本記事は、YouTube動画『3月権利確定!永久ガチホ、厳選優待10銘柄』の内容を基に構成しています。
3月は株主優待が最も盛り上がる月であり、優待投資家にとってはまさに天王山です。
動画では、3月権利確定に向けて「鉄板中の鉄板」と位置づける銘柄を中心に、配当利回りと優待内容を合わせた総合利回り、直近株価の押し目局面、長期保有で優待が増える仕組みなどを軸に、永久保有候補としての魅力を整理していました。
結論から言えば、インフラ系や超大型株の安定感を土台にしつつ、生活に直結する優待や長期保有特典を組み合わせるのが、3月の優待戦略として堅いという話でした。
なお、動画内では「厳選優待10銘柄」として紹介されていますが、今回ご提供いただいた文字起こしでは、途中までの記載範囲で確認できたのは主に9銘柄でした。記事では、文字起こしに基づき確認できた銘柄を中心に、動画の論旨が伝わる形で丁寧にまとめます。
3月権利確定が優待投資の天王山になる理由
動画の冒頭では、2月の権利確定日を越えると、いよいよ3月の権利確定が迫ってくる流れが語られます。
3月は期末でもあり、優待を実施する企業数が多く、内容も豪華になりやすい月です。
一方で、株価が高い局面では「欲しいが高くて買いづらい」という悩みも出ます。
そこで動画では、暴落や急落が来たときに拾えるよう、あらかじめ狙いを決めておく姿勢が重要だと繰り返されていました。株価が大きく落ちた局面は恐怖が先に立ちますが、優待投資の観点では、条件が揃えばむしろ仕込み場になる、という考え方です。
動画が強調する永久ガチホ優待株の選び方
動画で繰り返し出てくる軸は大きく3つです。
1つ目は、事業の安定性です。通信、インフラ、鉄道、超大型株など、景気の波を受けにくい、もしくは長期で持ちやすい事業を中心に据えています。
2つ目は、配当と優待を合わせた総合利回りです。配当利回りが3%や4%台で、優待も加わると総合利回りが5%前後、あるいは7%を超えるような銘柄が「旨味がある」と表現されます。
3つ目は、長期保有で優待が強くなる設計です。1年、3年、5年などの継続保有条件がある銘柄は、短期の優待取りを抑え、制度の安定性が高まりやすいという見立ても語られていました。裏を返せば、条件があるからこそ改悪や廃止のリスクが相対的に低い、と捉える発想です。
動画内容の詳細解説:厳選優待銘柄のポイント
KDDI 9433:優待最強級の名残と押し目局面の注目点
1銘柄目はKDDIです。かつてはカタログギフト優待が人気で、動画内でも「優待最強決定戦をやったら1位だった」と語られるほど、象徴的な存在として紹介されます。現在は優待内容が変更され、Pontaポイントやローソン、成城石井の商品などを受け取れる形式になっています。
株価面では、子会社の不正問題をきっかけに急落した局面があったことに触れ、直近の価格帯としては、以前の高値圏から落ちて一時2500円近辺まで下げ、その後もみ合いながら2600円前半が見えてきたあたりを「面白い状況」と評価していました。
配当利回りも3%を超えてきており、高配当銘柄としても魅力度があるという位置づけです。
一方で、決算の延期があり、詳細がまだ出ていない点にも触れられています。
ただし動画内の見立てでは、業績が多少悪くなっても減配はしない可能性が高く、本決算では増配維持を見せるのではないか、という見方が語られていました。もちろん、不正問題の根が深い可能性はリスクとして明確に注意喚起されています。
優待は1年以上の継続保有、かつ200株以上が条件で、ハードルはあります。
その代わり、5年以上保有で2000円相当が3000円相当にグレードアップする設計があり、総合利回りで3%台中盤という整理でした。条件が厳しい分、制度が簡単に崩れにくいという視点も出てきます。
トヨタ自動車 7203:日本最大級企業が優待新設、長期で化ける設計
2銘柄目はトヨタです。動画では、昨年3月に優待を新設したことが大きなニュースとして扱われています。「まさかトヨタを優待銘柄として紹介できる日が来るとは思わなかった」という言い回しが象徴的でした。
現時点の配当利回りは約2.6%程度で、利回りだけ見れば物足りなさもあるが、増配傾向が続けば5年後、10年後に持ち味が出るという長期目線が語られます。
時価総額が約57兆円規模という圧倒的なサイズ感、自己資本比率の高さ、配当性向の低さなどが、安心して保有できる理由として挙げられていました。
優待はトヨタウォレットの500円相当から始まる形で、金額自体は大きくないものの、継続保有で大きく増える仕組みが特徴です。
1年で1000円相当、3年で3000円相当へと増え、さらに1000株で3万円相当になるという説明がありました。
資金力があれば1000株を狙うのも選択肢、資金がなくても100株から付き合う価値があるという語り口です。動画内では、話者自身も買い増ししており、タイミングがあれば1000株まで増やしたいという姿勢が示されていました。
ソフトバンク 9434:少額で高配当、PayPayポイント優待の分かりやすさ
3銘柄目はソフトバンクです。NTTかソフトバンクかという通信インフラの定番枠の中で、今回はソフトバンクを取り上げた流れでした。
