狙え日本製鉄と高配当リート|安値圏で注目したいナンピン候補と決算後の日本株動向

本記事は、YouTube動画『狙え日本製鉄 筆頭ナンピン安値リート』の内容を基に構成しています。

目次

日本製鉄が安値圏に沈むなかで注目される理由

5月19日時点の日本株市場では、個別銘柄ごとの明暗が大きく分かれる展開となっています。半導体関連やハイテク株の一部には調整が見られる一方で、銀行株や保険株などの金融関連には買いが入り、配当株投資家にとっては比較的見どころの多い1日となりました。

そのなかで今回、特に注目されているのが日本製鉄です。日本製鉄の株価は足元で550円前後まで下落しており、ここ数年の中でもかなり安い水準に近づいていると見られます。

直近では、いわゆるトランプショック、令和のブラックマンデー、さらに地政学的リスクや市場全体の調整など、さまざまな要因で株式市場が不安定になっています。その流れの中で、日本製鉄も安値圏に沈んでいる状況です。

ただし、株価が下がっているからといって、必ずしも企業の中身が悪化しているとは限りません。むしろ動画では、今の日本製鉄は「安くなっているからこそ、ナンピンや新規購入を検討しやすい局面ではないか」という視点で紹介されています。

決算内容は悪くないが、株価は安値圏にある

日本製鉄については、直近で決算発表も行われています。前期最終損益は一転して黒字で着地し、今期についても大幅な増益見通しが示されています。

もちろん、過去の好調期と比べると十分とは言えない面もあります。鉄鋼業は景気敏感株の代表格であり、世界経済、資源価格、為替、需要動向などに業績が左右されやすい業種です。そのため、利益が大きく伸びる年もあれば、急に減益となる年もあります。

特に日本製鉄の場合、USスチール買収をめぐる問題などもあり、単純に過去の業績と比較しにくい面があります。業績の見通しを完全に読み切るのは難しく、動画内でもその点については慎重な姿勢が示されています。

それでも、株価がかなり安い位置まで下がっていること、そして業績が極端に悪いわけではないことを考えると、長期目線では検討しやすい水準になっているという見方です。

日本製鉄の魅力は下限配当の設定

今回の動画で特に重要なポイントとして語られているのが、日本製鉄の下限配当です。

日本製鉄は2026年以降、2030年まで最低でも年間24円の配当を出す方針を示しています。現在の株価を550円前後とすると、年間24円の配当は利回り約4.4%に相当します。

鉄鋼株はもともと配当が不安定になりやすい銘柄です。業績が良いときは高配当になりますが、悪化すると大幅減配になることも珍しくありません。そのため、高配当株として保有するには不安定さがあり、投資しにくいと感じる人も多かったはずです。

しかし、2030年までの期間限定とはいえ、最低配当が設定されたことで、以前よりも保有しやすくなったと考えられます。株価が下がっても一定のインカムが期待できるため、長期保有やナンピンを考える投資家にとっては安心材料になります。

500円台という株価水準は買い増ししやすい

日本製鉄は株式分割により、以前よりも購入しやすい単価になっています。現在の株価が500円台であれば、100株単位でも5万円台から購入できます。

これは、個人投資家にとって大きなメリットです。たとえば、NISAの残り枠を使って少しずつ買い増しすることもできますし、株価が下がったタイミングで100株ずつナンピンすることもできます。

ソニーグループやNTTほどの買いやすさではないものの、500円台という株価水準は十分に分散投資しやすい価格帯です。

また、日本製鉄は業界最大手であり、時価総額も大きい企業です。鉄鋼業という景気敏感な業種である以上、短期的な株価変動は避けられませんが、長期的に見れば企業規模や業界内での存在感は大きな安心材料になります。

JFEと比較しても日本製鉄に注目

動画では、日本製鉄だけでなくJFEにも触れられています。JFEも直近で良い決算を出しており、株価は安値圏にあります。配当利回りも4.8%程度と魅力的な水準です。

ただし、動画内では「どちらかを選ぶなら日本製鉄の方が魅力的ではないか」という見方が示されています。

その理由としては、日本製鉄には下限配当の設定があること、業界最大手であること、株価水準が買い増ししやすいことなどが挙げられます。鉄鋼株全体にリスクはあるものの、安値圏で高配当を狙うという意味では、日本製鉄はかなり注目度の高い銘柄と言えそうです。

安値圏のリートにも注目

動画の後半では、リート関連銘柄にも話題が移ります。最近はリート全体が安くなっているものが多く、高利回りを狙う投資家にとっては面白い状況になっています。

リートは不動産投資信託のことで、投資家から集めた資金で不動産に投資し、賃料収入などを分配金として投資家に還元する仕組みです。株式とは異なる値動きをすることもあり、ポートフォリオに入れておくと分散効果が期待できます。

