本記事は、YouTube動画『人類vsAI 株対決!ガチ5銘柄』の内容を基に構成しています。
生成AIは、日本株の銘柄選びでも人間を上回ることができるのでしょうか。
今回の動画では、約4000人の視聴者によって選ばれた「人類代表」の銘柄と、ClaudeおよびGPTが選んだ「AI代表」の銘柄を、実際の株価パフォーマンスで比較する企画が紹介されています。
投資対象として選ばれたのは、キオクシアホールディングス、ほくほくフィナンシャルグループ、アドバンテスト、三菱重工業、中外製薬の5銘柄です。
人類側は視聴者投票や人気を重視して銘柄を選んでいる一方、AI側は決算発表、業績、テーマ性、株価チャート、リスク分散などを考慮してポートフォリオを構成しています。
単なるお遊び企画のようにも見えますが、人間とAIの銘柄選定方法の違いが浮き彫りになる、非常に興味深い内容です。
人類とAIが日本株の運用成績を競う企画
今回の企画は、人類とAIがそれぞれ日本株を選び、一定期間後の運用成績を比較するというものです。
同様の企画は1年前にも行われました。当時は人類側の銘柄と、Gemini 2.5 Pro、GPT o3などが選んだ銘柄を比較し、大きな反響を集めたといいます。
今回はAIの顔ぶれが変わり、ClaudeとGPTが参加しています。
人類代表の銘柄については、ライブ配信に参加した約4000人の視聴者による投票をもとに決定されました。
比較の対象となるのは、次の5銘柄です。
- キオクシアホールディングス
- ほくほくフィナンシャルグループ
- アドバンテスト
- 三菱重工業
- 中外製薬
人類側が2銘柄、Claudeが2銘柄、GPTが2銘柄を選んでいますが、ClaudeとGPTの両方がアドバンテストを選んだため、重複を除いた銘柄数は合計5銘柄となりました。
株対決の売買ルール
動画内で示されたルールでは、2026年7月13日の寄り付きで各銘柄を購入し、2026年7月31日の取引時間中に売却します。
売却時刻については事前に固定せず、動画投稿者の判断で決めるとされています。
また、投稿者自身も実際に資金を投入し、単元未満株を利用して各銘柄を約100万円ずつ購入する予定です。
5銘柄の合計投資額は約500万円となります。
数週間という短い期間で運用成績を比較するため、企業の長期的な成長性よりも、決算発表や材料、相場の勢いといった短期的な要因が結果に大きく影響すると考えられます。
人類代表の半導体銘柄はキオクシア
人類側の半導体関連銘柄として選ばれたのが、キオクシアホールディングスです。
キオクシアは、NAND型フラッシュメモリーを主力とする半導体メーカーです。スマートフォン、パソコン、企業向けストレージ、データセンターなどで使用される記憶装置を手掛けています。
動画内では、視聴者からキオクシアを推すコメントが非常に多かったため、人類代表に選ばれました。
ただし、緻密な業績分析によって選ばれたというよりは、これまでの大幅な株価上昇や話題性から「面白そう」という雰囲気で票が集まった面もあるようです。
キオクシアはAI相場を代表する人気株
キオクシアが人気を集める背景には、生成AI向けデータセンターの拡大があります。
生成AIを動かすためには、膨大なデータを保存し、高速で読み書きできるストレージが必要です。このため、GPUだけでなく、NAND型フラッシュメモリーや企業向けSSDの需要拡大も期待されています。
2026年に入ってからのキオクシア株は、AI関連需要への期待を背景に大幅上昇しました。一方で、7月に入ると半導体関連株から資金が流出し、値動きが大きくなる場面も見られています。
つまり、今回の勝負におけるキオクシアは、上昇トレンドが再開するのか、それとも調整が続くのかという重要な局面で選ばれたことになります。
チャートには上値切り下げの兆候も
動画では、キオクシアの日足チャートについて、陰線が増えていることや、売買代金が徐々に減少していることが指摘されています。
さらに、高値を切り下げているようにも見えるため、短期的には上昇の勢いが弱まっている可能性があります。
もっとも、大きく上昇した銘柄が調整した後には、再び買いが集まることもあります。
今回のキオクシアは、下落途中の銘柄を買う逆張りに近い選択であり、短期間で反発すれば大きなリターンを期待できます。その反面、調整が長引けば損失も大きくなりやすい、値動きの激しい銘柄です。
