未上場AI企業に投資できるETFとは?OpenAI・Anthropic・SpaceX関連ETFの仕組みを初心者向けに解説

本記事は、YouTube動画『OpenAI、SpaceX、Anthropicに投資できるAI関連ETFとは』の内容を基に構成しています。

目次

導入

AIブームが続く中で、多くの投資家が注目しているのが、OpenAI、Anthropic、xAI、SpaceXといった未上場企業です。

これらの企業はAIの進化を支える中心的な存在ですが、通常はまだ株式市場に上場していないため、一般の個人投資家が直接株を買うことはできません。

しかし動画では、こうした未上場AI企業に間接的に投資できる可能性があるETFとして、AGIXと408A、つまりブラックロックのAI関連ETFが紹介されています。

未上場のAI企業に投資したい人が増えている理由

現在のAI市場では、NVIDIAやMicrosoft、Amazon、Googleのような上場企業だけでなく、未上場企業の存在感も急速に高まっています。

特に注目されているのが、ChatGPTを開発するOpenAI、Claudeを展開するAnthropic、そしてイーロン・マスク氏が関わるxAIやSpaceXです。

これらの企業は、AIモデルの開発、クラウド基盤、宇宙通信、データインフラなど、今後のテクノロジー市場を大きく左右する存在と見られています。

ただし、未上場企業は証券取引所で自由に売買できません。そのため、個人投資家が直接投資するには大きなハードルがあります。

AGIXとはどのようなETFなのか

動画で中心的に紹介されていたのが、AGIXというAI関連ETFです。

AGIXの特徴は、上場企業と未上場企業の両方に投資するハイブリッド型ETFである点です。

通常のETFは、NVIDIA、Microsoft、Amazon、Googleなど、すでに上場している企業を組み入れます。一方、AGIXはそれに加えて、AnthropicやSpaceXのような未上場企業にも一部投資している点が大きな特徴です。

動画によると、AGIXは純資産の大部分を上場AI関連企業に投資しつつ、全体の一部を未上場AI企業に振り向けています。具体的には、Anthropicが約2.49%、SpaceXが約1.81%程度組み入れられており、合計で約4.3%がこの2社に投資されていると説明されています。

AnthropicとSpaceXに投資できる意味

Anthropicは、AIチャットサービスClaudeを開発している企業です。

動画内でも、Claudeの性能についてかなり高く評価されており、OpenAIに対抗する存在として紹介されています。2023年頃はOpenAIの存在感が圧倒的でしたが、2024年以降はAnthropicの成長も目立つようになり、AI市場における競争はより激しくなっています。

一方、SpaceXはイーロン・マスク氏が率いる宇宙関連企業として有名です。動画では、SpaceXがxAIと関連する形でAI分野への投資対象にもなっていると説明されています。

つまりAGIXに投資することで、NVIDIAやMicrosoftのような上場AI企業だけでなく、将来IPOが期待される未上場の有力AI企業にも一部アクセスできるというわけです。

なぜETFが未上場株を持てるのか

初心者にとって気になるのは、「そもそもETFが未上場企業の株を持てるのか」という点です。

動画では、米国のSECが定める15%ルールが紹介されています。

これは、ETFや投資信託が保有できる非流動性資産、つまりすぐに売却しにくい資産の割合を、純資産の15%までに制限するルールです。

未上場株は、証券取引所で自由に売買できないため、非流動性資産に分類されます。そのためAGIXは、この15%の範囲内でAnthropicやSpaceXのような未上場株を保有しているという仕組みです。

AGIXの魅力はナスダック100と違う銘柄構成にもある

AGIXはAI関連ETFであるため、NVIDIAやAmazon、Microsoftなど、ナスダック100やFANG系ETFと重なる銘柄もあります。

しかし動画では、AGIXの構成銘柄にはナスダック100に含まれていない企業も多いと説明されています。

たとえば、SpaceXのような未上場企業はもちろん、台湾セミコンダクター、Oracle、Cloudflareなど、ナスダック100とは異なる銘柄も含まれています。

そのため、すでにナスダック100やFANG系の投資信託、ETFを持っている人でも、AGIXを確認してみると「意外と持っていない企業に投資できる」と感じる可能性があります。

未上場株の価格はどう決まるのか

未上場株は市場で毎日売買されているわけではありません。そのため、価格の決まり方も上場株とは異なります。

動画では、フェアバリュー、つまり公正価値という考え方が紹介されています。

これは、直近の資金調達ラウンドでの評価額、企業の売上、成長率、財務状況などをもとに、運用会社が推定価値を算出する仕組みです。さらに、独立した第三者機関が評価を検証することもあります。