また、リートは利益の大部分を分配することで税制上のメリットを受けられる仕組みがあるため、比較的高い分配金利回りになりやすい特徴があります。

日本ホテル&レジデンシャル投資法人は5月権利の高利回りリート

最初に紹介されているのが、日本ホテル&レジデンシャル投資法人です。もともとは大江戸温泉リートとして知られていた銘柄で、ホテルや住宅関連の資産を持つリートです。

この銘柄は5月権利のリートであり、権利確定が近い点が注目されています。分配金利回りは6%近い水準にあり、かなり高めです。

さらに、1口あたり6万円台で購入できる点も魅力です。リートは銘柄によっては1口あたり数十万円するものもありますが、この価格帯であれば比較的手を出しやすいと言えます。

加えて、アパホテルの宿泊利用ポイントがもらえる株主優待的な制度も紹介されています。1口あたり500ポイント、最大10口まで保有することで5,000ポイントまで受け取れる内容です。

ホテルを利用する人にとっては実質利回りの上乗せになります。仮に年間1,000円分の価値があると見れば、分配金利回りに加えてさらに約1%程度の上乗せ効果があると考えることもできます。

東急リアル・エステート投資法人も安値圏

次に紹介されているのが、東急リアル・エステート投資法人です。こちらも株価に相当する投資口価格が下落しており、安値圏にある銘柄として取り上げられています。

分配金利回りは5.7%程度あり、安定的に分配金を出している点が魅力です。東急系という母体の安心感もあり、リートの中でも比較的検討しやすい銘柄とされています。

権利月は4月と10月のため、次の権利までは少し期間があります。ただ、リートは短期売買だけでなく、ポートフォリオのインカム収入源として保有する選択肢もあるため、安いタイミングで拾っておくという考え方もできます。

ミラースリートは6%超の高利回り

続いて紹介されているのが、ミラースリートです。こちらも最近価格が下落しており、分配金利回りは6.3%程度と高い水準にあります。

動画内では、ミラースホールディングスとミラースリートを一瞬混同する場面もありましたが、注目対象はミラースリートです。

ミラースリートは2月と8月が権利月です。次回の8月権利に向けて、安値圏で検討する余地がある銘柄として紹介されています。

リート全体が弱い局面では、個別のリートも連動して下がりやすくなります。しかし、分配金利回りが高く、一定の収益力がある銘柄であれば、長期的にはインカム目的で保有する選択肢になります。

半導体・ハイテク関連は値動きが激しい

一方で、動画内では藤倉、サムコ、JX金属など、半導体・ハイテク・資源関連の銘柄にも触れられています。

藤倉は直近で大きく上昇した銘柄の1つですが、その分、調整も大きくなっています。株価が急騰した銘柄は夢がありますが、その一方で短期間に大きく下落するリスクもあります。

サムコも大きく下落しており、JX金属も上昇していたスター銘柄の1つながら、足元ではブレーキがかかっています。

動画では、このような銘柄について「水物の銘柄は怖い」と表現されています。短期的な値上がり期待は大きいものの、値動きが激しく、安定したインカムを重視する投資家にとっては扱いが難しい銘柄群です。

ナックは配当と優待を合わせた総合利回りに注目

次に紹介されているのがナックです。ナックは株価が下落しており、配当利回りは4.4%程度あります。

さらに、株主優待として薬用マイクロバブルローションのような商品がもらえる点も魅力です。商品価値を3,000円程度と見積もっても、総合利回りはかなり高くなります。

もちろん、優待品の価値は人によって異なります。実際に使う人にとっては価値が高い一方で、不要な人にとってはそこまで魅力を感じないかもしれません。

それでも、配当利回りと優待を合わせて考えると、安値圏で検討する価値のある銘柄として紹介されています。

朝日は業績不振ながら優待継続に注目

朝日についても触れられています。こちらは業績不振により株価が大きく下落している銘柄です。

業績面では厳しい状況が続いており、単純に高配当だから安心というわけではありません。ただし、株主優待については継続保有条件を付けたうえで続ける方針が示されています。

優待廃止もあり得るのではないかと見られていた中で、継続保有条件をつけて残したことは、一定の安心材料と見ることもできます。

業績リスクはありますが、優待目的で少額保有するという考え方もあります。

銀行株は利上げ期待で強い動き

この日の市場で強かったのが銀行株です。三菱UFJフィナンシャル・グループは決算内容も良く、前日と当日で続けて上昇しました。

銀行株が強い背景には、日銀の利上げ観測があります。円安が進み、1ドル159円近辺まで円安が進むなかで、為替介入だけでは円高に戻しきれないという見方もあります。

そうなると、日米金利差を縮めるために利上げが意識されやすくなります。銀行にとって金利上昇は収益改善につながりやすいため、メガバンクや地方銀行に買いが入ったと考えられます。

