もし第三次世界大戦になっても助かる国10選

2022年6月、ローマ教皇が「私にとって第三次世界大戦はすでに始まっている」と述べ、世界中の注目を集めました。

この発言は、現在進行中のウクライナとロシアの紛争が、単なる二国間の問題ではなく、グローバルな戦争へと拡大しつつあることを示唆しています。

アメリカをはじめとする国々がウクライナを支援し、ロシアとの間に緊張が高まっているため、事態は一層複雑化しています。

物理学者アインシュタインはかつて、「第三次世界大戦でどんな兵器が使われるかはわからないが、もし第4次があれば石と棍棒で戦うだろう」と警告していました。これは核戦争による文明の崩壊を懸念しての発言です。

しかし、もし核戦争が起きたとしても比較的安全だとされる国がいくつか存在します。今回は、第三次世界大戦が勃発しても生存可能性が高いと言われている国々を紹介します。

著:エマニュエル・トッド, 翻訳:大野 舞
¥850 (2024/05/09 14:55時点 | Amazon調べ)
目次

スイス

スイスは永世中立国として知られており、外部の紛争には参加しません。

国土の大部分が山岳地帯で、国内には戦略的に配置された爆破装置が橋やトンネルに備えられており、侵入者を効果的に阻止することができます。

また、全国民が避難できるシェルターが用意されているため、核戦争の際も生き残る可能性があります。

アイルランド

アイルランドはNATOに非加盟であり、独立と中立を重視する外交政策を持っています。

そのため、大規模な軍事同盟の紛争に巻き込まれる可能性が低いです。アイルランドは、戦争を避けるための法的制約も厳しく、参戦が極めて困難です。

デンマーク(グリーンランド)

グリーンランドはデンマークの領土で、地球上で最も広大な島です。

人口が少なく、大規模な資源もないため、戦略的な目標とされにくいです。さらに、デンマーク本国がNATO加盟国であるものの、グリーンランド自体は直接の戦争に巻き込まれる可能性が低いとされています。

アイルランド

アイルランドはヨーロッパの国の中では珍しくNATOに加盟していません。

その時点でNATOと関わる戦争に巻き込まれる可能性は低くなります。

更にはアイルランドの法律では戦争参加に関する厳しい法律があり、戦争をするにしてもいくつもの認可が必要になるため、戦争のハードルは高いと言えます。

アイスランド

地理的に隔離された位置にあり、核戦争の影響が比較的少ないとされています。また、世界平和指数で長年にわたってトップクラスの評価を受けていることも、その安全性を裏付けています。

更には軍隊を一切放棄した珍しい国です。
ただしNATOには参加していますが、軍隊が無いため参加することはないようです。

マルタ共和国

マルタは地中海に位置する小さな島国で、3つの国家から形成されています。
ここで歴史的に多くの侵略を耐え抜いてきました。

島の大部分が要塞化されており、近代兵器にも対応可能な防御設備が整っています。島の半分が要塞になった経緯もあります。

そのため、核の標的になる可能性は低く、戦争を避けることができるでしょう。

ツバル

スバルは太平洋に浮かぶ小さな島国で、人口の少なさと面積の少なさで世界4位となっていますが、自給自足が可能です。

どこの国とも同盟を結んでおらず、資源もありません。そのため、侵略に合う可能性は低いです。

地球温暖化による海面上昇の影響は受けるものの、外部の大規模紛争からは隔離されているため、第三次世界大戦の影響を最小限に抑えることができます。

フィジー共和国

フィジーもスバルと同様に太平洋に位置する島国で、人口や資源が限られています。

中立的な外交政策を採用しており、余計な敵を作る心配がないため、戦争が始まっても注目を浴びることはないでしょう。

ニュージーランド

ニュージーランドは地理的に他国から離れており、核戦争の際には自然がシェルターの役割を果たします。

また、政治的に安定しており、核兵器を持たないため、戦争のリスクが低いです。

行ってみれば、安全で豊かで、平和な先進国です。これを受けてすでに移住ラッシュが進んでおり、住宅価格が高騰しています。

チリ

チリは南アメリカの西海岸に位置し、アンデス山脈が天然のシェルターとなります。

南半球にあるため、北半球での核戦争の影響を受けにくいです。また、南極からの清浄な空気が流れ込むため、さらに安全性が高まります。

ブータン

ブータンはヒマラヤ山脈に位置する内陸国で、厳しい地形が天然の防御となります。

外交面では独立を重んじ、国際的な争いから距離を置いています。ブータンはまた、親日国としても知られており、国際関係においても比較的穏やかな立場を保っています。

知っておきたい専門用語集

  • 第三次世界大戦:通常、国家間の広範な軍事的衝突を指す。第一次、第二次世界大戦に続く潜在的な全世界規模の戦争。
  • 永世中立国:特定の国が他国間の戦争に参加しないことを国際社会に公式に宣言し、認められた国のこと。
  • NATO(北大西洋条約機構):北大西洋地域の防衛と安全保障を目的とする政治的・軍事的同盟。
  • 核兵器:原子核反応を利用した大量破壊兵器。広範囲の破壊と放射能汚染を引き起こす。
  • 軍隊:国家が組織する武装組織。国防や安全保障のために設置される。
  • 徴兵制度:国家が一定の条件に基づき国民を軍に召集する制度。
  • 中立政策:国際政治において、他国間の紛争や戦争に積極的に関与しない立場をとる国の方針。
  • 世界平和指数:国際的な平和の状態を示す指標。各国の安全性や紛争の有無などを評価する。
  • 自給自足:外部からの資源や支援に頼らず、自国の資源だけで生活の維持が可能な状態。
  • 独立志向:他国からの政治的・経済的な影響を受けず、自国の政策を自主的に決定する姿勢。
著:エマニュエル・トッド, 翻訳:大野 舞
¥850 (2024/05/09 14:55時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次