シルバーウィーク明けに下落したら買いたい日本株10銘柄|高配当・株主優待を中心に注目株を紹介

本記事は、YouTube動画『シルバー明け下落なら買う!購入候補10銘柄』の内容を基に構成しています。

シルバーウィークの連休が終わると、日本株市場も再び本格的に動き始めます。休暇中に海外市場や為替相場が動いた場合、連休明けの日本市場では株価が大きく変動することもあります。

今回の動画では、そうしたシルバーウィーク明けに株価が下落した場合、「積極的に買いたい」と考えている10銘柄が紹介されています。

ポイントとなっているのは、単純に株価が安い銘柄を探すのではなく、配当利回り、株主優待、財務状況、業績などを組み合わせながら、下落時に魅力が高まりそうな銘柄を選んでいることです。

なお、以下の株価や配当利回りなどは動画収録時点の数値です。実際に投資を検討する場合には、最新の株価や決算、配当予想、株主優待制度などを改めて確認する必要があります。

目次

シルバーウィーク明けの下落を買い場として考える

今回紹介されているのは、「今すぐどんな価格でも買う」という銘柄ではありません。

基本的な考え方は、もともと欲しいと考えている銘柄がシルバーウィーク明けにさらに下落した場合、そのタイミングを買い場として検討するというものです。

特に高配当株や株主優待銘柄では、企業そのものの価値が大きく変わっていないにもかかわらず、市場全体の下落などによって株価が下がれば、結果として配当利回りや総合利回りが上昇します。

そのため、あらかじめ購入候補を決めておき、株価が下がったところで狙うという考え方が紹介されています。

1.サンドラッグ(9989)

最初に紹介されたのが、ドラッグストア大手のサンドラッグです。

動画では、今回の10銘柄の中でも「今1番欲しい銘柄」とされています。

収録時点では株価が3,629円程度まで下落しており、短期的に見ても、少し長い期間で見ても安値圏に近づいていることが注目されています。

配当利回りは動画時点で約3.6%です。

3.6%だけを見ると、極端な高配当株というほどではありません。しかし、サンドラッグについて評価されているのが増配実績です。

長期間にわたって増配を続けており、単純に現在の配当利回りだけを見るのではなく、将来的な配当成長も期待できる銘柄として紹介されています。

業績も比較的堅調で、自己資本比率は約60%と財務面にも安心感があります。

さらに大きな魅力として挙げられているのが株主優待です。

動画では、2,000円分の買い物券に加え、自社PB商品から1種類を選択できる制度が紹介されています。選択する商品によっては5,000円を超える価値があるものもあり、仮に合計7,000円程度の価値と考えれば、優待利回りだけでも約2%になるという計算です。

配当と優待を合わせると、動画内では総合利回りを約5.6%と評価しています。

株価が直近で下落したことで購入意欲がさらに高まっており、連休明けに注目したい銘柄の筆頭として挙げられています。

2.JR九州

続いて紹介されたのがJR九州です。

JR関連銘柄は直近で何度か大きく株価を落とす場面があり、その中でもJR九州は比較的魅力的な水準まで下がってきているとされています。

動画時点の配当利回りは約3.5%です。

JR九州の場合、配当だけではなく株主優待も大きな特徴です。

九州エリアの鉄道利用に関連した優待券に加え、グループ施設などで利用できる優待もあり、実際に動画投稿者自身も博多を訪れた際、買い物や飲食などで活用したと説明しています。

