本記事は、YouTube動画『厳しい1週間急落銘柄続々。本日購入銘柄も』の内容を基に構成しています。
10月2日の日本株市場では、金融、不動産、自動車、水産など幅広い銘柄が下落しました。
株価が下がること自体は投資家にとって歓迎できるものではありませんが、配当金が維持されるのであれば、株価下落によって配当利回りは上昇します。そのため、高配当株や株主優待銘柄を長期保有したい投資家にとっては、これまで買いにくかった銘柄を改めて確認する機会にもなります。
動画では、実際に投稿者がこの日に購入した銘柄をはじめ、証券、不動産、自動車、保険など、直近で株価が大きく下落している銘柄が多数取り上げられています。
10月2日は金融・不動産など幅広い業種が下落
動画によると、10月2日は日経平均以上に保有資産が減ったと感じた投資家も少なくないのではないかというほど、個別株では厳しい動きが目立ちました。
特に下落が目立ったのが金融関連や不動産関連です。
9月は多くの企業が配当や株主優待の権利月となっているため、権利落ちによる株価下落も一部では影響していると考えられます。
また、動画では利上げ観測の後退も金融株の下落要因の1つとして取り上げています。
銀行や証券、保険会社にとって金利上昇は収益面で追い風になる場合があるため、利上げ時期が遠のくとの見方が広がれば、金融株には売り材料になることがあります。
一方で、不動産株についても大きな下落が見られました。
一般的には金利上昇観測の後退は不動産会社にとってプラス材料になり得ますが、この日は不動産株も幅広く売られており、動画投稿者自身も直近で不動産株を買い増していたことから、含み損が拡大していると話しています。
本日購入した銘柄は水産大手のUMIOS
動画投稿者が10月2日に購入したとして紹介しているのが、証券コード1333のUMIOSです。
同社は旧マルハニチロとして知られる水産・食品関連企業で、動画では最近、水産関連銘柄全体の株価が弱くなっていることにも触れています。
UMIOSもこの日は約1.8%下落し、直近の値動きの中では比較的安い水準に近づいていると説明されています。
配当利回りは約3.7%
動画内では、UMIOSの配当利回りは約3.7%と紹介されています。
PERやPBRにも割安感があり、食品関連企業として比較的ディフェンシブな事業内容である点も評価材料として挙げられています。
さらに株主優待もあります。
100株以上の保有で500円分のオリジナルギフトカードがもらえる制度が紹介されており、500株、1000株にも優待区分が設定されています。
ただし、この制度について動画では期間限定の記念優待である点にも触れており、今後も継続されるかどうかは分からないとしています。
そのため、優待を投資の中心に据えるのではなく、あくまで配当に追加される「おまけ」として考えているようです。
業績には注意が必要
UMIOSについては、単純に高配当だから問題がないというわけではありません。
動画では、今期の最終利益が大きく落ち込む見通しである点にも触れています。
一方、本業に関係する売上高や利益については増加しているため、どの利益指標を見るかによって評価が難しい企業だと説明されています。
自己資本比率については30%を超えており、財務面では一定の安定感があるとの見方です。
動画投稿者は以前にも同社株を保有していましたが、株主優待の廃止などを理由にいったん売却しており、今回、優待が復活したこともあって100株を再び購入したと話しています。
証券株が大幅下落、SBIホールディングスなどに注目
この日の下落銘柄の中で、投稿者が特に注目したのが証券関連です。
SBIホールディングス
SBIホールディングスは、この日約3.2%下落したと紹介されています。
直近の高値から株価が下がり、以前より買いやすい水準になっているとの見方です。
動画では、直近の配当実績から計算すると配当利回りが3%近い水準になると説明しています。
さらに株主優待として、暗号資産や健康食品などを選択できる制度にも触れられており、配当と優待を合わせた総合利回りでは4%近い水準になるとの試算も紹介されています。
業績についても比較的堅調に推移しているとして、証券株の中では注目している銘柄の1つとして取り上げています。
丸三証券
丸三証券もこの日約2.8%下落した銘柄として紹介されています。
株価はそれまで大きく上昇していましたが、直近では急落し、利回り面での魅力が再び高まっているとしています。
動画では配当金70円を前提にすると、現在の株価水準ではかなり高い配当利回りになると説明しています。
