爆裂決算のオリックス、W増配と自社株買いを発表。NTTナンピンや注目決算銘柄も解説

本記事は、YouTube動画『爆裂オリックスW増配に自社株買い!調整ナンピンも』の内容を基に構成しています。

目次

オリックスの決算が注目された理由

今回の動画では、5月11日に発表された複数企業の決算の中でも、特にオリックスの内容が大きく取り上げられています。

オリックスは、かつて個人投資家の間で非常に人気の高かった銘柄です。その理由の1つが、カタログギフトを中心とした株主優待でした。数ある株主優待の中でも評価が高く、「優待銘柄の代表格」として見られていた時期もあります。

しかし、その株主優待は廃止され、以前ほど優待目的で注目される銘柄ではなくなりました。それでも今回、オリックスが改めて注目されたのは、決算内容が非常に力強かったためです。

動画では、オリックスが「W増配」と「自社株買い」を発表したことが大きなポイントとして語られています。株主還元を重視する投資家にとって、増配と自社株買いが同時に出てくることは非常に好材料です。

オリックスは過去の苦境を乗り越えて成長してきた

オリックスは現在こそ株価が5,000円を超える水準まで上昇し、配当も手厚い銘柄として評価されています。しかし、過去を振り返ると、決して順風満帆だったわけではありません。

動画内では、リーマンショック時にオリックス株が170円程度まで売り込まれたことが紹介されています。当時は株価が大きく下落し、海外投資家による買収リスクも意識されるような状況だったとされています。

そうした中で、オリックスは個人株主を増やすために株主優待を導入しました。多くの個人投資家に株を保有してもらうことで、買収リスクを下げる狙いもあったと説明されています。

その後、オリックスは事業を立て直しながら成長を続け、株価も大きく上昇しました。コロナ禍では、関西国際空港の運営などを含むコンセッション事業が苦戦し、業績を落とす局面もありましたが、それでも中期経営計画を着実に達成しながら回復してきたとされています。

今回の決算は「W増配」と「自社株買い」が大きな材料

今回のオリックス決算で特に注目されたのは、前期と今期の両方で増配が発表された点です。

動画では、前期配当が36円増配、今期配当が31.26円増配と紹介されています。つまり、過去分と今後分の両方で配当が引き上げられる形となり、これが「W増配」と表現されています。

さらに、今期最終利益は18%増となり、4期連続で最高益を更新する見通しとされています。これは、単に一時的な利益が出たというよりも、企業としての収益力が着実に高まっていることを示す内容です。

加えて、自社株買いも発表されました。自社株買いとは、企業が自社の株式を市場から買い戻すことです。一般的には、発行済み株式数が減ることで1株あたり利益が高まりやすくなり、株主還元策として評価されます。

増配に加えて自社株買いまで出てきたことで、動画では「いい要素が天こ盛り」と表現されています。

株価が上がっても割安感が残るオリックス

オリックスはすでに株価が大きく上昇しています。それでも動画では、配当利回りが3.4%程度あることに触れながら、まだ割安感がある銘柄として紹介されています。

一般的に、株価が上昇すると配当利回りは低下します。たとえば、年間配当が同じでも、株価が2倍になれば利回りは半分になります。にもかかわらず、オリックスは株価が上がった後でも3%台の利回りを維持しているため、配当投資家にとっては引き続き注目しやすい水準だと考えられます。

また、動画では過去に1,100円台や1,200円台で買っていた場合、現在の配当利回りは取得価格ベースで10%を超える可能性があるとも語られています。これは、高配当株を安い時期に買って長期保有することの大きな魅力を示す例です。

株主優待廃止後もオリックスを持ち続けた意味

オリックスは人気だった株主優待を廃止しました。そのため、優待目的で保有していた投資家の中には売却した人もいたと考えられます。

しかし動画では、株主優待が廃止されても保有を続けたことで、株価上昇と増配の恩恵を受けられたと語られています。

これは、高配当株や優待株を見るうえで重要な考え方です。株主優待は魅力的ですが、企業の本質的な価値は優待だけではありません。利益を出し続けられるか、配当を増やせるか、事業が成長しているかといった点も非常に重要です。

オリックスの場合、優待廃止後も業績を伸ばし、配当を増やし、自社株買いまで実施する企業へと成長してきました。その意味では、優待廃止だけを理由に判断するのではなく、企業全体の力を見ることが大切だといえます。

NTTは調整局面でナンピン対象に

動画の後半では、オリックスとは対照的に、株価が軟調だったNTTについても語られています。

動画主は、NTTが140円台に入ったら買いたいと以前から話しており、実際に今回500株を追加購入したと説明しています。購入資金には、NISA枠の余りを活用したとされています。