株価が約210円水準で、100株なら約2万1000円で買えるという買いやすさが強調されます。配当利回りは約4.1%とされ、3月のメジャー銘柄が2%台になりがちな中で、利回りが高い点が魅力として語られていました。業績もインフラ系らしく安定感があるという整理です。
優待はPayPayポイント1000円相当で、ほぼ現金に近いと表現されます。1年以上の継続保有が条件で、権利を取るタイミングによって受け取り時期のイメージが変わる点にも触れられていました。少額で配当と優待が両方狙える銘柄として、分散の1つに入れやすいという位置づけです。
JR九州 9142:鉄道優待と電子クーポンで総合利回りを底上げ
4銘柄目はJR九州です。3月は交通系優待も外せないという話から入り、JR、航空、地下鉄、私鉄など候補が多い中で、時価総額や利回りのバランスからJR九州を推す流れでした。
配当利回りは約3%程度で、高配当の部類とされます。株価は直近で崩れて安値圏にあり、ボックス的な動きの中で手を出しやすい水準という説明です。決算はしっかりしており、配当性向も極端に高くなく、自己資本比率も約4割と安心感があるという見立てでした。
優待は大きく2種類として説明されます。1つは九州の乗車券系のチケットで、使わない人でもオークションなどで約5000円程度の価値がついていることがある、という具体例が出ます。もう1つは2500円分の電子クーポンで、JR九州グループで使えるものです。九州だけでなく、東京で使える店舗もあるという話もあり、遠方の人でも使い道がある可能性が示されます。合計価値としては約7500円から8000円程度を見込み、優待利回りが約2%近く、配当と合わせて総合利回りが約5%近いという整理でした。
東海カーボンではなく東海ホールディングス 3167:選べる優待で生活に合わせやすい鉄板枠
5銘柄目は東海ホールディングスです。動画では「3月9月の超鉄板優待」として、ランキング形式なら何度も1位に置いてきたと語られます。
配当は約3%程度で高配当寄り、インフラ関連として業績も安定しやすいという評価です。株価は直近上げており以前より買いづらくなったものの、それでも魅力が落ちない銘柄として紹介されます。
優待の強みは「ライフイベントに応じて選べる」ことです。
具体的には、クオカード500円分、水の宅配系、格安SIMの割引、TLCポイントなどの選択肢が挙げられます。TLCポイントはWAAONポイント、Vポイント、Amazonポイントなどに交換でき、ほぼデジタルギフト的に使えると説明されます。さらに「隠れ優待」としてポイントが追加になるケースがあるという話も出ます。
一方で、TLCポイントにはクセがあり、企業サービスへの加入など、ポイントを受け取る権利を取る手順が必要になる点も正直に触れられています。話者自身は格安SIMに実質無料で入れるタイミングで加入して権利を取り、その後解約してポイントだけ得る、といった具体的な運用例を紹介していました。面倒な人はクオカードにしておくのが無難、という現実的な結論も添えられています。最大で2500円相当のポイントを狙えるとされ、優待利回り約2%、総合利回り約5%近い銘柄としてまとめられていました。
エディオン 2730:長期保有で優待が倍になる買い物系の強み
6銘柄目はエディオンです。家電量販店の優待枠として、エディオン、ビックカメラ、ヤマダなどの並びに触れつつ、エディオン推しの理由が語られます。
株価は上昇しており配当利回りは約2%程度とされますが、優待が3000円分の買い物ポイントで、1円単位で使える点が評価されます。優待利回りは約1.4%程度、総合利回りは約3.5%程度という整理です。
ここからが本題で、3年継続保有で優待が倍になり、6000円相当になる仕組みが強調されます。これにより優待利回りが約2.7%程度となり、総合利回りが約5%近くまで上がるという見立てです。家電は高額商品だと優待のインパクトが薄いこともありますが、店舗によっては食品や日用品、ゲームなど、優待金額の範囲内で買えるものがあり、使い勝手が良いという補足もありました。
第一興商 7458:高配当と高優待利回りの合わせ技、200株条件に注意
7銘柄目は第一興商です。ビッグエコなどのカラオケ店や飲食店を展開する企業として紹介され、株価が高い局面でも安値圏にとどまっている点が「割安感」として語られます。配当利回りは4%を超える水準とされ、利回り面での注目度が高い銘柄です。
優待はサービス利用券で年2回、合計1万円相当と説明されます。ただし、200株が条件で100株では取れない点が重要な注意事項です。投資額はおよそ33万円程度が必要という計算も出てきます。その上で、優待利回りが約3%、配当と合わせて総合利回りが約7%程度になるという整理でした。
さらに、話者の見立てとして「近いうちに長期保有特典などを付けてくる可能性がある」といった将来の拡充期待が語られます。確定情報ではないものの、早めに持っておくとスムーズに長期保有条件を満たせる、という優待投資家らしい視点でした。
寿スピリッツ 2222:利回りより満足感、ルタオなどの人気菓子優待
8銘柄目は寿スピリッツです。
動画では、利回り自体は高くないが、優待投資家にはマスト級の人気銘柄という位置づけでした。