さらに1000円相当の海苔がもらえる株主優待もあり、配当と優待の両面から利回りの高い銘柄として紹介されています。
一方で、配当性向が高めである点については注意材料として挙げています。
野村ホールディングス
野村ホールディングスも約2.7%下落しました。
直近で高値を付けていた株価が下落してきており、配当については直近実績を基準にすると3%台程度の利回りになると動画では説明されています。
SBIホールディングスや丸三証券ほど利回りが突出しているわけではないものの、巨大な金融グループであることから、規模の大きさを安心材料の1つとして挙げています。
不動産株も大幅下落
証券株と並んで、動画で重点的に取り上げられているのが不動産株です。
投稿者自身も最近、不動産株を多く購入しているため、今回の下落によって含み損が拡大していると話しています。
ただし、株価下落によって配当利回りが高まっている銘柄も多く、引き続き狙っていきたいセクターとしています。
野村不動産ホールディングス
野村不動産ホールディングスは、この日約2.5%下落したと紹介されています。
動画では、直近まで920~930円程度だった株価が850円前後まで下落したことで、配当利回りが約5.2%まで上昇したとしています。
また、長期間にわたって増配を続けている点も評価材料として取り上げられています。
高配当だけでなく、これまでの配当実績を重視する投資家にとって注目できる銘柄という位置付けです。
平和不動産
平和不動産については、配当利回りが約4.6%まで上昇したと紹介されています。
投稿者自身も保有しており、購入時より株価が下がったため含み損になっているものの、現在の株価水準では割安感が出てきたとの見方です。
さらに200株以上を保有すると4000円相当のカタログギフトがもらえる株主優待があります。
東京・兜町周辺に多くの不動産を保有していることから、「兜町の大家さん」と呼ばれることもある企業として紹介され、比較的安定した収益基盤も評価されています。
飯田グループホールディングス
飯田グループホールディングスは、この日約2.3%下落しました。
株価は再び安値圏に近づき、動画内では配当利回りが約4.4%まで上昇していると説明されています。
株主優待では、江の島アイランドスパの利用券が紹介されています。
投稿者自身も実際に江の島アイランドスパを訪れた経験があり、その際には周囲にも株主優待券を利用している人が非常に多かったと話しています。
特に関東圏に住み、実際に施設を利用できる人にとっては、優待価値を生かしやすい銘柄だとしています。
ヒューリック
ヒューリックについても株価が下落し、配当利回りが4%に近づいていると紹介されています。
株主優待を受けるには300株以上の保有が必要ですが、カタログギフトがもらえる制度があります。
動画では、ヒューリックは増配実績や株主優待の内容を含め、高配当・優待銘柄として非常に高く評価されています。
投稿者自身も、配当利回りが4%に到達するようであれば購入を検討したいと話しています。
自動車株も下落、マツダは配当利回り5%超
自動車関連株もこの日は弱い値動きとなりました。
マツダ
マツダは約3.1%下落したと紹介されています。
直近まで株価が上昇していましたが、再び安値圏に近づき、配当利回りは約5.1%まで上昇しています。
ただし動画では、過去に無配、増配、減配を繰り返した時期がある点も指摘しています。
配当利回りの高さだけを見るのではなく、将来も同じ配当が続くとは限らない点を考慮する必要があるという説明です。
「高い利回りにはそれだけのリスクがある可能性もある」という点は、高配当株を見るうえで重要なポイントです。
トヨタ自動車
トヨタ自動車も約2.3%下落しました。
マツダほど配当利回りは高くないものの、動画では企業としての安定感を高く評価しています。
また、株主優待として電子マネーなどがもらえる制度についても紹介しています。
高配当だけを狙うのではなく、企業規模や事業の安定性を重視する場合には、トヨタ自動車も選択肢になるという考え方です。
自動車部品メーカーも利回り上昇
動画後半では、自動車メーカーだけでなく、自動車部品メーカーも下落していることに触れています。
デンソーやアイシンなど、株価下落によって配当利回りが高まっている企業もあるため、自動車関連全体を確認する価値があるとしています。
保険株も軟調
金融セクターでは、証券や銀行だけでなく保険株も下落しました。
東京海上ホールディングスは約2.6%下落したと紹介されています。