みずほフィナンシャルグループも前日の下落分を大きく取り戻し、広島銀行や千葉銀行などの地銀株も堅調でした。

イオン、リクルート、サンリオも反発

動画では、その他の上昇銘柄としてイオン、リクルート、サンリオも紹介されています。

イオンは直近で大きく下落していましたが、この日は反発しました。ただし、まだ安心できる状況ではなく、再び下落する可能性もあるため、継続して見ておきたい銘柄とされています。

リクルートは7.9%上昇し、決算内容や今後の見通しが評価された可能性があります。大きく下げていたところから戻してきたため、保有者にとっては安心感のある動きでした。

サンリオも10.08%上昇しました。動画では、過去に安い時期に保有していたものの売却し、その後、株価が下がってきたところで再び本人名義や家族名義で購入したという話も出ています。さらに下落していたものの、この日の反発で少し安心感が出たという内容でした。

損保株の決算にも注目

動画の終盤では、損害保険株にも注目が集まっています。東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループ、SOMPOホールディングスの決算が控えており、これらが出そろえば決算シーズンも一区切りという見方です。

特に東京海上は、損保株の中でも代表的な銘柄です。株価は高値圏まで戻しており、決算への期待も高まっていると見られます。ただし、株価が上がりすぎているため、今から買うにはやや手を出しにくいという印象も語られています。

MS&ADについては、動画投稿者が比較的多く保有している銘柄として紹介されています。分割前から保有しており、その後も買い増しを続けてきたことで、利益をけん引している重要銘柄の1つになっているようです。

SOMPOも株価はしっかりしており、分割後も堅調な動きです。ただし、株価がかなり伸びているため、その水準を正当化できるだけの決算が出るかどうかがポイントになります。

高配当株投資では安値と持続性の両方を見ることが重要

今回の動画全体を通じて感じられるのは、高配当株投資では単に利回りだけを見るのではなく、「安値圏にあるか」「配当が持続しそうか」「ナンピンしやすい単価か」「業界内での地位が強いか」といった複数の視点が重要だということです。

日本製鉄であれば、株価が安くなっていることに加えて、2030年までの下限配当があることが大きな材料です。リートであれば、分配金利回りが高いだけでなく、保有資産や権利月、優待的な制度も見る必要があります。

一方で、半導体関連や急騰株は短期的な値上がり期待がある反面、下落も大きくなりやすい銘柄です。自分が値上がり益を狙うのか、配当や分配金を重視するのかによって、選ぶべき銘柄は変わります。

管理職の悩みと個人投資家としての生き方

動画の最後では、投稿者自身の仕事に対する悩みも語られています。

投資によって資産が増えたことで、労働意欲が下がった面がある一方、管理職になったことによる精神的な負担も大きいと話されています。

中間管理職は、上司の意向も考え、部下の気持ちも配慮し、取引先や関係者とのコミュニケーションも求められます。事務的な仕事だけでなく、人間関係の調整や精神的な配慮が必要になるため、向き不向きがはっきり出やすい立場です。

投稿者は、自分はマネージャータイプというよりもプレイヤータイプであり、YouTubeや個人投資のように、個人で考えて動く仕事の方が向いているのではないかと語っています。

この部分は投資銘柄の話とは少し離れますが、個人投資を続ける理由や、資産形成によって働き方を見直したくなる心理がよく表れています。

まとめ

今回の動画では、日本製鉄を中心に、安値圏で注目したい高配当株やリート、さらに決算後に動いた日本株について幅広く解説されていました。

日本製鉄は株価が550円前後まで下がり、ここ数年でもかなり安い水準に近づいています。業績には不透明な部分もありますが、2030年まで年間24円の下限配当が設定されたことで、以前よりも長期保有やナンピンを考えやすい銘柄になっています。

また、日本ホテル&レジデンシャル投資法人、東急リアル・エステート投資法人、ミラースリートなど、リートにも高利回りで安値圏の銘柄が出てきています。リートは分配金収入を重視する投資家にとって、ポートフォリオの一部として検討する価値があります。

一方で、藤倉やサムコ、JX金属のようなハイテク・半導体関連は値動きが激しく、夢がある反面、リスクも大きい銘柄です。安定した配当を重視する投資家であれば、銀行株、保険株、高配当リート、日本製鉄のような安値圏の大型株に目を向けるのも1つの考え方です。

投資では、安いから買うだけでは不十分です。なぜ安いのか、配当は続くのか、業績はどこまで回復しそうか、自分の資金管理に合っているかを確認する必要があります。

今回の内容は、短期的な値動きに振り回されるのではなく、安値圏にある銘柄を少しずつ拾い、配当や分配金を受け取りながら長期で保有する投資スタイルを考えるうえで、参考になる内容だったと言えます。

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