人類代表の非半導体銘柄はほくほくフィナンシャルグループ
人類側では、半導体以外の銘柄についても視聴者投票が行われました。
候補として人気を集めたのは、金関連、ラーメン店を展開する丸千代山岡家、電力、イオン、ドローン、地方銀行、商社、宇宙関連などです。
その中から最終候補として、金関連、山岡家、ドローン、地方銀行の4テーマが残り、決勝投票では地方銀行が34%を獲得して1位となりました。
地方銀行の中では、横浜銀行を傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループや京都フィナンシャルグループなども候補に挙がりました。
最終的には、ほくほくフィナンシャルグループと山陰合同銀行の2銘柄に人気が集中しました。
ほくほくフィナンシャルが選ばれたユニークな理由
ほくほくフィナンシャルグループと山陰合同銀行の投票結果は、ほぼ互角だったといいます。
そこで動画では、両社の公式サイトに掲載されている役員紹介ページを比較し、どちらの経営陣が「株価を上げてくれそうな顔をしているか」で判断するという、かなりユニークな選び方が行われました。
ほくほくフィナンシャルグループの公式サイトには役員の顔写真が掲載されていましたが、山陰合同銀行のページには名前だけが掲載され、顔写真がなかったとされます。
この違いが視聴者の投票に影響し、最終的にほくほくフィナンシャルグループが人類代表に選ばれました。
投資判断として合理的とは言いにくいものの、人間の銘柄選びには、このような印象、親しみやすさ、勢い、話題性が影響することを象徴する場面でもあります。
ほくほくフィナンシャルはどのような会社なのか
ほくほくフィナンシャルグループは、北陸銀行と北海道銀行を中核とする金融グループです。
社名の「ほくほく」は、北陸と北海道の「北」に由来しています。
地方銀行株は、長く続いた低金利環境では収益を伸ばしにくい業種とみられていました。しかし、日本の金利環境が変化すると、貸出金利の上昇によって利ざやが改善するとの期待が高まり、銀行株全体が見直されました。
動画内では、ほくほくフィナンシャルの株価が2025年に大きく上昇し、2026年に入ってからも強い値動きを続けていると説明されています。
日足だけでなく、週足や月足でも上昇基調が続いており、地方銀行の中でも特に勢いのある銘柄として選ばれた形です。
キオクシアが調整後の反発を狙う逆張り寄りの銘柄であるのに対し、ほくほくフィナンシャルは上昇トレンドに乗る順張り寄りの選択といえます。
Claudeの本命はアドバンテスト
Claudeが選んだ1銘柄目は、半導体検査装置大手のアドバンテストです。
アドバンテストは、完成した半導体が設計どおりに動作するかを確認するテストシステムを手掛けています。
生成AI向けのGPUやHBMなどが高性能になるほど、検査項目は増え、テスト工程も複雑になります。そのため、高性能半導体の生産拡大は、アドバンテストの検査装置需要を押し上げる要因になります。
最大の材料は7月29日の決算発表
Claudeがアドバンテストを選んだ最大の理由は、対決期間中の2026年7月29日に第1四半期決算が予定されていることです。
アドバンテストの公式IRカレンダーでも、2026年度第1四半期決算は7月29日15時30分に発表予定とされています。
今回の株対決は7月13日から7月31日まで行われるため、決算発表が勝負期間の終盤に入ります。
好決算や業績予想の上方修正が発表されれば、株価が短期間で大きく上昇する可能性があります。
Claudeは、アドバンテストを単なる人気半導体株としてではなく、決算という明確な株価上昇材料を持つ銘柄として選んでいます。
AI半導体需要の拡大を直接受けやすい
生成AI市場では、NVIDIAをはじめとする企業が高性能GPUを供給しています。
GPUそのものを製造していなくても、検査工程を支えるアドバンテストは、AI半導体への設備投資拡大から恩恵を受けられます。
AI向けGPUやHBMの高性能化が続けば、半導体1個当たりのテスト時間や検査の難易度が上昇します。
その結果、半導体の生産数量が増えるだけでなく、半導体1個を検査するために必要な装置や時間も増える可能性があります。