動画では株主優待の新設にも触れながら、投稿者自身は100株保有しておきたい銘柄との考えを示しています。
ソニーフィナンシャルグループについても約2.8%下落したとして紹介されています。
また、第一生命ホールディングスは約1.7%下落しました。
動画では配当利回りが約4%あり、さらにアプリで利用できるポイント型の株主優待もあるとして、配当と優待の双方から注目しています。
銀行株ではみずほフィナンシャルグループも下落
銀行株では、みずほフィナンシャルグループも下落銘柄として取り上げられています。
動画では、利上げ観測の後退が銀行株の重荷になっている可能性を指摘しています。
銀行は一般的に金利上昇局面で利ざや拡大への期待が高まりやすいため、追加利上げが遠のくとの見方が広がると、株価には逆風になる場合があります。
ただし、これまで一直線に上昇してきたわけではなく、途中で調整を繰り返しながら株価が上昇してきたことも踏まえ、短期的な下落だけで判断しない姿勢が示されています。
JR九州は配当と株主優待を合わせた総合利回りに注目
金融、不動産、自動車とは別に紹介されたのがJR九州です。
動画では、JR九州も直近で株価が下落し、長期的に見ても比較的安い水準に近づいていると説明しています。
配当利回りは約3.6%。
さらに株主優待として、JR九州の在来線を利用できる1日乗車券や2500円分の買い物券などがあり、動画ではこれらを含めた優待価値を約7000円程度と試算しています。
優待分を利回りに換算すると約2%になり、配当と合わせた総合利回りでは約5.6%になるとの計算です。
鉄道を実際に利用できる人であれば、優待価値を生かしやすい銘柄といえそうです。
株価が下がっただけで「買い」とは限らない
今回の動画では、多くの銘柄について「安くなった」「配当利回りが高くなった」という点が紹介されています。
ただし、株価が下がれば必ず割安になるわけではありません。
重要なのは、なぜ株価が下がっているのかを確認することです。
業績悪化によって株価が下落している場合、将来的に配当金そのものが減額される可能性があります。その場合、現在表示されている配当利回りだけを見て購入すると、想定していた利回りを得られないこともあります。
動画でもマツダについて、過去に無配や減配があったことを指摘しており、高い配当利回りとリスクはセットで考える必要があると説明しています。
一方、株価下落の原因が市場全体の調整や一時的な需給によるもので、企業業績や配当方針に大きな変化がないのであれば、長期投資家にとっては購入価格を下げられる機会になる場合があります。
配当だけでなく株主優待を実際に使えるかも重要
動画では、配当利回りだけでなく「総合利回り」という考え方がたびたび登場します。
総合利回りとは、配当金に加えて株主優待の価値も含めて投資額に対するリターンを考える方法です。
例えば、配当利回り4%に加え、投資金額に対して1%相当の株主優待があれば、単純計算では総合利回り5%と見ることもできます。
ただし、株主優待は現金ではありません。
カタログギフトや施設利用券、鉄道乗車券などは、実際に自分で使ってこそ価値があります。
使わない優待を額面通りの価値として計算すると、実際の経済的メリットを過大評価してしまう可能性があります。
そのため、高配当・優待株を選ぶ際には、配当利回りだけでなく、自分がその優待を実際に利用できるかどうかも重要になります。
まとめ
10月2日の日本株市場では、証券、不動産、自動車、保険、水産など幅広い業種で株価下落が目立ちました。
動画では、UMIOS、SBIホールディングス、丸三証券、野村ホールディングス、野村不動産ホールディングス、平和不動産、飯田グループホールディングス、ヒューリック、マツダ、トヨタ自動車、東京海上ホールディングス、第一生命ホールディングス、みずほフィナンシャルグループ、JR九州など、多くの銘柄が取り上げられています。
投稿者自身は、この日の下落を受けてUMIOSを100株購入しています。
株価が下落すると、同じ配当金でも配当利回りは上昇します。そのため、高配当株を狙っている投資家にとって、市場全体が弱い時期は銘柄を再確認する機会になります。
ただし、配当利回りが高くなった理由が単なる株価調整なのか、それとも業績悪化や減配リスクを織り込んだものなのかは、銘柄ごとに確認する必要があります。
高配当や株主優待だけに注目するのではなく、業績、財務、配当実績、優待の実用性まで含めて判断することが重要です。


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