業績についても、本業の売上高や利益が伸びており、財務面についても比較的安定していると評価しています。

すでに保有しているものの、家族名義などで追加購入することも検討している銘柄として紹介されています。

3.野村不動産ホールディングス

3銘柄目は野村不動産ホールディングスです。

サンドラッグは欲しいものの、100株購入するには30万円を超える資金が必要になります。

一方、動画時点の野村不動産は10万円前後から購入を検討できる水準であることから、実際に購入する可能性という意味ではこちらの方が高いかもしれないとしています。

動画内では配当利回り約4.8%と紹介されており、高配当株として魅力のある水準です。

株価も安値圏まで下落しており、価格面から見ても候補になっています。

一方で、首都圏のマンション在庫など不動産市場をめぐる不透明感については注意点として挙げられています。

今期の業績そのものは比較的堅調な見込みであるものの、足元の株価下落には市場の懸念も反映されている可能性があります。

それでも、これまでの配当方針などを考えると、高配当株として購入を検討できる銘柄という見方が示されています。

4.東海道リート投資法人(2989)

4つ目は株式ではなく、J-REITの東海道リート投資法人です。

東海道リート投資法人は、静岡県・愛知県・三重県を中心とした東海道地域の不動産に重点投資しているJ-REITです。証券コードは2989です。

動画では、以前から「買いたい」と考えながら、まだ購入できていない銘柄として紹介されています。

収録直前には約2.8%下落しており、年初来安値付近まで下落していたことから、購入候補としての魅力が高まったとしています。

動画時点の分配金利回りは約6.5%です。

直近の決算では分配金が少し減少しているものの、それでも依然として高い利回りが維持されている点が評価されています。

J-REITの場合、不動産市場や金利環境の影響を受けるため、今後の不動産市況を正確に予測することは簡単ではありません。

その一方で、動画では「その時点で安くなっていて、利回りが高いものを少しずつ買う」という投資スタイルの中で、購入候補として考えていると説明しています。

5.ユナイテッドアローズ

続いてはアパレル関連株のユナイテッドアローズです。

比較的価格帯の高いアパレルブランドを展開する企業ですが、株価は直近で下落しており、安値圏に近づいている点が注目されています。

動画時点の配当利回りは約4.7%です。

業績についても今後改善していく見通しが示されており、財務面も比較的安定していることから、配当だけでも魅力がある銘柄とされています。

さらに特徴的なのが株主優待です。

動画では15%割引券が2枚もらえる制度が紹介されています。

一般的な割引優待は、セールなどを利用すれば同程度の割引を受けられるため、それほど大きな価値が付かないこともあります。

しかし、ユナイテッドアローズはブランド力があり、割引券自体にも一定の需要があることから、比較的価値の高い優待として評価されています。

普段から同社の商品を購入する人であれば、実際の利用価値も高くなりやすいでしょう。

動画投稿者自身も、衣類や靴などを株主優待で購入することが多く、特定ブランドへの強いこだわりがなければ、アパレル系株主優待は家計の節約にもつながると説明しています。

6.ゴールドウイン(8111)

6銘柄目はゴールドウインです。

「THE NORTH FACE」などを展開していることで知られる企業で、株価が直近だけでなく長期的に見ても低い水準まで下落していることが注目されています。

動画時点の配当利回りは約3.3%です。

極端な高配当株ではありませんが、財務面では自己資本比率が約79%と高く、企業の安定性が評価されています。

ゴールドウインの大きな魅力も株主優待です。

3月には自社商品を選択できる優待があり、2026年3月期には「THE NORTH FACE」のTシャツなどが優待品に含まれていました。9月については、Goldwin Online Storeで利用できる割引優待があります。