これが、アドバンテストの成長期待を支える重要な要因です。
決算後の材料出尽くしには注意
業績が好調な企業であっても、決算発表後に必ず株価が上昇するとは限りません。
決算発表前に期待先行で株価が上がりすぎている場合、良い決算が発表されても「想定内」と判断され、利益確定売りが出ることがあります。
これが、株式市場でいう「材料出尽くし」です。
Claudeの分析では、下落した場合の最大ドローダウンを約15%と想定する一方、上昇した場合には15%から25%程度の値上がり余地があると予測しています。
ただし、この数値は将来の値動きを保証するものではありません。
円高が進んだ場合、海外売上の円換算額が減少するため、輸出関連企業であるアドバンテストにとって逆風になる可能性もあります。
Claudeの2銘柄目は三菱重工業
Claudeが選んだもう1つの銘柄は、三菱重工業です。
三菱重工業は、航空・宇宙、エネルギー、発電設備、防衛、造船などを幅広く手掛ける日本を代表する重工業メーカーです。
近年は、日本政府による防衛予算の拡大を背景に、防衛関連株としても注目されています。
防衛費拡大という国策が追い風
Claudeは、三菱重工業について「防衛費拡大という強力な国策の恩恵を受ける銘柄」と評価しています。
日本では安全保障環境の変化を背景に、防衛力を強化する方針が進められています。
防衛予算が増えれば、ミサイル、戦闘機、艦艇、宇宙関連設備などの受注拡大が期待されます。
三菱重工業は国内防衛産業で大きな調達シェアを持つため、防衛予算拡大の恩恵を直接受けやすい企業の1つです。
半導体株が崩れた場合のヘッジ
Claudeが三菱重工業を組み入れた理由は、防衛関連としての成長期待だけではありません。
もう1つの銘柄であるアドバンテストは、AI・半導体相場の影響を強く受けます。
半導体関連株が一斉に下落すると、アドバンテストも大きく値下がりする可能性があります。
一方、三菱重工業は防衛、エネルギー、宇宙など、半導体とは異なる材料で動きやすい銘柄です。
そのため、AI関連株が崩れた場合の分散先として機能する可能性があります。
Claudeは、アドバンテストでAI相場の上昇を狙いながら、三菱重工業で国策テーマを押さえるという、バランス型の組み合わせを作ったことになります。
決算そのものではなく決算期待を狙う
三菱重工業の決算発表は、今回の対決期間終了後となる8月上旬が想定されています。
そのため、Claudeは決算発表後の値上がりを狙うのではなく、決算前に期待が高まる過程を狙っています。
株式市場では、業績拡大が期待される企業の株が、決算発表の数週間前から買われることがあります。
アドバンテストでは決算発表そのものを材料にし、三菱重工業では決算前の期待を材料にするという違いがあります。
GPTもアドバンテストを選択
GPTが選んだ1銘柄目も、アドバンテストです。
2つの異なるAIが同じ銘柄を選んだことは、今回の企画における大きな注目点です。
GPTもClaudeと同様に、AI半導体市場の成長、好調な業績、7月29日の決算発表を評価しています。
また、2026年4月の前回決算発表後に株価が上昇した実績も選定理由に挙げています。
過去の決算後に株価が上昇したからといって、次の決算後も同じように上昇するとは限りません。
それでも、業績、テーマ性、決算日、過去の値動きという複数の条件が重なっている点を、GPTは高く評価したと考えられます。
ClaudeとGPTの両方がアドバンテストを選んだことで、今回の勝負ではアドバンテストの決算結果が、AI側全体の成績を大きく左右することになります。
GPTの2銘柄目は中外製薬
GPTがアドバンテストと組み合わせた銘柄は、中外製薬です。
中外製薬は、がん領域をはじめとする医療用医薬品の研究開発に強みを持つ製薬会社です。
スイスの大手製薬会社ロシュとの戦略的提携を活用し、国内外で医薬品を展開しています。
半導体や防衛関連株とは異なり、医薬品株は景気変動の影響を比較的受けにくいディフェンシブ銘柄とされています。
7月24日の決算発表がカタリスト
中外製薬の2026年12月期第2四半期決算は、2026年7月24日16時に発表予定です。
GPTは、この決算発表を株価上昇のカタリストとして注目しています。
カタリストとは、株価が動き出すきっかけとなる材料のことです。
