買ってしまう
    • SNSで「今この銘柄が熱い!」と話題になると、多くの人が後追いで買いますが、すでに高値になっていることが多いです。
    • 結果的に高値掴みをして、その後の下落で損をするケースが非常に多いです。

長期投資では、流行に惑わされず、冷静に市場を見極めることが重要です。


理由4:分散投資をしていない

「一つの銘柄に全力投資」というのは、リスクが非常に高い戦略です。

例えば、米国株の他にも債券・新興国株・仮想通貨などに資産を分散させることでリスクを抑えることができます。

分散投資の例:

  • 地域の分散(米国、日本、ヨーロッパ、新興国など)
  • 資産の分散(株式、債券、コモディティ、不動産など)
  • 時間の分散(積立投資で毎月一定額を投資)

例えば、S&P500だけでなく全世界株(VT)や米国債(BND)などもポートフォリオに含めることで、リスクを抑えつつ安定したリターンを得ることが可能です。


理由5:短期投資をしてしまっている

短期間で利益を上げようとすると、以下のようなリスクがあります。

  1. 短期的な値動きは予測不能
    • 企業の実態とは関係なく、市場のセンチメントで大きく動くため、初心者が勝ち続けるのはほぼ不可能
  2. 取引コストがかかる
    • 売買手数料やスプレッドが積み重なり、利益を圧迫する。
  3. プロとの戦いに勝つのは難しい
    • 機関投資家やアルゴリズム取引の影響を受けるため、個人投資家が勝ち続けるのは非常に困難

データによると、短期投資で勝ち続けられる人はわずか20%以下で、80%の人は損をしているという結果もあります。

投資は短期で利益を狙うのではなく、長期でじっくり資産を増やしていくことが成功のカギです。


まとめ:長期投資を続けるためのポイント

  • 暴落は必ず起こるが、長期的には回復する
  • リスク許容度を超えた投資をしない
  • SNSの情報に惑わされず、自分の投資方針を貫く
  • 分散投資をすることでリスクを抑える
  • 短期売買ではなく、長期的な視点で資産を増やす

長期投資を続けることができれば、資産は確実に増えていきます。焦らず、コツコツと続けていきましょう!

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