地域ブランドの菓子店を展開し、北海道のルタオが代表例として挙げられます。実際に小樽のカフェでケーキを食べたり土産を買ったりした体験談も交え、優待の満足感が語られていました。
株価は一時1700円程度まで下げた局面があったものの、直近は戻している印象という話です。ただしボラティリティが大きく、上げてもすぐ落ちることがあるため、権利直前までに急落する可能性もあるとして、押し目待ちの姿勢が示されます。
配当利回りは約1.8%程度、優待は関連商品が詰め合わせで届き、約3000円相当と説明されます。優待利回りは約1.5%程度、総合利回りは約3.3%程度という整理で、数字上の利回り以上に「満足感」で選ぶ銘柄という結論でした。3月は明治など菓子系優待も多いという補足も入ります。
共立メンテナンス 9616:ドーミーイン人気と下落局面の注目、旅の実用性
9銘柄目は共立メンテナンスです。宿泊系の優待が3月に多い中でも、最近何度も紹介している銘柄として取り上げられます。株価が右肩下がりで昨年来安値を更新するような局面にあり、だからこそ手を出しやすいという説明です。
決算は過去最高で、今期も上振れ予想、自己資本比率も4割超と、数字上は悪くないのに株価は弱いというギャップが語られます。その背景として、中国要因やインバウンド需要のピークアウト、円高になった場合の不透明感などが可能性として挙げられていました。ここは断定ではなく、あくまで市場の見方としての推測の範囲で語られています。
優待は宿泊に充てられる電子チケットが2000円分、年2回という説明です。加えて3年以上の継続保有で2000円分が追加される特典、割引制度などにも触れられます。かつて食事券系の「隠れ優待」があったが今はない、復活すれば価値が高まる、という話も出ていました。話者自身が優待を使って今年旅行する予定という具体例もあり、優待の実用性が伝わるパートでした。
ナック 9788:マイクロバブルローション優待で総合利回り13%超の破壊力
最後に紹介されたのがナックです。ダスキン代理店という位置づけの企業で、単価が小さく買いやすいこと、割安感があること、配当利回りが約4.1%であることが述べられます。
ただし決算面では、足元の進捗率が低いなど不安材料もあり、これが株価下落要因ではないかという説明もあります。自己資本比率は約57%と高い点は安心材料として挙げられていました。
最大の特徴は優待内容で、マイクロバブルローションが普通に買うと約45000円する商品であり、これが優待でもらえることが魅力として語られます。話者自身は自分では使わないが家族が喜ぶ、という生活目線のコメントも入ります。ここから計算される優待利回りは約9.3%、配当と合わせた総合利回りは約13%を超えるという説明で、インパクトの大きさが強調されていました。保有数を増やすと内容が良くなる仕組みもあるという補足もあります。
3月優待を実戦で活かすための考え方
動画の終盤では、3月優待は層が厚く、今回のような紹介でも「1回では足りない」「10回くらい紹介しないと足りない」という表現が出ます。大型でメジャーな銘柄を中心に選んだが、工業系でクオカードが魅力的な銘柄など、他にも多く候補があるという話でした。具体例として三菱系の銘柄が多い、竹田系、両用運輸、立花エレテックなどの名前が挙げられますが、ここはあくまで候補の話で、今回の厳選枠とは別の広がりとして触れられています。
また、市場環境についても、暴落がいつ来るか分からないという前提が置かれています。アメリカの地政学リスクを示唆する言及もあり、権利取りに向けて「何かあれば仕込めるように資金力を整えておく」ことが勧められていました。優待投資は権利日に間に合わせることが目的になりがちですが、動画はむしろ、急落が来たときに慌てず拾える準備を重視している点が印象的です。
最後に告知として、3月11日水曜日の18時からWebセミナーに登壇する予定があること、優待の魅力やどんな人に向いているかを話す予定で、見逃し配信もあるため参加しやすい、という案内が入っていました。
まとめ
3月の株主優待は銘柄数も内容も充実し、優待投資家にとって最大の勝負どころになります。動画の主張を一言でまとめるなら、永久ガチホ候補は、事業の安定性に加えて、配当と優待の総合利回り、そして長期保有で優待が育つ仕組みまで含めて選ぶべき、ということでした。
通信のKDDIやソフトバンクのようにインフラで土台を作り、トヨタのように長期で優待が伸びる超大型株も押さえる。さらにJR九州や共立メンテナンスのように実需のある優待で生活や旅行に活かす。第一興商やナックのように総合利回りの強い銘柄は、条件や業績リスクも理解した上で、優待の価値を冷静に見積もる。こうした組み合わせが、3月優待を「イベント」ではなく「長期戦略」に落とし込む考え方として提示されていました。
株価が高い局面ほど、買う理由と買う基準を先に決めておくことが重要です。権利日までの短い期間で慌てて選ぶのではなく、急落局面を含めた複数のシナリオを想定し、狙う銘柄と優先順位を整理しておくことが、3月優待を最大限に活かす現実的な一歩になります。


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