本記事は、YouTube動画『ウエル活改悪!優待族が涙、イオン民も悲鳴』の内容を基に構成しています。
毎月20日にウエルシアでWAON POINTをお得に使える、いわゆる「ウエル活」。ポイントを通常より高い価値で使えることから、ポイ活ユーザーだけでなく、株主優待を活用している投資家の間でも人気の高い節約方法として知られています。
ところが、そのウエル活に大きな変更が入りました。
これまで1日に最大3万ポイントまで利用できていたところ、今後は上限が5000ポイントまで引き下げられるという内容です。
1.5倍分の買い物ができる仕組みそのものが残ったとしても、1回に使える金額が大幅に減るため、大量のWAON POINTをウエル活に投入していた人にとってはかなり大きな変更となります。
今回は、ウエル活の仕組みと変更内容、株主優待投資家やイオンユーザーへの影響、さらに今後考えられる対策について詳しく見ていきます。
そもそも「ウエル活」とは何なのか
ウエル活とは、毎月20日にウエルシアでWAON POINTを利用して買い物をすることで、ポイントの価値を通常より高められる仕組みです。
通常であれば1ポイントは1円相当ですが、20日に対象となる買い物でポイントを利用すると、200ポイントで300円分の買い物ができるようになります。
つまり、ポイントの価値が実質1.5倍になるわけです。
例えば300円の商品を購入するとします。
通常なら300ポイント必要ですが、ウエル活の日であれば200ポイントで購入できます。
単純計算すると、ポイント払いによって約33%割引で買い物しているような状態です。
ウエルシアはドラッグストアですが、医薬品だけでなく、食品、飲料、洗剤、ティッシュ、シャンプーなどさまざまな生活用品を扱っています。そのため、毎月の生活費を抑える手段としてウエル活を利用してきた家庭も少なくありません。
ウエル活の上限が3万ポイントから5000ポイントへ
今回の変更で特に大きいのが、1日に利用できるポイント数の上限です。
これまでは最大3万ポイントまで対象となっていました。
3万ポイントを1.5倍の価値で利用できるため、最大4万5000円分の買い物が可能だった計算になります。
これが5000ポイントまで引き下げられると、1.5倍で購入できる金額は7500円分までとなります。
従来は、
3万ポイント → 4万5000円分
だったものが、
5000ポイント → 7500円分
まで縮小するということです。
1.5倍という倍率そのものが変更されるわけではありませんが、利用できる上限が大幅に下がるため、ウエル活を本格的に利用していた人ほど影響が大きくなります。
特に、毎月少しずつ買い物するのではなく、20日にまとめて日用品や食品を購入していた人にとっては痛い変更です。
「20日にまとめ買い」が難しくなる
ウエル活は毎月20日に利用する仕組みです。
しかし、当然ながら毎月20日が土日になるわけではありません。
仕事などで平日にウエルシアへ行きにくい人の場合、20日が休日に当たったタイミングで大量に買い物するという使い方も考えられます。
また、自宅の近くにウエルシアがなく、少し離れた店舗まで行かなければならない人もいるでしょう。
従来であれば、WAON POINTを数カ月ためておき、都合の良い20日にまとめて使うこともできました。
しかし上限が5000ポイントになると、一度に大量のポイントを消費することが難しくなります。
「ポイントをためて、一気に使う」というウエル活の利用方法そのものが制限されることになります。
株主優待投資家への影響も大きい
今回の変更は、単なるポイ活ユーザーだけの問題ではありません。
特に影響を受けそうなのが、株主優待を積極的に利用している投資家です。
近年の株主優待では、紙の商品券やQUOカードだけではなく、「デジタルギフト」を採用する企業が増えています。
デジタルギフトは複数のポイントや電子マネーなどから好きなものを選択できる仕組みが多く、その交換先としてWAON POINTが用意されるケースもあります。
株主優待でもらったデジタルギフトをWAON POINTに交換し、そのWAON POINTをウエル活で1.5倍にして使えば、優待の価値をさらに高められます。
例えば5000円相当のデジタルギフトを5000ポイントのWAON POINTに交換し、ウエル活で使えば7500円分の買い物ができる計算です。
株主優待を最大限活用したい人にとって、非常に相性の良い組み合わせだったわけです。
ところがウエル活の上限が5000ポイントになると、大量に保有しているWAON POINTを一度に利用できません。