中外製薬は2026年12月期第1四半期に、Core売上収益が前年同期比11.5%増、Core営業利益が17.1%増、Core四半期利益が19.6%増となりました。
第1四半期で増収増益を確保しているため、第2四半期でも好業績が確認されれば、株価の見直しにつながる可能性があります。
株価調整後という点も評価
動画内では、中外製薬の株価が高値から約30%下落している点にも触れています。
業績が悪化して株価が下がっている銘柄と、業績は好調であるにもかかわらず株価が調整している銘柄では、投資判断が異なります。
GPTは、中外製薬について、業績が比較的好調でありながら株価の調整が進んでいる点に投資妙味があると判断しました。
高値圏にあるアドバンテストと、調整後の反発を狙う中外製薬を組み合わせることで、異なる値動きの銘柄を持つ構成になっています。
新薬開発も中長期的な材料
中外製薬では、決算だけでなく新薬開発に関する材料も続いています。
動画では、抗がん剤候補であるdivarasibについて、既存のKRAS G12C阻害薬と直接比較した試験で優越性を示したとの発表が紹介されています。
新薬候補が臨床試験で良好な結果を示せば、将来的な承認、販売収入、提携先からのロイヤルティ収入などへの期待が高まります。
製薬会社の価値を判断する際には、現在販売している薬だけでなく、開発中の新薬候補である「パイプライン」も重要です。
複数の新薬候補が承認審査に進み、米食品医薬品局などに受理されれば、将来の収益源が増える可能性があります。
信用買い残の増加には注意
GPTは中外製薬の注意点として、信用買い残が積み上がっている可能性を指摘しています。
信用買い残とは、投資家が証券会社から資金を借りて株を購入し、まだ決済していない残高です。
信用買い残が多い銘柄では、株価が上昇した際に利益確定売りが出やすくなります。また、株価が下落すると損失を抱えた投資家による投げ売りが発生する可能性があります。
業績が良くても、需給関係が悪ければ株価が上がりにくいことがあるため、注意が必要です。
オリエンタルランドが除外された理由
GPTは当初、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも候補に挙げていました。
しかし、最終的には採用されませんでした。
主な理由は、人件費などのコスト増加によって、決算内容が市場の期待に届かない可能性があると判断したためです。
オリエンタルランドの決算発表も対決期間中に予定されていますが、決算があるだけでは株価上昇の材料にはなりません。
売上高が伸びても、人件費、設備費、運営費などが増加すれば、利益が減少することがあります。
GPTは、決算発表というイベントの有無だけでなく、その決算内容が市場に好感される可能性まで考慮し、中外製薬を優先したことになります。
人類とAIでは銘柄選びの方法が大きく異なる
今回の企画で最も興味深いのは、人類側とAI側で銘柄選びの考え方が大きく異なる点です。
人類側では、視聴者の人気、話題性、株価の勢い、面白さなどが重視されています。
キオクシアはSNSや個人投資家の間で注目度が高く、値動きの大きさも魅力です。
ほくほくフィナンシャルグループについても、地方銀行株の上昇という大きな流れはあるものの、最終判断には経営陣の顔写真というユーモラスな要素が影響しました。
一方、AI側では、決算発表日、業績の伸び、事業環境、政策テーマ、株価チャート、為替リスク、信用需給、ポートフォリオ全体の分散などが考慮されています。
Claudeは、AI半導体関連のアドバンテストと、防衛関連の三菱重工業を組み合わせました。
GPTは、AI半導体関連のアドバンテストと、ディフェンシブな医薬品株である中外製薬を組み合わせました。
どちらも、同じテーマの銘柄だけを並べるのではなく、異なる業種を組み合わせている点が特徴です。
AIの分析が論理的でも勝てるとは限らない
AI側の分析は、人類側よりも論理的で慎重に見えます。
しかし、分析が詳しいことと、実際に利益を出せることは同じではありません。
短期の株価は、決算内容だけでなく、市場全体の地合い、海外株式市場、為替、金利、地政学リスク、大口投資家の売買などに左右されます。
好決算でも市場予想に届かなければ売られることがあり、悪材料が出ても事前に織り込まれていれば株価が上昇することもあります。