NTTは多くの個人投資家に人気のある銘柄です。株価が低位で買いやすく、配当もあり、さらに一定条件を満たすことでdポイントがもらえる株主特典もあります。そのため、長期保有を前提に少しずつ買い増す投資家も少なくありません。

ただし、動画ではNTTの業績見通しについて、今期はやや厳しい内容になる可能性にも触れています。そのため、これまで150円から160円程度のレンジで見ていた場合、今後は145円から155円程度にレンジを切り下げて考えてもよいのではないか、という見方が示されています。

ナンピンは有効な場合もあるが注意も必要

NTTの追加購入について、動画では「調整ナンピン」という言葉が使われています。

ナンピンとは、保有している株が下がったときに追加で買い、平均取得単価を下げる投資方法です。うまくいけば、株価が少し戻るだけでも利益が出やすくなります。

一方で、ナンピンには注意点もあります。株価が下がり続ける場合、含み損がさらに大きくなる可能性があるためです。特に、業績悪化が長引く銘柄や、配当維持が難しくなる銘柄では、安易なナンピンは危険です。

動画ではNTTについて「鉄板銘柄で時間をかければなんとか勝てるのではないか」という考えが語られていますが、同時に保有株数が増えて偏りが出ていることにも触れています。これは重要な視点です。どれだけ良い銘柄でも、1銘柄に資金が偏りすぎると、ポートフォリオ全体のリスクが高まります。

トヨタも高利回り銘柄として注目

動画では、NTTと同じく株価が下落していたトヨタにも注目しています。

トヨタは日本を代表する企業であり、世界的な自動車メーカーです。動画では、配当利回りが3.5%程度になっていることに加え、長期保有による株主優待の価値を含めると、総合利回りが4.5%程度になる可能性があると紹介されています。

トヨタほどの大型優良株で総合利回り4%台が見込めるなら、投資対象として十分検討に値するという見方です。

ただし、自動車業界は為替、関税、原材料価格、世界景気の影響を受けやすい業種です。動画内でも、今期の業績見通しはやや落ち込む可能性があるとされています。そのため、単純に高利回りだけで判断するのではなく、今後の業績見通しも確認する必要があります。

全国保証は安定感のある高配当株として紹介

全国保証については、決算内容自体は悪くなかったものの、株価が5%程度下落した銘柄として紹介されています。

今期経常利益は1%増、15期連続最高益、3円増配という内容であり、業績面では安定感があります。それにもかかわらず株価が下がったことで、配当利回りは4.2%程度まで高まっているとされています。

全国保証は住宅ローン保証を手がける企業で、比較的安定したビジネスモデルを持つ銘柄として知られています。動画では、こうした「超鉄板高配当バリュー株」はしっかり見ておきたいと語られています。

コロワイド、JFE、任天堂、ソニーの動き

コロワイドについては、今期最終利益が20%増益見込みであるにもかかわらず、株価が4.6%程度下落した銘柄として紹介されています。外食関連の優待銘柄としても知られており、500株保有で優待生活を楽しめる点が魅力として語られています。

JFEについても、決算内容は悪くなかったものの株価が下落し、配当利回りが高まっている銘柄として触れられています。ただし、在庫や貸借対照表上の要因など、数字の裏側に注意が必要ではないかという見方も紹介されています。

任天堂については、決算後に8.4%程度下落したものの、もっと大きく下げる可能性もあった中で、7,000円台を維持したことが語られています。日本を代表する企業であっても、半年程度で株価が大きく変動することがあり、株式投資の怖さを感じさせる例として紹介されています。

ソニーについては、好材料が出たにもかかわらず当日はあまり反応せず、翌日に8.3%程度上昇したことが取り上げられています。決算や材料に対する市場の反応は、必ずしも発表直後にすべて織り込まれるわけではないことが分かります。

決算発表銘柄の中で注目された企業

動画では、その他にも多くの決算発表銘柄が紹介されています。

JX金属は、今期最終利益が急増し2期連続最高益となる見込みである一方、今期減配が発表された点が懸念材料として語られています。業績が良くても減配となれば、配当投資家からは厳しく見られる可能性があります。

稲畑産業については、今期経常利益が1%減益見込みながら15円増配となり、DOEの設定や配当性向50%以上といった方針も含めて、株主還元に積極的な内容として紹介されています。

サンフロンティア不動産は、今期経常利益が12%増、4期連続最高益、4円増配という内容です。不動産株全体が厳しい中でも、配当や優待の魅力がある銘柄として注目されています。

シードは、コンタクトレンズの会社として紹介され、今期24%増益見込みであることや、株主優待が魅力的であることが取り上げられています。3年継続保有で3,000ポイントがもらえる点も紹介されています。