複数企業のデジタルギフトをWAON POINTへ集約していた投資家ほど、今回の変更による影響を受けやすくなります。
イオンユーザーにも影響する可能性
影響を受けるのは株主優待投資家だけではありません。
普段からイオンをよく利用している人にも関係します。
イオンでは買い物などを通じてWAON POINTをためることができます。また、動画ではイオンの株主優待で得られる還元についても触れられています。
こうして集めたWAON POINTをウエル活で使っていた人にとっても、一度に使えるポイント数が少なくなることはデメリットです。
これまでは何カ月かポイントをためてから大量に消費することができました。
しかし、今後は7500円分という上限を意識しながら利用する必要が出てきます。
それでもウエル活の1.5倍は魅力的
上限が引き下げられたとはいえ、ウエル活そのものの魅力がなくなったわけではありません。
5000ポイントで7500円分の買い物ができるのであれば、ポイントの利用方法としては依然として非常に強力です。
ただし、動画では「ウエルシアなら何を買っても得になるわけではない」という点にも注意を促しています。
商品によっては、他のドラッグストアやスーパーの方が安い場合があります。
例えば、他店で250円の商品がウエルシアでは300円だった場合、ウエル活だから得だと思って購入しても、実際の節約効果は見た目ほど大きくありません。
重要なのは、「1.5倍」という数字だけを見るのではなく、商品の実売価格そのものを比較することです。
クーポンや特売を前提に価格設定されている商品もあるため、他店の価格や通常価格と比較しながら、本当に得になる商品をウエル活で購入することが重要になります。
対策は「家族でポイントを活用する」こと
では、今回の上限変更に対して何か対策はあるのでしょうか。
動画で紹介されているのが、WAON POINTを家族で活用する方法です。
例えば1人あたり7500円分まで利用できるのであれば、夫婦2人で利用することで合計1万5000円分までウエル活に使える可能性があります。
さらに家族が多ければ、それぞれのポイントを活用することで利用額を広げられる可能性があります。
ただし、動画の投稿者自身も、この方法について実際にすべて確認・実行したわけではないと説明しています。
そのため、家族間のポイントシェアや利用条件については、実際に利用する前に最新の公式ルールを確認する必要があります。
WAON POINTを効率よく集める方法
ウエル活を続けるためには、そもそもWAON POINTをためる必要があります。
通常の買い物だけで大量のポイントをためるのは簡単ではありません。
そこで動画では、株主優待やクレジットカードなどを組み合わせてポイントを増やしていく方法が紹介されています。
イオンの株主優待を活用する
その代表例がイオンの株主優待です。
イオンでは「オーナーズカード」による買い物金額のキャッシュバック制度があります。
動画では、イオングループで日常的に買い物をする家庭にとって、この株主優待とWAON POINT、そしてウエル活を組み合わせる方法は相性が良いとしています。
イオンで普段の買い物をしながら還元を受け、獲得したポイントをさらにウエル活へ回すという考え方です。
ただし、株式を購入する場合は株主優待だけを見るのではなく、株価や業績、配当、今後の成長性なども含めて判断することが重要です。
VポイントからWAON POINTへの交換も活用
動画では、Vポイントを活用する方法についても紹介されています。
三井住友系のサービスやクレジットカードを利用することでVポイントを獲得し、それをWAON POINTへ交換してウエル活に利用するという方法です。
例えば、日常のクレジットカード決済に加えて、SBI証券などでクレジットカードによる投資信託積立を行うことでポイントを獲得する方法があります。
つまり、
Vポイントをためる → WAON POINTへ交換する → 毎月20日にウエル活で使う
という流れです。
複数のポイント制度を組み合わせることで、日常の支出や投資から得られるポイントを生活費の削減につなげられるという考え方です。
デジタルギフト型の株主優待にも注目
近年は、株主優待としてデジタルギフトを採用する企業が増えています。
動画では、200株保有で5000円相当のデジタルギフトを受け取れる銘柄などが例として紹介されています。
デジタルギフトの交換先にWAON POINTが含まれていれば、5000円相当の優待を5000WAON POINTに交換し、ウエル活で7500円分として利用することも可能です。
現金や一般的な商品券として使うよりも、用途によっては価値を高められることになります。
