2024年も残りわずか。
投資家として年内に何をすべきか、気になる方も多いのではないでしょうか?今回は、2024年内にやるべき投資行動15選を詳しく解説します。新NISAや旧NISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)を有効活用するためのポイントを網羅していますので、初心者の方もぜひ参考にしてください。
1. 相場が急落したときの心構えをする
まずは心の準備です。市場の急変動に備えましょう。
たとえば、S&P500指数が急上昇している現在(年初来で+26%)、円安の影響も受けています。しかし、トランプ氏の政策リスクなどでインフレが再燃し、株安に転じる可能性もあります。
✅ 心構えのポイント: 株価が下落しても焦らずに積み立てを続けること。
2. クレジットカード積立の還元率を再確認
証券会社のクレカ積立では、還元率が2024年11月以降に変更されている場合があります。
- 例:SBI証券では、三井住友カードのゴールドカード還元率が条件付きで0.75%。一方、楽天証券ではゴールドカードで0.75%、プレミアムカードで1%還元。
- ✅ 年間10万円以上のカード利用が必要になるケースもあるので注意しましょう。
3. 新NISAについて正しく理解する
2024年から始まった新NISAは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで構成されています。
- 年間の非課税枠:360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 生涯非課税枠:1,800万円
注意点は、非課税枠の復活は売却額ではなく購入額に基づくということ。たとえば、購入時100万円の株が150万円になって一部売却しても、復活する非課税枠は購入時の金額に基づきます。
4. 余裕資金があれば非課税枠を使い切る
新NISAの非課税枠は年間360万円まで。余裕資金がある場合は年内に枠を活用しましょう。ただし、無理な投資は避け、生活資金に影響が出ない範囲で。
5. 暴落時のタイミング投資を検討する
市場暴落時にタイミング投資を行うことも戦略の一つです。
- 例: 投資信託の基準価格が10%下落したら資金の25%、さらに10%下落したら追加で25%を投資する。これにより最大40%の下落に耐えられる計画を立てる。
6. 2025年の新NISA投資戦略を考える
新NISAを利用する金融機関や積立額を再確認しましょう。家族間で運用実績を共有し、来年の計画を明確に。
7. 特定口座の資産を売却する
新NISAの登場により、特定口座から新NISA口座への資金移動を検討するのが有効です。
たとえば、特定口座で1000万円運用している場合、毎年360万円ずつ新NISAに移す計画を立てましょう。
8. NISA口座の金融機関変更を検討
新NISAを別の金融機関で運用したい場合、9月30日までに手続きを行う必要があります。
手続きの詳細は、変更前の金融機関で書類を受け取り、変更後の金融機関で新しい口座を開設する流れとなります。
9. 将来のシミュレーションをしてみる
長期運用のシミュレーションは必須です。
- 例: 年間40万円を20年間積み立て、年利5%と仮定すると元本800万円が1,558万円に増加。さらに30年間続けると、元本1,200万円が2,758万円に。
10. 長期運用のためにほったらかし投資を再確認
市場の短期的な変動に惑わされず、気絶投資の考え方を取り入れましょう。
IDやパスワードを紙に書いて保管し、普段はログインしないのも効果的です。
11. 会社員はiDeCoを検討する
12月から会社員・公務員がiDeCoを始める際の手続きが簡略化されます。
- 節税効果の例: 年収500万円の独身者が月1万円の掛金を積み立てると、年間で約2万4,000円の節税。
12. 現状の積立設定を確認
年末の取引は受渡日が翌年になることもあるため、積立設定を見直し、非課税枠の消費タイミングを調整しましょう。
13. 年初の一括投資を計画する
2025年の新NISAで年初の一括投資を計画している場合、各証券会社の積立設定やボーナス設定を確認してください。
14. 旧NISAの非課税期間を確認
旧NISAの一般口座では、非課税期間が5年間です。たとえば、2020年に投資した分は2024年末で終了するため、必要に応じて一旦売却し、新NISAで再投資を検討しましょう。
15. 番外編:ふるさと納税を活用
年内にふるさと納税も忘れずに行い、控除を受けましょう。初心者向けガイド動画が概要欄にリンクされています。
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