※本記事は、YouTube動画「【伝説級】株式投資で桁違い資産を築いた個人投資家たちの手法とは【10億超】 」の内容を基に作成しています。
目次
はじめに:結論から
日本には、常識を覆すレベルの資産を築いた個人投資家たちが存在します。たとえば「87歳現役デイトレーダーで資産18億円の藤本しげるさん」「65万円を150億円に増やした片山明さん」「230億円の短期トレーダー“シス”さん」など。
彼らの成功の鍵は、一見するとバラバラなようでいて、実は共通点があります。それは以下のような要素です。
- 投資スタイルは「自分に合った方法」を徹底的に追求
- 情報収集と生活習慣の最適化
- ミクロの変化とファンダメンタルズ重視
- 市場心理の罠に打ち勝つためのメンタル管理と記録習慣
- 小型株の成長性と非効率性を狙う
- 投資哲学の確立
以下、3名の投資家の手法や哲学、習慣を紹介していきます。
1. 藤本しげるさん(87歳・資産18億円)―日々の生活そのものが投資戦略
経歴とスタイル
1936年生まれで、19歳から投資を始めて68年。短期トレードが中心ですが、長期投資家も学ぶべき姿勢が随所に見られます。
投資に最適化された生活リズム(毎日朝2時起床)
時間 | 内容 |
---|---|
2:00 | 起床・米国市場チェック |
4:00 | 日経新聞を読む(インターホンで起こしてもらう) |
5:00 | 米国先物終了チェック |
6:00 | 朝食・先物の確認 |
7:00 | 散歩(平日45分、休日は2時間) |
9:00 | 日本市場開場・取引開始 |
15:00 | 市場終了後にノートへ記録と反省 |
20:00 | 就寝 |
投資家としての哲学
- 生活そのものが情報源。「駅前の店の入れ替わり」「新築の家」「コインパーキングの稼働率」など、街の変化に注目。
- 全てのトレードをノートに記録し、反省する。60年以上継続するその習慣が圧巻。
- チャート重視だが、ファンダメンタル分析も重視(経常利益や純利益を見る)。
- 購入スタイルは「1:2:6の打診買い」。
- 市場から退場しない最大の秘訣は「メンタル管理と冷静な資金配分」。
2. 片山明さん(通称「5月」)―65万円を150億円に変えた「変化と想像力」
経歴
- 元ネットゲーム廃人、22歳で投資開始
- バイトで貯めた65万円→150億円へ
- 初期はデイトレ→オフ会をきっかけにバリュー株長期投資に転向
投資哲学
- 「人と違うことをする」=「人の行く裏に道あり花の山」
- 想像力とは「知識と経験」から生まれる。事実(ニュース・決算書)を幅広く知ることが土台。
- 情報収集は新聞も重視。なぜなら“興味のない情報にも触れられる”から。
- 大型株よりも小型株に注目。理由は「情報の非対称性と成長余地」
- 投資で大事なのは「どこを目指すか」。自分の性格とリソースに合ったスタイルを見つけること。
3. “シス”さん(資産230億円)―元ギャンブラーの超実践型短期トレーダー
経歴と背景
- 幼少期からくじ引きのお菓子で法則を発見し友人に転売
- 中高生時代にはパチンコで稼ぎ、大学時代には2000万円を貯める
- 長期投資で失敗後、2ちゃんねるのオフ会で短期トレードの世界に目覚め、爆発的な成功を収める
トレード哲学
- 明日の株価すら分からないのに、未来の株価など分かるわけがない=「超短期の合理主義」
- 順張りを基本とする:「上がっている株はさらに上がる」
- プロスペクト理論の逆を行く:損を引きずらず、利益は伸ばす
- 盲目的資金(年金・機関投資家)の流れに乗る
- 順張りが基本だが、心理的な逆張り欲求に打ち勝つ訓練が必要
共通点から学べる「投資で生き残るための黄金ルール」
投資家名 | 特徴 | キーとなる哲学・手法 |
---|---|---|
藤本しげる | デイトレ・超実践派 | 生活の全てが情報源、ノートで自己管理 |
片山明 | 長期投資・ファンダ重視 | 「変化と想像力」が収益の源泉 |
シス | 短期トレード・順張り | ゲーム的発想で市場の波に乗る |
共通して言えることは、「自分に合った方法を徹底的にやり抜くこと」です。
おわりに:真似するのではなく、自分に最適化せよ
これらの投資家たちは、異なる手法を用いながらも「情報収集」「検証」「反省」「継続」「自分軸」を大切にしてきました。彼らのように桁違いの資産を築くことは誰にでも可能ではありませんが、考え方や習慣は誰でも真似できます。
- 朝早起きして新聞を読む
- 自分のトレードを記録・反省する
- 知識と経験を積み、想像力を養う
- 短期・長期問わず、自分の性格に合ったスタイルを探す
こうした基本に忠実な姿勢こそ、長く市場で勝ち続けるための本質的な“資産”になるのではないでしょうか。
コメント