オートバックスは、今期経常利益が3%増益見込みで、配当利回りが4%程度あること、さらに車を使う人にとって株主優待が実用的であることが語られています。

ソフトバンクの増配も好材料

ソフトバンクについては、久々に増配が発表されたことが好材料として紹介されています。

ソフトバンクは長らく配当が8.6円で固定されていた印象がありましたが、今回増配が発表されたことで、配当投資家にとっては嬉しい内容となりました。

今の株価でも利回りは4%程度あり、さらにPayPayポイントの株主優待もあるため、動画では「買わない手はない銘柄」と表現されています。

通信株は比較的安定した収益を持つ一方、大きな成長性が見えにくい面もあります。しかし、配当と優待を重視する投資家にとっては、ソフトバンクのような銘柄は引き続き注目対象になります。

銀行株は好調、自動車株は厳しさも

動画では、高知銀行を例に地方銀行の好調さにも触れられています。高知銀行は2.3倍増益とされ、その他の地方銀行も良い決算を出していると紹介されています。

銀行株は金利上昇局面で収益改善が期待されやすい業種です。メガバンクの決算にも期待が高まる流れとして語られています。

一方で、自動車株については厳しさも指摘されています。スバルは前期最終利益を28%下方修正しており、今後の業績予想が注目されるとされています。

トヨタも含め、自動車株は配当利回りが高まりやすい一方で、業績変動リスクもあります。安くなれば狙い目になる可能性はありますが、業績の見通しを確認しながら判断する必要があります。

高配当株投資では「悪い時に買う勇気」も重要

動画全体を通じて印象的なのは、業績が良い銘柄だけでなく、一時的に株価が落ちている銘柄にも目を向けている点です。

オリックスのように、過去に厳しい時期を経験しながらも回復し、株価と配当を大きく伸ばした銘柄もあります。NTTやトヨタ、全国保証、JR九州、ヨロズなども、株価が下がった局面で利回りが高まり、長期投資の候補になる可能性があります。

もちろん、下がっている銘柄を買えば必ず儲かるわけではありません。業績悪化が続けば、さらに株価が下がることもありますし、減配のリスクもあります。

しかし、自分が納得できる銘柄であり、業績や財務、配当方針を確認したうえであれば、調整局面で勇気を持って買うことも1つの選択肢だと動画では語られています。

追加解説:増配と自社株買いはなぜ投資家に好まれるのか

初心者向けに補足すると、増配と自社株買いはどちらも株主還元策です。

増配は、株主が受け取る配当金が増えることを意味します。たとえば、100株保有している銘柄が1株あたり年間100円配当から150円配当に増えれば、年間配当は10,000円から15,000円に増えます。

一方、自社株買いは企業が自分の会社の株を買い戻すことです。買い戻した株を消却すれば、市場に出回る株数が減り、1株あたりの価値が高まりやすくなります。そのため、株価にとってプラス材料と見られることが多いです。

オリックスのように、増配と自社株買いを同時に発表する企業は、株主還元に積極的だと評価されやすくなります。特に高配当株投資をしている人にとっては、こうした企業姿勢は非常に重要です。

追加解説:高配当株は「今の利回り」だけで判断しない

高配当株を見るとき、多くの人は現在の配当利回りに注目します。しかし、それだけでは不十分です。

重要なのは、その配当が今後も続くのか、さらに増える可能性があるのかという点です。

たとえば、配当利回りが5%あっても、翌年に減配されれば魅力は大きく下がります。一方で、現在の利回りが3%台でも、毎年のように増配する企業であれば、長期的には取得価格ベースの利回りが大きく上がる可能性があります。

今回のオリックスは、まさに長期保有による増配の恩恵が分かりやすい例です。安い時期に買って持ち続けた投資家にとっては、株価上昇だけでなく、配当収入の増加も大きなリターンになっています。

まとめ

今回の動画では、オリックスの好決算を中心に、NTTの調整ナンピン、トヨタや全国保証、ソフトバンクなどの注目銘柄、さらに多くの決算発表銘柄について幅広く解説されていました。

特にオリックスは、前期と今期のW増配に加え、自社株買いも発表し、株主還元姿勢の強さが際立つ内容となりました。かつてリーマンショックやコロナ禍で苦しい時期を経験しながらも、事業を立て直し、株価と配当を大きく伸ばしてきた点は、長期投資の成功例として非常に参考になります。

一方で、NTTやトヨタのように株価が調整している銘柄にも、長期目線ではチャンスがあるかもしれません。ただし、ナンピンや高配当株投資では、業績悪化や減配リスクも考える必要があります。

今回の内容から学べることは、株価が上がっている銘柄だけでなく、一時的に下がっている銘柄にも冷静に目を向けることの大切さです。そして、配当利回りだけでなく、企業の成長性、配当方針、株主還元姿勢を総合的に見ることが、高配当株投資では重要になります。

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