暴落の始まり？金が2013年以来で最大下落！今も変わらない金の上昇理由と実践戦略まとめ

2025年10月22日

この記事は「暴落の始まり？金が2013年以来で最大下落！｜今も変わらない金の上昇理由｜1000万円の金ETF投資実績を公開｜下落は待望の買い場＝スポット買い機会｜ナスゴルに投資する？【金投資】2025.10.22」の元動画タイトルを基に記事を書いています。初心者にもわかりやすいよう、結論から丁寧に整理し、具体的な数字や歴史的背景も交えて詳しくまとめました。

結論

10月21日に金は終値ベースで約5パーセント、日中最大で6パーセント超の急落となり、2013年以来の下落率でした。

しかし長期視点では依然として上昇トレンドを維持しており、今回の急落は定期積立を続けつつ、分割したスポット買いで拾う好機という位置づけです。

注目すべきは米10年債利回りの低下局面と今後の利下げ進行で、金にとっては追い風になりやすい環境です。

何が起きたのか

金先物と現物の両市場で10月21日に急落
金の下落幅は日中高値から最大で約6パーセント、終値で約5パーセント
銀も連れ安で8パーセント超の下落、2021年以来の一日下落幅

急落の主因

表現は動画の整理です。

米中の貿易摩擦緩和期待
トランプ大統領が中国側との前向きな対話に言及し、地政学プレミアムの一部解消期待が進行
ドル指数の持ち直し
直近で反発。ただし指数は98.95程度で依然100未満、構造的なドル高というほどではない
テクニカル要因
9月の利下げ期待を背景に3400ドル超へ急伸した反動で、50日移動平均線からの乖離が拡大しやすい状態

歴史的比較でみる本質

1970年代以降の長期推移では、1980年の850ドルから1999年の256ドルまで約70パーセントの大暴落を経験。主因は以下の組み合わせでした。

インフレ低下とオイルショックの収束
イギリスなど中央銀行の金売却
冷戦終結とグローバル化で地政学リスクが後退
景気拡大とドル高
米株のITバブルでリスク資産に資金がシフト

今回の6パーセント下落は規模も性質もこれとは異なります。むしろ当時と逆方向のファクターが多く、長期では上昇要因が勝っているというのが動画の主張です。

長期で金を押し上げる現在の要因

しつこいインフレ懸念とその再燃リスク
世界の中央銀行による金の買い増しが年間1000トン超で継続
ロシアとウクライナ、中東、台湾海峡などの地政学リスク
米景気減速懸念の残存
失業率は4.3パーセント、若年失業は10パーセント超の指標も
米国財政と債務への不安拡大
金利低下方向の転換点接近
米10年債は前年比でおよそマイナス6パーセント、政策金利は今後0.25パーセントずつの利下げ観測が続く

価格の目安とテクニカルの視点

注目水準
4000ドルの節目、急伸前の3400ドル帯がサポート候補
移動平均との距離
50日線からの乖離が拡大した局面は調整が起きやすい
モメンタム
MACDなどでの過熱と巻き戻しは常に点検

機関予測の整理

以下は動画で触れられた相場観・目標値の要約です。予測は変更される前提で把握しましょう。

機関	予想水準	想定時期・メモ
ゴールドマン・サックス	4900ドル	来年末目標に上方修正
JPモルガン	6000ドル	2029年までの可能性として言及
バンク・オブ・アメリカ	6000ドル	来年半ばにピーク観測、ロング推奨を再強調

実績公開と積立設計の具体例

動画の投資実践部分を数字でまとめます。金額は動画時点の目安です。

項目	内容
定期買付の中核	GLDMを毎月850ドル積立
評価額とリターン	約450万円でプラス55パーセント
配偶者の積立	毎月450ドル、約170万円でプラス53パーセント
旧制度枠での保有	本人372株で含み益約163万円、配偶者142株で約60万円、合算で約500万円規模
売却方針	老後資産として60歳まで基本売却せず
iDeCo内の方針	総額約1620万円、金は現状小さめだが配分を50パーセントに引き上げ予定。新規積立はS&P500と金を各50パーセント
現物保有の有無	ゴールドバーやコイン等の現物は保有せず。理由は保管コスト、盗難リスク、売買スプレッド等。GLDやGLDMで現物裏付けの低コストを重視