また、今回の勝負期間は約3週間しかありません。
長期的には優良企業であっても、短期間では株価が下落する可能性があります。反対に、業績に不安がある企業でも、一時的な材料によって大きく上昇することがあります。
そのため、今回の結果だけで「AIは人間より投資が上手い」「人間の方がAIより優れている」と結論づけることはできません。
過去には人類側が大幅な利益を出した例も
動画では、過去の企画において、人類側が選んだ銘柄で約35%の大幅なプラスを記録したことが紹介されています。
人類の銘柄選びは、必ずしも詳細な理論に基づいているわけではありません。
しかし、多くの個人投資家が注目している銘柄には、勢い、需給、テーマ性など、数字だけでは把握しにくい要素が反映されていることがあります。
投資家の熱狂がさらなる買いを呼び、短期間で株価を押し上げる場合もあります。
AIは公開情報を整理し、論理的に分析することを得意としますが、市場参加者の感情や群集心理が生み出す値動きを完全に予測できるわけではありません。
人類側の「ノリ」で選ばれた銘柄が、AIの緻密な分析を上回る可能性も十分にあります。
今回の5銘柄に共通する特徴
今回選ばれた5銘柄は、業種も値動きも大きく異なります。
キオクシアとアドバンテストは、生成AIや半導体投資の拡大が追い風となる銘柄です。
三菱重工業は、防衛費拡大やエネルギー、宇宙開発などの国策テーマを持っています。
中外製薬は、好調な業績と新薬開発を背景とする医薬品株です。
ほくほくフィナンシャルグループは、金利上昇や地方銀行再評価の流れに乗る金融株です。
つまり、今回の対決には、2026年の日本株市場で注目されている主要テーマが幅広く含まれています。
- AI・半導体
- 防衛・国策
- 医薬品・新薬開発
- 金利上昇・地方銀行
対決の勝敗だけでなく、どのテーマに資金が集まるのかを見る企画としても興味深い内容です。
株対決を見る際の注意点
今回の企画は、あくまで一定期間の運用成績を比較するものです。
動画で選ばれた銘柄をそのまま購入すれば利益が出るという意味ではありません。
特に、決算発表をまたいで株を保有する取引は、予想以上に株価が大きく動く可能性があります。
決算発表後には、翌営業日の寄り付きで株価が大幅に上昇または下落し、希望する価格で売買できないこともあります。
また、キオクシアやアドバンテストのような半導体関連株は、米国の半導体株やAI関連ニュースの影響を強く受けます。
三菱重工業は、防衛政策や大型受注への期待で上昇する一方、期待が先行しすぎれば調整する可能性があります。
中外製薬は新薬開発の進展が材料になりますが、臨床試験や承認審査には不確実性があります。
ほくほくフィナンシャルグループは金利上昇の恩恵が期待されますが、景気悪化による貸倒費用の増加や、保有債券の評価損などにも注意が必要です。
まとめ
今回の「人類vsAI株対決」では、約4000人の視聴者と2つのAIが、それぞれ異なる考え方で日本株を選びました。
人類代表は、キオクシアホールディングスとほくほくフィナンシャルグループです。
Claudeは、アドバンテストと三菱重工業を選びました。
GPTは、アドバンテストと中外製薬を選びました。
重複するアドバンテストを除くと、勝負の対象となるのは合計5銘柄です。
人類側は人気、勢い、話題性を重視し、AI側は決算、業績、政策テーマ、チャート、リスク分散を重視しています。
分析内容だけを見れば、AI側の方が理論的でバランスの取れた銘柄選びに見えます。
しかし、短期の株式市場では、合理的な分析だけで結果が決まるわけではありません。
人間の感情、相場の勢い、予想外のニュース、決算への期待と失望などが複雑に絡み合い、株価を動かします。
2026年7月は、アドバンテストや中外製薬をはじめ、多くの企業が決算発表を予定しています。
半導体、防衛、医薬品、地方銀行という異なるテーマの中で、どの銘柄が最も高いリターンを記録するのかが注目されます。
今回の企画は、人間とAIの優劣を決めるだけでなく、銘柄選びにおいて何を重視すべきかを考えるきっかけになる内容といえるでしょう。


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