動画では今後、従来のQUOカード型の株主優待からデジタルギフト型へ移行する企業が増える可能性についても触れています。
デジタルギフトは交換先を選べるため、投資家にとっても使い勝手が良い場合があります。
一方で、ポイント制度や交換条件は変更される可能性があります。
今回のウエル活の変更は、まさに「ポイントの価値は制度変更によって変わる」ということを示す事例ともいえるでしょう。
ウエルシア統合後のツルハHDにも注目
動画後半では、ウエルシアを取り巻くドラッグストア業界についても触れています。
ウエルシアはイオングループとの関係が深く、さらにツルハとの経営統合によって、ドラッグストア業界でも巨大なグループが形成される流れとなっています。
動画では、ツルハについて、株価が大きく下落した局面から持ち直してきたことや、株主優待の魅力について紹介しています。
グループ店舗で利用できる買い物券などを含めると、配当と株主優待を合わせた総合利回りの高さも魅力の1つとされています。
一方、企業統合が進んでいるため、短期間の数字だけで企業の実力を判断することは難しいという見方も示されています。
統合によって店舗網や仕入れ力などのメリットが期待できる一方、統合作業には時間やコストも必要になるためです。
そのため数年間にわたって業績の推移を見る必要があります。
サンドラッグも株主優待に特徴
動画ではサンドラッグについても取り上げています。
サンドラッグは株価が下落した局面があり、配当利回りも比較的高い水準になっていることが紹介されています。
さらに株主優待では買い物券に加えて、自社のプライベートブランド商品を選択できる仕組みがあります。
商品によっては、額面以上に高い価値を感じられるものもあるため、実際にサンドラッグを利用する人にとっては魅力的な優待となります。
また、動画では業績や自己資本比率についても比較的良好との見方が示されています。
株主優待だけでなく、企業の財務内容も確認しながら投資判断することが重要です。
マツキヨココカラ&カンパニーもドラッグストア大手
さらに、マツキヨココカラ&カンパニーについても紹介されています。
こちらも株価が大きく下落したあと、持ち直してきた局面にあると動画では説明されています。
配当に加えて年2回の株主優待があり、ドラッグストアを日常的に利用する投資家にとっては実用性のある内容です。
ツルハ、ウエルシア、サンドラッグ、マツキヨココカラ&カンパニーなど、ドラッグストア各社は生活に密着した事業を展開しています。
そのため、株主優待と日常生活の支出削減を組み合わせやすい業界でもあります。
株主優待だけで投資先を決めないことも重要
ウエル活や株主優待には大きな魅力があります。
しかし、動画でも触れられているように、株主優待は企業の事業が安定して初めて継続できるものです。
どれほど魅力的な優待があっても、企業業績が悪化すれば優待が縮小・廃止される可能性があります。
今回のウエル活のように、企業側の制度変更によって利用条件が変わることもあります。
そのため優待投資では、
「優待が欲しいから株を買う」
だけではなく、その企業が利益を上げ続けられるのか、財務状態に問題はないのか、配当を維持できるのかといった点も確認しておく必要があります。
優待はあくまで企業への投資に付随するメリットと考える方が安全です。
まとめ
今回のウエル活の変更で最も大きいのは、1.5倍という仕組みそのものではなく、利用上限が大きく引き下げられる点です。
従来は最大3万ポイントを使い、4万5000円分の買い物ができましたが、今後は5000ポイント、7500円分までに縮小します。
少額の買い物だけでウエル活を利用していた人であれば影響は限定的ですが、数カ月分のWAON POINTをためてまとめ買いしていた人や、株主優待でもらったデジタルギフトをWAON POINTに集約していた人にとっては大きな変更です。
一方で、5000ポイントが7500円分になるという1.5倍のメリット自体は非常に大きく、ウエル活が使えなくなるわけではありません。
今後は、商品の実売価格を他店と比較する、家族でポイントを活用する、イオンの株主優待やVポイント、デジタルギフトなど複数のポイント獲得手段を組み合わせるといった工夫がより重要になりそうです。
また、今回の変更は「ポイントや株主優待の制度は永遠に続くとは限らない」という点を改めて示しています。
ウエル活、株主優待、ポイント還元を上手に活用しながらも、1つの制度だけに依存せず、変更があったときに柔軟に対応できるようにしておくことが大切です。


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