動画では、Tシャツだけでも5,000円程度の価値がある商品が選択肢に含まれることから、実質的な優待利回りも高いと評価しています。

株価下落による割安感、比較的安定した財務、配当、ブランド力のある株主優待という複数の魅力を持った銘柄として紹介されています。

7.バロックジャパンリミテッド

続いては、バロックジャパンリミテッドです。

こちらもアパレル関連企業ですが、ユナイテッドアローズやゴールドウインと比較すると、業績面ではやや慎重に見る必要がある銘柄として紹介されています。

一方、株価が大きく下落していることで、利回り面では非常に魅力的な水準になっています。

動画時点の配当利回りは約5.7%です。

さらに株主優待として年間合計4,000円分相当の買い物券が得られるとしており、動画では配当と優待を合わせた総合利回りを約11.6%と計算しています。

ただし、ここには明確なリスクもあります。

動画では、配当性向が200%近い水準になっており、足元の業績も良好とはいえないことに触れています。

つまり、高利回りだから安全という銘柄ではありません。

動画内でも「火傷するかもしれない」と表現しており、高い利回りと引き換えに一定のリスクを取る銘柄という位置付けです。

それでも、現在の株価水準と優待・配当を考えると、追加購入を検討していると説明しています。

8.Umios(1333、旧マルハニチロ)

8銘柄目は証券コード1333のUmiosです。

同社は旧マルハニチロで、2026年3月1日に「Umios株式会社」へ社名変更しています。

動画では、水産関連株が全体的に下落している中で、Umiosも安値圏を推移していることが注目されています。

動画時点の配当利回りは約3.5%です。

ここからさらに株価が下落すれば、より購入しやすい水準になるのではないかという見方です。

また、株主優待についても触れられています。

同社の株主優待は過去に廃止された経緯がありますが、その後、新しい形で株主優待制度が導入されています。

2026年の制度では、保有株数などの条件に応じて「Umiosオリジナルギフトカード」などが用意されています。

水産・食品という事業特性から比較的ディフェンシブな銘柄として見ることもできますが、動画では利益が減少する見込みや足元の業績低下についても触れています。

株価が下がっているのには理由があるため、単純に安いから買うのではなく、業績悪化とのバランスを見る必要がある銘柄です。

9.大豊建設(1822)

9銘柄目は大豊建設です。

動画では前日にも紹介した銘柄とのことで、「忖度なしに欲しい」と考えている銘柄として改めて取り上げられています。

動画時点の配当利回りは約4.6%と高い水準です。

さらに株主優待としてQUOカードが設定されています。

100株の場合、継続保有期間1年未満では500円分ですが、1年以上で1,000円分、3年以上では1,500円分に増額されます。大豊建設の公式情報でも、3月末と9月末を基準に年2回の優待が実施されています。

