本記事は、YouTube動画『SpaceX上場おすすめ宇宙ファンド5選』の内容を基に構成しています。
2026年6月12日に予定されているSpaceXの上場を前に、投資家の間で宇宙関連銘柄への関心が急速に高まっています。
これまで宇宙産業というと、ロケットや宇宙旅行など夢のある話題が中心でした。しかし現在は、衛星通信やGPS、防衛システムなど、私たちの日常生活や国家安全保障を支える重要なインフラへと変化しています。
実際に世界の宇宙市場は今後10年で数倍規模に拡大すると予想されており、AIブームに続く次世代テーマとして注目を集めています。
今回は、なぜ宇宙産業が注目されているのか、そして宇宙関連投資を行うならどのファンドが有力なのかについて詳しく解説します。
なぜ今、宇宙産業が注目されているのか
宇宙産業が注目される背景には、大きく3つの理由があります。
宇宙が「夢」から「生活インフラ」に変わった
かつて宇宙というと、月面基地や火星移住、宇宙人との遭遇など、SF映画の世界の話という印象が強かったかもしれません。
しかし現在では状況が大きく変わっています。
私たちが毎日利用しているスマートフォンのGPS機能、衛星インターネット、防災監視システム、航空機や船舶の通信網など、宇宙技術はすでに生活に欠かせないインフラとなっています。
例えばGPSがなければ、
・カーナビは機能しない
・スマホの地図アプリは使えない
・物流システムも大きな影響を受ける
という状況になります。
つまり宇宙産業は「あると便利」ではなく、「なければ困る」存在になっているのです。
打ち上げコストの大幅低下
宇宙ビジネスが急拡大している最大の理由の1つが、SpaceXによる再利用ロケットの実用化です。
従来のロケットは、一度打ち上げたら廃棄するのが当たり前でした。
しかしSpaceXは打ち上げ後にロケットを回収し、再利用する技術を実現しました。
これによって、
・ロケット製造コストの削減
・打ち上げ頻度の増加
・衛星運用コストの低下
が実現しています。
動画によると、2025年には商業衛星の打ち上げ回数が過去最高の296回に達しました。
さらに運用中の衛星数は4,434機にまで増加しており、衛星インターネット「スターリンク」の利用者数も前年比62%増という急成長を見せています。
政府や軍事予算が流入している
宇宙産業が強い理由は、民間企業だけでなく国家レベルの資金が投入されていることです。
動画内では、SpaceXが2026年5月にアメリカ宇宙軍と大型契約を結んだことが紹介されました。
契約内容は、
・空の脅威を探知・追跡する衛星システム:41.6億ドル
・軍事通信ネットワーク構築:22.9億ドル
となっています。
合計すると64億ドルを超える巨額契約です。
これは単なる民間サービスではなく、安全保障や防衛戦略そのものに関わる重要分野であることを意味しています。
景気の良し悪しに関係なく、国家として必要な投資が続く可能性が高いため、長期的な成長が期待されています。
SpaceX上場が宇宙産業に与える影響
株式市場では、代表企業の評価が上昇すると周辺企業にも資金が流れやすくなります。
AIブームではNVIDIAがその代表例でした。
NVIDIAが急騰すると、
・AMD
・ブロードコム
・TSMC
・データセンター関連企業
・電力会社
などにも資金が流入しました。
宇宙産業でも同様の現象が期待されています。
現在注目されている企業として、
- Rocket Lab
- Planet Labs
- Intuitive Machines
などが挙げられています。
もちろんSpaceXの上場だけで宇宙産業全体が必ず上昇するわけではありません。
しかし市場の注目度が高まり、新たな資金が流入する可能性は十分にあります。
おすすめ宇宙ファンド5選
SMT MIRAIndex 宇宙
まず紹介されたのがSMT MIRAIndex宇宙です。
信託報酬は0.77%で、宇宙ファンドの中では比較的低コストです。
過去のリターンは、
- 1年:45%
- 3年:34%
- 5年:25%
となっています。
宇宙関連企業へ幅広く分散投資するインデックスファンドであり、初心者でも比較的取り組みやすい商品です。
宇宙投資を試してみたい人には有力候補と言えるでしょう。