ただし、これはあくまで推定価格です。実際にIPOしたときの株価を保証するものではありません。

IPOしたときにETFの中身はどう変わるのか

AGIXが保有している未上場株が将来IPOした場合、まず優先株が普通株に転換される可能性があります。

ベンチャー投資では、通常、機関投資家が優先株を保有しているケースがあります。IPOのタイミングでそれが普通株に変わり、一般の市場で取引できるようになるという流れです。

また、未上場時はフェアバリューで評価されていた株式が、上場後は市場価格で評価されるようになります。

ここで期待されるのが、流動性プレミアムです。未上場時よりも、上場後に多くの投資家が買えるようになることで、評価額が大きく見直される可能性があります。

もちろん、必ず上昇するわけではありません。IPO後に期待外れとなり、株価が下がるケースもあります。

OpenAIにも投資したい場合は408Aが選択肢になる

動画では、AGIXにはAnthropicとSpaceXが含まれている一方で、OpenAIはまだ入っていないと説明されています。

そこで紹介されていたのが、ブラックロックの「ベストAI」、証券コード408Aです。

408Aは、米国のBAIというAI関連ETFに投資するような形の商品で、世界各国のAI関連企業に分散投資します。候補銘柄は1000銘柄を超え、その中から40銘柄程度を厳選する仕組みとされています。

動画によると、以前はAnthropicのみが含まれていましたが、最近ではOpenAIも組み入れられたとのことです。

ただし、OpenAIやAnthropicへの投資比率はAGIXほど大きくはなく、あくまで一部の組み入れにとどまる点には注意が必要です。

AGIXと408Aの違い

AGIXと408Aは、どちらもAI関連ETFとして魅力がありますが、性格は少し異なります。

AGIXは、AnthropicやSpaceXのような未上場企業への投資比率を比較的重視したい人に向いています。特に、将来のIPOによる評価見直しを狙いたい人にとっては興味深いETFです。

一方、408AはOpenAIやAnthropicに一部アクセスしながら、米国以外のAI関連企業や半導体インフラ企業にも分散したい人に向いています。

動画では、両者の重複率は思ったほど高くなく、ウェイトベースで約21%程度と紹介されています。つまり、両方を持ったとしても完全に同じ中身になるわけではありません。

投資する際に注意すべき点

AGIXも408Aも、AIという成長テーマに投資できる魅力的なETFです。

しかし、注意点もあります。

まず、経費率は低くありません。動画ではAGIXの経費率が約0.99%、408Aも現状は約0.847%、将来的には約0.99%になると説明されています。

一般的なインデックスファンドと比べると、コストはかなり高めです。

また、AI関連銘柄は成長期待が大きい分、株価の変動も大きくなりやすいです。特に未上場企業の評価は不透明な部分もあり、IPO後に必ず大きく上がるとは限りません。

さらに、ドル建て資産に投資することになるため、為替リスクもあります。円高になれば、現地通貨ベースで上がっていても、円換算ではリターンが削られる可能性があります。

追加解説:AI ETFは「夢」と「リスク」が同居する商品

AI関連ETFの魅力は、将来大きく成長するかもしれない企業に早い段階から投資できる点にあります。

特にOpenAI、Anthropic、SpaceXのような企業は、今後のAI産業やテクノロジー産業を大きく変える可能性があります。

ただし、夢が大きい投資ほど、期待が先行しやすいことも忘れてはいけません。

AIブームが続いている間は高い評価を受けやすいですが、成長鈍化、金利上昇、規制強化、競争激化などが起これば、株価や評価額が大きく下がる可能性もあります。

そのため、AGIXや408Aは、資産の中心に据えるというよりも、成長テーマへのサテライト投資として考える方が現実的です。

まとめ

今回の動画では、OpenAI、Anthropic、SpaceXといった未上場AI企業に間接的に投資できるETFとして、AGIXと408Aが紹介されました。

AGIXは、AnthropicやSpaceXを組み入れている点が大きな特徴で、未上場AI企業のIPO前後の成長を狙いたい人にとって興味深いETFです。

一方、408AはOpenAIやAnthropicに一部アクセスしつつ、世界のAI関連企業に分散投資できる商品として紹介されていました。

どちらもAIの成長を取り込める可能性がある一方で、経費率の高さ、為替リスク、未上場株の評価リスク、AI関連銘柄特有の値動きの大きさには注意が必要です。

AIは今後も長期的な成長テーマであり続ける可能性があります。しかし、期待が大きい分、価格にすでに織り込まれている部分もあります。

そのため、投資する場合は「AIの未来に賭ける商品」として魅力を見るだけでなく、自分の資産全体の中でどの程度の比率にするかを冷静に考えることが重要です。

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