長期保有することで優待価値が高くなるため、短期売買よりも長期間保有する投資家と相性の良い制度です。

株価は直近で上昇しているため以前ほど買いやすい水準ではないものの、配当利回りや株主優待、業績などを総合的に考えると、引き続き購入候補になるとしています。

10.ニフティライフスタイル

最後に紹介されたのがニフティライフスタイルです。

この銘柄について動画投稿者が特に注目している理由が、温浴施設に関連した株主優待です。

温泉が好きで、温泉関連の株主優待銘柄を集めたいという個人的な目的もあり、以前から購入を検討していると説明しています。

動画では、指定された温浴施設などで利用できる2,000円相当の優待、または1,500円相当の電子ギフトなどを選択できる制度が紹介されています。

優待利回り自体は約1%程度としていますが、配当利回りが高いため、動画内では総合利回りを約5.7%と計算しています。

株価については大きく上昇しているわけではなく、一定の価格帯で横ばいが続いていることから、比較的手を出しやすい水準と評価しています。

業績も比較的堅調で、財務面も悪くないとする一方、時価総額が小さい点についてはリスクとして意識していると説明されています。

高配当株や優待株は「利回り」だけで選ばない

今回紹介された銘柄を見ると、配当利回りが4%を超える銘柄や、優待を合わせると非常に高い総合利回りになる銘柄もあります。

ただし、動画では高利回りだから無条件に買うという考え方は取られていません。

例えばバロックジャパンリミテッドについては、総合利回りが非常に高い一方で、業績や配当性向には不安があります。

Umiosについても、株価が安い背景には利益減少などの要因があります。

不動産関連についても、今後の不動産市況や金利環境によって状況が変化する可能性があります。

つまり、株価下落によって利回りが高くなっている場合には、「なぜ株価が下がっているのか」まで確認することが重要です。

投資で重要なのは「入金力」

動画後半では個別銘柄から離れ、資産形成そのものについての考え方も語られています。

そこで特に重要だとしているのが「入金力」です。

投資では利回りに注目しがちですが、運用を始めたばかりの段階では、何%で運用するかだけでなく、毎月どれだけ市場に資金を投入できるかも資産形成を大きく左右します。

例えば毎月3万円を追加で投資できれば、年間では36万円です。

これを長期間積み立て続ければ、その差は徐々に大きくなります。

動画では、できるだけ早い段階で投資元本を増やし、その資金を長期間運用することが資産形成では重要だと説明されています。

本業・副収入・投資収入という3本の柱

さらに動画では、収入源を3つに増やすという考え方が紹介されています。

1つ目が本業からの収入、2つ目が副業などから得る副収入、そして3つ目が配当などから得る投資収入です。

本業だけから投資資金を捻出しようとしても、生活費や物価上昇などを考えれば限界があります。

そこで、月2万円や3万円でも本業以外の収入を作り、それを投資に回せれば、長期間では大きな差になるという考え方です。

さらに副収入が月10万円、20万円という規模まで増えれば、投資に回せる金額そのものが大きく変わります。

そして、その資金を高配当株などに投資すれば、今度は投資そのものから配当収入が生まれます。

その配当を再び投資すれば、資産から生まれた収入が新たな資産を生む循環を作ることができます。

株主優待も家計支出を減らせば投資資金になる

株主優待は現金ではありません。

しかし、普段購入している日用品や衣類、食事などを株主優待で賄えるのであれば、その分だけ現金支出を減らすことができます。

例えば毎月5,000円使っていた商品を優待券で購入できれば、その5,000円を別の投資に回すこともできます。

その意味では、実生活で確実に使用する株主優待には、現金収入に近い経済的効果があると考えることもできます。

今回、アパレルやドラッグストア、温浴施設などの優待銘柄が多く紹介されているのも、単純な優待利回りだけでなく、実際の生活費削減につながることを重視しているためです。

資産形成には運だけでなく「準備」も必要

動画の最後では、資産形成には運の要素も大きいという率直な考えも語られています。

投稿者自身についても、現在まで資産を増やすことができた理由の「7~8割は運だったのではないか」と振り返っています。

ただし、重要なのは運が訪れたときに、その機会を生かせる状態になっていたかどうかです。

投資資金がまったくなければ、魅力的な投資機会が訪れても投資できません。

反対に、本業や副収入から少しずつ資金を作り、市場に資金を投入し続けていれば、大きな投資機会が訪れた際に参加できます。

そのため、本業、副収入、投資収入という複数の収入源を作りながら、少しずつ市場に資金を投入し続けることが重要だとしています。

まとめ

今回の動画では、シルバーウィーク明けに株価が下落した場合に購入を検討したい銘柄として、サンドラッグ、JR九州、野村不動産ホールディングス、東海道リート投資法人、ユナイテッドアローズ、ゴールドウイン、バロックジャパンリミテッド、Umios、大豊建設、ニフティライフスタイルの10銘柄が紹介されました。

共通しているのは、単純な値上がり期待だけではなく、配当や株主優待を受け取りながら保有できる銘柄が多いことです。

一方、高い利回りには相応の理由がある場合もあります。

業績悪化によって株価が下がった結果として高配当になっている銘柄では、将来の減配や株主優待変更といったリスクも考える必要があります。

そのため、「利回りが高いから買う」のではなく、株価、業績、財務、配当方針、株主優待を総合的に確認することが重要です。

また、動画後半で語られているように、長期的な資産形成では銘柄選びだけでなく、投資に回せる資金そのものを増やすことも重要になります。

本業からの収入、副収入、そして投資から生まれる収入。この3つを少しずつ育てながら、無理のない範囲で市場への入金を継続することが、長期的な資産形成を考えるうえで1つの基本的な考え方といえるでしょう。

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