グローバル・スペース株式ファンド
続いて紹介されたのが攻めの宇宙ファンドです。
このファンドは著名な投資会社ARK Investの助言を受けています。
ARK Investはテスラへの大型投資で有名になりました。
そのため非常に積極的な運用スタイルが特徴です。
実績は、
- 1年:87%
- 3年:40%
- 5年:16%
信託報酬は1.925%です。
リスク指標である標準偏差は31.69%と非常に高く、大きな利益を狙う代わりに大きな下落リスクも抱えています。
短期間で資産を増やしたい投資家向けと言えるでしょう。
東京海上・宇宙関連株式ファンド
動画内で最も高く評価されていたのがこのファンドです。
過去実績は、
- 1年:72.6%
- 3年:44.24%
- 5年:24.32%
となっています。
信託報酬は1.8425%です。
組入銘柄には、
- NVIDIA
- パランティア
- Arm
など成長企業も含まれています。
一見すると信託報酬が高く感じますが、動画では「信託報酬だけで判断するのは危険」と説明されています。
たしかに、
- 信託報酬0.77%で45%上昇
- 信託報酬1.84%で72.6%上昇
であれば、結果的に後者の方が利益は大きくなります。
長期投資ではコストも重要ですが、短中期で成長を狙う場合は運用成果も同じくらい重要だという考え方です。
日興宇宙関連グローバル株式ファンド
こちらは動画内で「おすすめしない例」として紹介されました。
実績は、
- 1年:28.36%
- 3年:24.56%
- 5年:17.06%
信託報酬は1.8975%です。
コストが高い割にリターンが伸びておらず、「宇宙」というテーマだけで投資判断してはいけないことを示す例として紹介されています。
eMAXIS Neo 宇宙開発
圧倒的な成績を記録しているのがこのファンドです。
過去実績は、
- 1年:129.99%
- 3年:48.67%
- 5年:31.1%
信託報酬も0.792%と比較的低水準です。
しかし残念ながら現在は新規販売が停止されています。
今から購入することはできませんが、どのような企業に投資していたのかを参考にする価値はあるでしょう。
宇宙ファンド投資で注意すべきポイント
宇宙関連ファンドは魅力的なテーマですが、注意点もあります。
まず値動きが非常に激しいことです。
宇宙産業は成長産業である一方で、期待先行で株価が上昇しやすい特徴があります。
そのため下落局面では大きく値下がりする可能性もあります。
また、「宇宙ファンドだからSpaceXが必ず組み入れられる」とは限りません。
SpaceX上場後に組み入れられる可能性は高いと考えられますが、現時点では確定ではありません。
そのためSpaceXへの投資を期待する場合は、各ファンドの運用方針や組入銘柄を定期的に確認する必要があります。
宇宙投資はコアではなくサテライトで考えるべき
動画で特に強調されていたのが資産配分です。
宇宙ファンドは魅力的ですが、資産の中心に据えるべきではないと説明されています。
具体的には、
- 90%程度を全世界株式やS&P500などの王道インデックス
- 5~10%程度を宇宙ファンド
という考え方です。
これなら宇宙産業の成長を取り込みながらも、大きな下落リスクを抑えることができます。
まとめ
SpaceX上場をきっかけに、宇宙産業への注目は今後さらに高まる可能性があります。
宇宙ビジネスはすでに夢物語ではなく、通信、防衛、GPS、インターネットなど社会を支える重要インフラへと変化しています。
市場規模も2035年には現在の約3倍となる1兆8,000億ドル規模に成長すると予測されており、長期的な成長テーマとして非常に魅力的です。
動画で紹介されたファンドの中では、コスト重視なら「SMT MIRAIndex宇宙」、積極的な成長を狙うなら「グローバル・スペース株式ファンド」、バランス重視なら「東京海上・宇宙関連株式ファンド」が有力候補として挙げられていました。
ただし宇宙関連投資は値動きが大きく、将来性が高い反面リスクも高い分野です。投資する場合は資産全体の一部にとどめ、長期的な視点で取り組むことが重要と言えるでしょう。


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